修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

寒アヤメを求めて二葉の里を歩く

2018-02-23 13:04:41 | 散歩道

 昨年2月に縮景園で寒アヤメに出会ったものの、今年は同園では咲いていないのを寂しく思っていました。どこかの庭先ででも見られるかと思っていましたがそれも叶わずにいました。その花が二葉の里の國前寺に咲いているというので、散策がてら出掛けてみました。

↓ 広島駅新幹線口から徒歩10分程のところにある國前寺の境内で今年も寒アヤメに出会うことが出来ました。

 ↓ 國前寺仁王門。國前寺は日蓮宗の寺院で、広島藩浅野2代藩主光晟とその夫人満姫の菩提寺とのこと。

 ↓ 二葉山を見上げる二葉の里の一画に國前寺の立派な本堂と庫裏が建っています。

 ↓ 寒アヤメは境内の数か所の植え込みで大事に栽培されて綺麗に咲いていました。

 ↓ 寒アヤメは地中海沿岸地域を原産地とするアヤメ科の多年草。別名をウィンターアイリス、カンザキアヤメなどとも言われます。

↓ 花の少ない冬に花開く貴重な花のひとつです。花期は1月下旬頃からで、2月下旬を迎えて花の盛りをやや過ぎた頃となっていました。

 ↓ 國前寺を出た後、その東隣にある聖光寺を訪ねました。聖光寺は曹洞宗の禅寺で、山号の広島山は毛利輝元から贈られたと言われています。

 ↓ 大石内蔵助父子の遺髪塚が聖光寺境内にあります。討ち入りした赤穂浪士唯一の生き残り寺坂吉右衛門が討ち入り成就の報告を広島藩浅野家に行なうに当たり遺髪を持ち帰り、それをここ聖光寺に祀ったということです。

 ↓ 聖光寺境内の高台に建つ聖光観音像です。黄金色に輝くとても背の高い観音様です。

 ↓ 聖光寺の高台から広島駅方面を望むと、駅前や北口の再開発ビルが完成して景観が大変化していました。

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残雪豊かな比婆山を歩く(その3)烏帽子山からの眺望

2018-02-22 11:12:19 | 山歩き

 午後の烏帽子山からの周囲360度の眺望は素晴らしいものでした。なかなか得られない透明度があって、遠く大山や烏ヶ山もくっきりと見ることが出来ました。この日カメラで捉えることの出来た名峰たちをご紹介します。〔2月18日(日)〕

↓ 毛無山(1,143.7m)、伊良谷山(1,148.8m)、牛曳山(1,144m)の比婆山系の3座の先に伯耆大山(1,729m)や道後山(1,271m)などの名峰がずらりと並ぶ絶景が広がっていました。

↓ 毛無山(1,143.7m)、船通山(1,142.4m)の先に伯耆大山(1,729m)、烏ヶ山(1,448m)がくっきりと浮かんでいます。

↓ 伯耆大山(1,729m)、烏ヶ山(1,448m)をアップで眺めてみました。

↓ 鳥取・島根県境の船通山(1,142.4m)です。雪解け後に咲くカタクリの花で有名です。

↓ 備北の名峰の岩桶山(1,271m)、道後山(1,271m)の山塊です。

↓ スキー場を擁する猫山(1,195.4m)

↓ 比婆山の直ぐ南側に聳える福田頭(1,252.7m)

↓ 比婆山とは兄弟峰のような吾妻山(1,238.4m)がどっしりと対峙しています。

↓ 吾妻山の山頂部をアップで捉えてみました。山頂には人影がないようでした。

↓ 吾妻山の右肩から覗くのは、広島・島根県境の険峰の猴政山(1,267.7m)です。

↓ 更に猿政山の右側から三瓶山(1,125.9m)が覗いています。

↓ 眼前に控えるのは比婆山(1,264m)です。

↓ 眼下には県民の森公園センターのある六ノ原が、遥か先には道後山系の山々が望めました。将に大眺望でした!

↓ あまりにも好眺望だっただけに、なかなか去り難い気持ちでした!

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残雪豊かな比婆山を歩く(その2)

2018-02-21 14:26:34 | 山歩き

 烏帽子山の山頂で後続のメンバーの到着を待って比婆山(御陵)に向け出発しました。朝からのあまりもの 好天に比婆山々頂付近の霧氷はほぼ消えてしまったようでした。比婆山の山頂で昼食を摂ってから登り来た道を折り返し下山することにしました。烏帽子山の山頂に戻ると、周囲360度の大眺望の透明度が上がってこれ以上はもう望みようもない程の見事な眺望に変わっていました。いつまでも眺めていたい気持ちでしたが、沢山の写真を撮ってから出雲峠を経由して六ノ原に向け下山しました。

↓ 烏帽子山(1,225.1m)から眺めたこれから登り行く比婆山(1,264m)です。残念ながら山頂付近の霧氷はほぼ消えてしまったようでした。

 ↓ 烏帽子山から一度鞍部に下り、比婆山への上り勾配へと入って行きました。

↓ 比婆山の山域には見事なブナの純林が広がっています。

 ↓ 夏山登山道は通らない比婆山の最高点(1,264m)をトレースは通っていました。このピークを越えたところでランチタイムを取りました。

↓ 昼食後、直ぐ南隣のピークにある御陵まで足を延ばしました。「比婆山御陵」の案内板は半分雪に埋もれていました。

↓ 雪に覆われた御陵のマウンドです。祠は完全に雪に埋もれていました。

 ↓ 好天の下、たっぷりの雪に包まれた御陵の全景です。朝のうちは、ここも霧氷に包まれより神々しい雰囲気であったかと思われます。

 ↓ 雪に塗れた門栂(もんとが)の一本のイチイの樹。

 ↓ 比婆山からの下山の道で鞍部から烏帽子山の山頂部を見上げる。

 ↓ 烏帽子山々頂直下で待機していたメンバーと合流してコーヒータイム! コーヒーを戴きながら稜線部の雪庇を眺めました。

 ↓ 烏帽子山々頂に戻ってみると、空気の透明度が上がって周囲360度見事な眺望が広がっていました。眺望の詳細は別途ご紹介したいと思います。

 ↓ 烏帽子山の稜線は風の強い所で、各所に風が描いたシュカブラを見ることが出来ました。

 ↓ 烏帽子山から出雲峠へと登り来た直登尾根を下ります。

 ↓ 古ブナに再会!~直登尾根の上り口にある馴染みの古ブナです。幹の半分ほどは朽ちて枯れていますが残りの半分は生きており、高く枝を伸ばしています。

↓ 出雲峠へと下ってきました。ききょうが丘の前面に広い雪原が広がっています。

 ↓ たっぷりの雪の道を六ノ原へと下り行きます。

 ↓ 登山道脇にハート形の雪解けが・・・・!

 ↓ 午後2時20分、無事に六ノ原へ下山しました!

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残雪豊かな比婆山を歩く(その1)

2018-02-20 19:14:26 | 山歩き

 立春を過ぎても朝夕まだ寒い日が続いています。もう山の雪は残雪と言っても良い時期ですが、広島の県北の峰々にはまだ豊かな雪が残っています。またこれから先にも更に積もるのではとの予感もし、山はまだ冬山の状態かとも思ったりします。この日は春を想う気持ちを持ちながらも、また一方で冬山の情景をも期待して比婆山を訪ねました。〔2月18日(日)〕

↓ 午前8時過ぎ、雪に埋もれた六ノ原の県民の森公園センターから山行のスタートです

↓ 六ノ原から見上げる比婆山の山頂付近はこの朝も霧氷で真っ白な状態でした。朝早くからスキー場に向かう人の列が続いていました。

↓ 朝から想定外の好天!青空の下、豊かな雪を蹴って出雲峠へと向かいます。

↓ 雪に埋もれた道標です。積雪は1メートル程度でしょうか!

↓ 出雲峠の避難小屋越しに毛無山(1,143.7m)を仰ぎ見る。

↓ 出雲峠を後にすると、いよいよ烏帽子山(1,225.1m)への急登が待っています。

↓ 夏山登山道は谷筋をトラバースしながら登って行きますが、ブッシュが雪に埋まった冬は山頂へ直行する尾根筋を辿ります。ブナなどの樹々が美しい森を抜けて行きます。

↓ 直登する尾根の端っこを観察してみると、雪庇を形成した崖となっていた!あまり近付きたくない地形でした。

↓ 危険なところは得てして眺望が良いものです。雪庇を観察した所から、毛無山(1,143.7m)、伊良谷山(1,148.8m)、牛曳山(1,144m)の連山がきれいに望めました。

↓ 急登がやや緩んでくると、樹々に付着した雪片が多くなってきました。寒冷な時には見事な樹氷、霧氷であったのでしょう!

↓ 地形がなだらかになって烏帽子山の山頂が近付いてきました。先行しているトレースはどういう訳か山頂広場に向かっていませんでした。

↓ 烏帽子山山頂付近から比婆山(1,264m)がきれいに望めました。

↓ 道標も完全に雪に埋まった烏帽子山の山頂広場です。まったく無垢なヴァージンスノーの山頂でした。

↓ 烏帽子山から雪を纏った烏帽子岩越しに吾妻山(1,238.4m)が眺望出来ました。見事な冬景色です。

↓ 吾妻山とは反対の東方遥かには大山(1,710.6m)が望めました。手前に船通山(1,142.5m)、毛無山(1,143.7m)などを従えた大きな眺望でした。

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スプリング・エフェメラル開花

2018-02-19 11:03:06 | 散歩道

 比婆山へ山登りに出掛けその帰りに庄原市総領町のセツブンソウ公開自生地と三次市吉舎町安田のユキワリイチゲ自生地を訪ねてみました。様子見での訪問でしたが、何とどちらの花も予想以上の勢いで咲き始めていました! 寒い寒いと言っている間も自然界は確実にステップを刻んで、もう春到来です!〔2月18日(日)〕

↓ 総領町中領家の八幡宮横の節分草自生地が例年通り7か所の公開自生地のトップを切って前日の2月17日(土)から公開されており、訪ねてみるとさっそくに可憐な花々が揃い踏みを見せてくれました!

 ↓ まだ自生地の特に日当たりの良いところだけ開花している状況ですが、こうして綺麗に咲いてくれると春の訪れが感じ取れて嬉しくなります。

 ↓ 春先あるいは春の一瞬に、はかなくも短い命を惜しむように美しく山野に咲き咲いた後は静かに消えていく小さな花々をスプリング・エフェメラルと呼びますが、セツブンソウもそのひとつです。今咲いているのはその中でも走りの貴重な花で、特に美しく可憐に感じられます。

 ↓ 今はまだ小さな蕾が多い状態ですが、開き始めた蕾もまた可憐で美しいものです。

 ↓ 今冬は寒冷で雪の多かったことからセツブンソウの開花も遅れ気味で、ここまで密集してもう花開いてくれていたのは驚きでした。

↓ 八幡宮横の自生地は特に日当たりの良いところ。総領川を挟んだ北面の自生地はまだ雪の下で花期はかなり遅れそうです。地元の方にお聞きすると見頃は今月末頃になるのではとのことでした。自生地の公開が終わる3月11日(日)には節分草祭が開かれる予定だそうです。

 ↓ 次いで吉舎町安田のユキワリイチゲ自生地を訪ねました。早いものはもう1月末頃から開花を始めているとのことで、沢山の蕾が揃う中でポツリポツリと咲き始めている状態でした。

 ↓ 日当たりの下でしか開かない花で、訪ねた時はもう日陰になって2時間くらい経った頃でしたので完全に花開いたものはありませんでした。やや閉じ気味の花ですが、春の訪れだけは確実に伝えてくれました。

 ↓ 西の空が夕焼け色に染まる頃、三次市三和町から安芸高田市甲田町に入ったところで西の空に彩光雲を見ることが出来ました。古来から彩光雲は瑞相と言われているとか!何か良いことが起きるかも知れません!?

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