修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

残雪豊かな比婆山を歩く(その1)

2018-02-20 19:14:26 | 山歩き

 立春を過ぎても朝夕まだ寒い日が続いています。もう山の雪は残雪と言っても良い時期ですが、広島の県北の峰々にはまだ豊かな雪が残っています。またこれから先にも更に積もるのではとの予感もし、山はまだ冬山の状態かとも思ったりします。この日は春を想う気持ちを持ちながらも、また一方で冬山の情景をも期待して比婆山を訪ねました。〔2月18日(日)〕

↓ 午前8時過ぎ、雪に埋もれた六ノ原の県民の森公園センターから山行のスタートです

↓ 六ノ原から見上げる比婆山の山頂付近はこの朝も霧氷で真っ白な状態でした。朝早くからスキー場に向かう人の列が続いていました。

↓ 朝から想定外の好天!青空の下、豊かな雪を蹴って出雲峠へと向かいます。

↓ 雪に埋もれた道標です。積雪は1メートル程度でしょうか!

↓ 出雲峠の避難小屋越しに毛無山(1,143.7m)を仰ぎ見る。

↓ 出雲峠を後にすると、いよいよ烏帽子山(1,225.1m)への急登が待っています。

↓ 夏山登山道は谷筋をトラバースしながら登って行きますが、ブッシュが雪に埋まった冬は山頂へ直行する尾根筋を辿ります。ブナなどの樹々が美しい森を抜けて行きます。

↓ 直登する尾根の端っこを観察してみると、雪庇を形成した崖となっていた!あまり近付きたくない地形でした。

↓ 危険なところは得てして眺望が良いものです。雪庇を観察した所から、毛無山(1,143.7m)、伊良谷山(1,148.8m)、牛曳山(1,144m)の連山がきれいに望めました。

↓ 急登がやや緩んでくると、樹々に付着した雪片が多くなってきました。寒冷な時には見事な樹氷、霧氷であったのでしょう!

↓ 地形がなだらかになって烏帽子山の山頂が近付いてきました。先行しているトレースはどういう訳か山頂広場に向かっていませんでした。

↓ 烏帽子山山頂付近から比婆山(1,264m)がきれいに望めました。

↓ 道標も完全に雪に埋まった烏帽子山の山頂広場です。まったく無垢なヴァージンスノーの山頂でした。

↓ 烏帽子山から雪を纏った烏帽子岩越しに吾妻山(1,238.4m)が眺望出来ました。見事な冬景色です。

↓ 吾妻山とは反対の東方遥かには大山(1,710.6m)が望めました。手前に船通山(1,142.5m)、毛無山(1,143.7m)などを従えた大きな眺望でした。

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