修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

「没後20年 畦地梅太郎 山のなか 本のなか」展を見る

2020-03-24 06:57:00 | 散歩道

 愛媛県美術館で山の風景や生き物、代表作である山男など、様々な角度から山を表現して「山の版画家」として名の知られた畦地梅太郎(1902-1999)の没後20年の回顧展が開催されています(会期:2月1日(土)~3月29日(日)。畦地は宇和島市三間町生まれで郷土出身作家です。山岳文芸雑誌などでの活動、書籍の装丁や蔵書票の制作など「本の仕事」にも焦点が当てられたユニークな展覧会でした。初期から最晩期までの200点を超える版画作品を追うのは最後には疲労感を覚えましたが、氏の多感さに時に感心し、独特のペーソスに時に微笑みながら会場を廻りました。〔3月22日(日)〕

↓ 「石鎚山(1953年)。デフォルメされた石鎚山の山容が新鮮で面白く思いました。(作品は撮影禁止、図録を撮影しました。)

↓ 本回顧展のポスターです。絵は「よろこびの山」(1973年)。

↓ 会場の愛媛県美術館正面です。

↓ 愛媛県美術館の正面ガラスに掲出された案内です。

↓ 「山男」(1953年) 山男が誕生した作品です。山ばかり表現しているのは寂しくなったことから山男は生まれたようです!(図録を撮影)

↓ 「鳥と山男」(1955年) 大分洗練された山男となって来た感じです。(図録を撮影)山男には山岳雑誌などでよく会いました。

↓ 「石鎚山」(1985年) 晩年83歳での作品。愛媛県民文化会舘ホールの緞帳の原画です。(図録を撮影)

 

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