６７４ 虫がわく

※　派手なトビオの陰で、なかなか出演の機会がないクロ。
　　体は弱いが、幼稚くて憎めない性格のクロ。
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ずいぶんと食欲が沸いてきた。
お昼は、昨夜の残りの　‘鶏とソラマメの炒め物’　とアサリの佃煮をパクパク食べる。
Ｎは自作のカレーを食べたあと、近大へ行くため１２時過ぎに家を出る。

いい天気だが、ちょっと外へ出るとすぐ疲れるのでやっぱり何処へも行けない。
シャワーを浴びて洗濯ものを干してたあとPCで遊ぶ。
ケーブルの旅チャンネルやショップチャンネルはちょっと飽きてしまった。

夕方ウトウトしているとＮが珍しく早く帰ってきた。
夕飯はカレーだけど　‘福神漬け’　と　‘ラッキョウ’　がない。
私は　‘ラッキョと福神漬けのないカレー’　はカレーと認めない体質なので、コンコン言いつつミニコープまで買いに行く。
途中、白い小さな花がサクランボのように揺れている木があって　（何の木だろう）　と見上げると　「エゴノキ」　と書いてあった。
以前Ｎと２人で通ったときに　「誰かさんみたいな名前やなぁ」　と言われたことを思い出す。
でも名前のわりには清楚で奥ゆかしそうな花だった。
どうしてこんなヒドイ名前がついたのだろう？？

ラッキョと福神漬けを買って帰り２人でカレーを食べる　（Ｎはゼッタイにらっきょうを食べない）
Ｎ手作りのカレーはしっかりしたトロミがあってとっても美味しいが、小さな虫が何匹もワンワン飛び回ってうるさい。
追い払っても追い払ってもしつこくカレーのそばを飛びまわる。
私が臥せっている間に、Ｎが台所から虫をわかせてしまったらしいのだ。
流しへ行ってそこらの茶碗やバナナを触るたび、ムゥオ～ンという感じで２，３０匹がいっせいに飛び立つ。
これは一体なんと言う虫なのだろう？？？

夜、寝転がって詰め将棋を作っていたＮがウツラウツラしていたかと思うと、突然　「また弁当～？」　と叫ぶ。
驚いてふり向くと寝言のようだった　（カワイソウだなぁ）


今から　『めぞん一刻』　を観る


おわり