※ 「大石くん、ここに立ちーや」
「ハイ」
「もちょっと右へ寄って・・・・よっしゃ」
すなおな弟子と熱心な師匠がくり広げるほほえましい世界。
宝塚南口駅構内にて。
クリック♪
きのうより幾分寒さはゆるむ。
朝、のろのろと身支度をしているとピンポンが鳴る。
きょうは大石新四段とご両親がいらっしゃる日なのだ。
Nが玄関で出迎えをしている間に、ソッコーでファンデとリップクリームを塗る。
あわててリビングへ出る。
ひと通りアイサツが終わったあと、大石くんからのプレゼントがあった。
「自分で選んでみたんですけど・・・」
同じ包みが2つで、ひとつは私の分らしい。
(へえ! なんだろう) とドキドキしながら袋を開けると、なんと、双眼鏡だった!!
Nはシルバー、私はピンクの色違い。
このプレゼントの意味、わかる人にはわかるでしょう。
それにしても、あの大石君がよく思いついたものだ。
これ、ほんとに自分で選んだのと聞くと、はあ、そうですとのこと。
ありがとう大石くん。
そういえば、去年HIROへ一緒に行ったときにスポーツ紙を見ながら 「四段になったら○○へ連れていってあげるからね」 と軽く約束した記憶がある。
よし、決めた!
年内には必ず、花の指定席へエスコートしてあげましょう
11時半に家を出て、予約していたTホテルへ。
日本料理の店で、南天の間へ入る。
入った瞬間から大撮影大会。
床の間のユリの花をバックに大石くんを立たせてパチリパチリ。
お料理は三段重ねのお重で、1番上に白くてフワッとした揚げせんべい状のものが乗っている。
仲居さんに聞くと、ホタテのしんじょ揚げだった。
色んな話の最中に、三段リーグ最終日近くはお家の方も大変だったでしょうねと聞くと
ちょうどその時分に大石くんの弟がインフルエンザに罹っていたらしい。
ええっ、それは大変でしたねーと言うと、「ええ、それでもうずっと隔離してましたから」 とお母様。
隔離部屋でひとりポツンと過ごす弟くんの姿が浮かび上がり、気の毒だが大笑いしてしまった(超失礼)
食事のあとは、すぐ目の前のティールーム‘ルネサンス’へ。
柔らかい絨毯の広々としたフロア。
高い天井から吊り下がる豪奢なシャンデリアに猫脚の家具、布張りのソファー。
ドレープ入りのカーテンがかかる窓からは中庭の噴水が見える。
リッチな気分に浸りながらオシャベリを楽しんでいると、とつぜんお腹が痛くなってきた。
それも、めったに経験しないめずらしい痛み方だ。
平気な風を装いながらあれこれ考えると、どうも久々に飲んだオレンジジュースが原因のようだ。
冷たいものは久しぶりだったが、おいしくて一気に飲んだのがいけなかったのだろう。
しばらくガマンしていたが、やり過ごせそうにないので洗面所へ。
なんとか治まってホッとする。
ルネサンスを出るとき、会計の札(?)の取り合いで、大石くんのお母さんとNとがすごい事になっていた。
「いや、それはいけません!」
「いえいえ、ここはほんとにワタクシ達が」
「いやいや!」
「いえいえ!」
取っ組み合いの末、大石母の勝ち
大石くんの勝負根性の源を見たような気がした。
そのあとは中庭や廊下などで、大石くんをモデルに再び大撮影大会。
青空の下、はにかんだ顔にちょっとぎこちないポーズが初々しい。
Nがハリキって、腰をそらせながら何枚も何枚も撮る。
腰痛が出ないかと心配だったが、こういう時は何を言っても馬耳東風なのだ。
そんな二人をうれしそうに(可笑しそうに?)見守るご両親も、ホンワカといいムードだ。
南口の駅に着くともう4時前だった。
そのまま一緒に宝塚線へ乗り換えるが、電車の中でNを見ると、口のまわりがチョコレートだらけでビックリする。
ルネサンスで食べたケーキのせいだろうが・・・・・・あまりにも無頓着すぎる
それにしても、きょうは晴れてよかった。
久々のTホテルも良かったし(高校時代、テーブルマナーの授業で来たという大石君のお母さんも懐かしそうだった)
何より、本当にこういう日が来たんだなあと実感できるシアワセな1日だった。
大石くんの未来が明るいものでありますよう。
ここをお読みの皆さま方にも、改めて、大石四段をどうぞよろしくとお願い申し上げます。
追記
大石くんのご実家です。
ぜひ1度お立ち寄りください。
志紀将棋センター
おわり
「ハイ」
「もちょっと右へ寄って・・・・よっしゃ」
すなおな弟子と熱心な師匠がくり広げるほほえましい世界。
宝塚南口駅構内にて。
クリック♪
きのうより幾分寒さはゆるむ。
朝、のろのろと身支度をしているとピンポンが鳴る。
きょうは大石新四段とご両親がいらっしゃる日なのだ。
Nが玄関で出迎えをしている間に、ソッコーでファンデとリップクリームを塗る。
あわててリビングへ出る。
ひと通りアイサツが終わったあと、大石くんからのプレゼントがあった。
「自分で選んでみたんですけど・・・」
同じ包みが2つで、ひとつは私の分らしい。
(へえ! なんだろう) とドキドキしながら袋を開けると、なんと、双眼鏡だった!!
Nはシルバー、私はピンクの色違い。
このプレゼントの意味、わかる人にはわかるでしょう。
それにしても、あの大石君がよく思いついたものだ。
これ、ほんとに自分で選んだのと聞くと、はあ、そうですとのこと。
ありがとう大石くん。
そういえば、去年HIROへ一緒に行ったときにスポーツ紙を見ながら 「四段になったら○○へ連れていってあげるからね」 と軽く約束した記憶がある。
よし、決めた!
年内には必ず、花の指定席へエスコートしてあげましょう
11時半に家を出て、予約していたTホテルへ。
日本料理の店で、南天の間へ入る。
入った瞬間から大撮影大会。
床の間のユリの花をバックに大石くんを立たせてパチリパチリ。
お料理は三段重ねのお重で、1番上に白くてフワッとした揚げせんべい状のものが乗っている。
仲居さんに聞くと、ホタテのしんじょ揚げだった。
色んな話の最中に、三段リーグ最終日近くはお家の方も大変だったでしょうねと聞くと
ちょうどその時分に大石くんの弟がインフルエンザに罹っていたらしい。
ええっ、それは大変でしたねーと言うと、「ええ、それでもうずっと隔離してましたから」 とお母様。
隔離部屋でひとりポツンと過ごす弟くんの姿が浮かび上がり、気の毒だが大笑いしてしまった(超失礼)
食事のあとは、すぐ目の前のティールーム‘ルネサンス’へ。
柔らかい絨毯の広々としたフロア。
高い天井から吊り下がる豪奢なシャンデリアに猫脚の家具、布張りのソファー。
ドレープ入りのカーテンがかかる窓からは中庭の噴水が見える。
リッチな気分に浸りながらオシャベリを楽しんでいると、とつぜんお腹が痛くなってきた。
それも、めったに経験しないめずらしい痛み方だ。
平気な風を装いながらあれこれ考えると、どうも久々に飲んだオレンジジュースが原因のようだ。
冷たいものは久しぶりだったが、おいしくて一気に飲んだのがいけなかったのだろう。
しばらくガマンしていたが、やり過ごせそうにないので洗面所へ。
なんとか治まってホッとする。
ルネサンスを出るとき、会計の札(?)の取り合いで、大石くんのお母さんとNとがすごい事になっていた。
「いや、それはいけません!」
「いえいえ、ここはほんとにワタクシ達が」
「いやいや!」
「いえいえ!」
取っ組み合いの末、大石母の勝ち
大石くんの勝負根性の源を見たような気がした。
そのあとは中庭や廊下などで、大石くんをモデルに再び大撮影大会。
青空の下、はにかんだ顔にちょっとぎこちないポーズが初々しい。
Nがハリキって、腰をそらせながら何枚も何枚も撮る。
腰痛が出ないかと心配だったが、こういう時は何を言っても馬耳東風なのだ。
そんな二人をうれしそうに(可笑しそうに?)見守るご両親も、ホンワカといいムードだ。
南口の駅に着くともう4時前だった。
そのまま一緒に宝塚線へ乗り換えるが、電車の中でNを見ると、口のまわりがチョコレートだらけでビックリする。
ルネサンスで食べたケーキのせいだろうが・・・・・・あまりにも無頓着すぎる
それにしても、きょうは晴れてよかった。
久々のTホテルも良かったし(高校時代、テーブルマナーの授業で来たという大石君のお母さんも懐かしそうだった)
何より、本当にこういう日が来たんだなあと実感できるシアワセな1日だった。
大石くんの未来が明るいものでありますよう。
ここをお読みの皆さま方にも、改めて、大石四段をどうぞよろしくとお願い申し上げます。
追記
大石くんのご実家です。
ぜひ1度お立ち寄りください。
志紀将棋センター
おわり