1974年の年の暮れ、新宿模索舎で買った、たった700枚しかプレスされなかった、「チャーリー・フロイドのように」というレコードを持って、5/27㈪田中研二さんの松本でのコンサートに出かけた。今、彼はシドニーに住んでいるので、数年に一度しか日本でのコンサートは聞くことができない。数年前の辰野のオーリアッドでのコンサートは信州への引っ越しのどさくさで聞くことができず。今回は初めて彼のコンサートを聴くことができた。レコードを買ってから実に50年振りだ。松本は田中研二さんの第二の故郷、1970年の前後に大学の裏表8年をやった場所であり、私の高校時代と東京に出た大学時代と重なる頃の歌、コンサートでも歌われた「すすき川の流れるところ」は、♪さようなら人混みの本町通り、よっぱらいのよろめく裏通り♪、、と松本の街の描写から始まる。田中研二@松本 V 20240527 210140 vHDR Auto 歌は5番目の歌詞で、♪それともチャーリー・フロイドのように、はみかみ屋の泥棒になろうか、流れる流れるあの川は今も僕のどこかに流れる。もうずい分遠く来てしまたのに、すすき川の流れるところから♪ と終わる。すすき川が作った扇状地上にある故郷を離れていた50年の間、ほろ苦い青春時代の思い出と共に、この歌がふいに頭の中を流れることが時々あったんだ。今回、黒のジャケットにサインできるよう、白のサインペンを持参して、「チャーリー・フロイドから50年」とサインをいただいた。そして、田中研二さんの他の音源も含む、ほぼ全トラック集のUSBを買わせていただいた。その解説が下記である。