早々に開花宣言が出ると思っていた今年のソメイヨシノは広島でも、松山でも寒の戻りのせいかまだ開花しません！ここ愛媛では今陽光桜が一足早く開花しています。ヨウコウ(陽光)は愛媛県東温市出身の高岡正明氏が戦死した教え子たちの冥福を祈るために作出した戦後生まれの桜です。2015年に笹野高史主演で高岡正明の生涯をモデルに描かれた映画「陽光桜ーYOKO THE CHERRY BLOSSOM」が制作されています。〔3月19日(木)〕
↓ 重信川右岸の「桜づつみ公園」に陽光桜見物に出掛けました。ヨウコウはソメイヨシノより少し早めに咲き、花は一重の大輪で鮮やかなピンク色を呈しています。
↓ 重信川の右岸堤防に開かれた「桜づつみ公園」にはヨウコウを中心に桜が植えられています。皿ヶ嶺連峰を仰ぎ見る風光明媚な公園です。
↓ 樹の天辺まで大輪の花が咲くヨウコウです。高岡正明氏はアマギヨシノ(天城吉野)とカンヒザクラ(寒緋桜)を交雑して作出したと伝えられています。
↓ ピンク色の濃いソメイヨシノに比べてより一回りは大きい花です！
↓ ヨウコウもまだ咲き始め！満開になると青空が見えないほどの密度となります！
↓ ヨウコウに交じってオオシマザクラが植えられていました。こちらはもう満開のピークを過ぎた感じでした。
↓ 園地の端っこにコブシ(モクレン科モクレン属)が満開状態でした。
↓ 見事に開いたコブシの花！
↓ ヨウコウの樹形は広卵状。満開になるとその特徴がよく分かります。
↓ ヨウコウは1981年に種苗法により品種登録されたとのことですが、そらから約40年、今や各地でその姿を見ることが出来るようになってきました。
