ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

3320    ダービー、ヴォーリズ六甲山荘、名人戦前夜祭

2011-05-31 08:20:43 | Weblog
※ 山荘の広間でくつろぐゼイタクなひと時。
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先週金曜からのブログ。

27日は保険の件で市役所へ。
自分でこなす用事ではないので気楽だ。
ウィズたからづかを読みながらノンビリと過ごす。
帰宅後歯医者さんへ。
きょうもたくさん脅された(?)
やっぱり歯磨きは大切だ。
Nは夕方からパナ○ニックへ。
風が強いのでモノレールをどうしようか迷っていた。


28日(土)
台風2号の影響で強い雨風。
将棋教室のお昼にザル蕎麦とカボチャの天ぷらを出すが、野菜ギライの西田三段が天ぷらを食べなかったようだ。
坪井1級はトマトが嫌いだし・・・男はなんで野菜ギライが多い??
足も痛いし、午後はゆっくり昼寝でもと思っていたのだが、ネットでベガホールのスケジュール表を見ると
カラオケ発表会と出ている。



プログラムを開くと200名近い参加者だ。
うち、男性は1、2割。
午前開始なので、私が行った時はすでに60番台だった。
全体的にレベルは???なので楽しく聴ける。
でも、『愛をありがとう』 という曲を唄った女性はとても上手で、オシャベリでざわついていた会場がシーンとなっていた。
それなのに終わったあとの拍手はまばら。
これは嫉妬ゆえだろうか。

愛をありがとう


夜はダービーの予想。
残念だが、レース時の雨はまぬがれそうにない。



29日(日)

昼近くになり、ようやく予想を決める。
15番と16番、トーセンラーとトーセンレーヴ2頭の単勝。
オルフェーブルが来ても、この買い方ならアキラメがつきそうだ(こういう姿勢だからいつまでも勝てないのかな)
教室があるので実家でテレビ中継を見る。
馬場は不良。
1番人気のオルフェーブルはちょっとテンション高めで、池添騎手が時おり振り落とされそうになる。
それに引きかえ、私のトーセン2頭はどうも地味だ。
特にラーなんて、ものすごく小さくてビックリした。

そして結果は
1着オルフェーブル(1番人気)
2着ウィンバリアシオン(10番人気)
3着ベルシャザール(8番人気)

池添が泣いた。
うれしそうに何度も何度もオルフェーブルを叩いている。
さすがにいい表情だった。


30日(月)

この日はY崎さんからのお誘いで、ヴォーリズ六甲山荘へ出かける。
きのうまでの雨も上がり、11時にY崎さんのクルマで出発。

山荘は昭和9年に建てられたヴォーリズ設計の個人別荘で、現在は国の有形文化財として保存されている。
高速で唐櫃まで行き、そこから15分ほどグルグルと山道を上がる。

間もなく雑木林の細い道に入り、「ここで降りて真っ直ぐ歩いていってください」
「少し行くと池がありますから、そのすぐそばです」

言われたとおり、Nと二人で雑木林の小道を歩く。
辺りはシンと静かで、前日の台風で折れた木の枝や濃い緑の葉っぱが霧に湿って落ちている。
時おり、かわいいオレンジ色の花が咲いており、近寄ってみるとツツジのようだった。
小道の脇からはたまに別荘風の建物が見えるが、使われているのかいないのかよくわからない。
あとで聞くと、昔は外国人用の別荘が多かったらしい。
緯度が軽井沢と同じというから、夏はかなり過ごしやすいのだろう。
間もなく池が現れ、そのすぐ先にY崎さんのクルマが停まっているのが見えた。

門を入ると、そこは1700坪の敷地。
ヤツデ、赤い実をつけたアオキ、シャガなど、雨にぬれて青々とした草木が気持ちよく迎えてくれる。
先ほど見つけたのと同じ赤いツツジが咲いており、これが本当のヤマツツジというのだそうだ(ふだんよく見かけるピンク色のはミツバツツジ)
庭の向こうにはパンやピザを焼く石釜も見えた。
写真を撮っていると、あっという間に手がかじかんでくる。
現地は5,6度低いと聞いていたので暖かい格好で行ったのだが、真冬の服装でもいいぐらいだ。

Y崎さんから山荘の内部を案内してもらう。
建物は80坪の木造平屋建てで家具調度品も当時のまま残されており、今も大事に使われている。
広間や食堂にはヒノキやナラ材がたっぷりと使われ、船底天井というのも初めて見た。
長い廊下の両側には幾つもの部屋が並び、まるでホテルオーバールックのようだ。
夫婦の寝室、子ども部屋、客室、使用人の部屋、台所、などなど。
そのどれもにトイレと洗面台がついており、プライバシー重視の精神を感じる。
部屋のすべてに作りつけの収納庫があり、主婦からすれば100点満点の部屋ばかりだ。
特に台所は、床から天井まで四方八方がトビラ付き収納棚になっており、「もうここで生活の全てをまかなってもいい!」 と思えるような素晴らしい空間だった。
オモシロかったのが使用人用の部屋で、縦長にくり抜かれた壁の中からアイロン台が飛び出したのにはビックリした。
あと意外だったのがお風呂で、正真正銘の五右衛門風呂なのだが、古いというよりはむしろモダンに感じる。

広間へ戻り庭へ出る。
ここは夏向きの別荘ということで、リビングは北向き、逆に、寝室やプライベートルーム、ゲストルームなどが南向きになっている。
そして、ここにもあっとビックリなトリックがあった。
それは広間用の雨戸を収納する戸袋で、これがレールの端で90度回転することにより、窓をふさぐことなく、建物の横手に収納されてしまうのだ。
このヴォーリズ設計のすごいところは、人が気持ちよく暮らせるよう、建物中あらゆるところに、さり気なく大仕掛けが施されている点だと思う。
とてもここには書ききれないので、興味のある方は他の方の書かれたブログやHPを検索してみてください。

そのあと、赤々と火のともる暖炉のそばで、Y崎さんの用意してくださったお弁当をいただく。
パチパチと木の燃える音が心地よい。
そのあとコーヒータイムだったが、Nがアンコの串ダンゴを2本も食べる。
辺りはザワザワと鳴る風の音、窓ガラス越しには霧にぬれた青い庭と、大きくかしいでゆれる高い松の木が見えるだけ。
無駄な音、無駄な色はいっさい無い。


3時過ぎに山荘を出る。
歩いてきた小道を抜け、山道から10分も下るともう現実の世界だ。
このあと用事があったので、清荒神の自宅前まで送っていただいてお別れ。
貴重な体験をさせていただいたY崎さんに心から感謝申し上げます。



夜からは、宝塚ホテルで行われる将棋名人戦前夜祭にNと出席。
久しぶりの東さん、ますます少年のような井上慶太八段とお話しできてうれしかった。
朝日のSさんの御好意で羽生名人とNと私とのスリーショットを撮っていただくが、その時、
「これ、うちの鳥です」 と小声で言いながら、素早く名人に金太郎の写真を手渡す。
「エ? あっ! こ、これはどうも」 面食らいながらも温かく受けとっていただけた。
パーティーの間じゅう、名人の上着のポケットにキンチャンの写真が入ってると思うと愉快でならなかった。
あと、○尾さんや○島さん、連盟の○田さん、追っかけ(?)のSさんとも会えてホッとする。
挑戦者の森内九段とはテーブルがちょっと離れていたのでお会いできなかったが、生の声を聞けたのでよしとしよう。

パーティーが終わって途中まで○尾さんと帰る。
映画 『阪急電車』 の話になりかけるが、すぐ着いてしまったので残念だった。


きょうは忙しくも楽しく充実した1日となった。
Y崎さんとS藤さんに改めて感謝いたします。



おわり

コメント (7)
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