逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



3/20㈪、赤怒田の福寿草の後は、雲一つない青空に背を押され、この看板にもかかわらず保福寺峠へ向かうことにした。



登り始め、e-Bikeのグレートジャーニー改のおかげで順調に高度を稼いでいく。所が標高950mの北側斜面で、2,3cmの積雪道路へ。


それでも積雪部分は歩きで、乾いている部分で自転車に乗って、標高1200mの一遍水の峠の茶屋跡まで来れば、もう峠はすぐそこのはず。


だがしかし、積雪が10cmを越えて、靴の中はズブ濡れ、押し歩きがきつくなってきた。


もうすぐそこが峠のはず。ここまで来て「あきらめ」の言葉は無い。とにかく自転車を押して、押して、雪中行軍、、着きました、保福寺峠の万葉歌碑。「信濃路は今の墾道 刈株に足踏ましなむ 沓はけ我が背」 靴は履いているんだけど、足先はかじかんでいる。


峠に着いて、展望点を探して、、、出発時に見た角度からは90度近く違うので、穂高連峰の形にあまりなじみが無い。でも常念岳の右の槍ヶ岳はどこから見ても槍だね。


ベストの展望点はこのウェストン碑の前辺り。彼も、上田から東山道を越えて、ここで、日本にもアルプスが有ることを認識したんだ。


でも時間はもう2時。景色の前に腹ごしらえをしなければ。


槍、穂高に向かって食べる牛蒡天そばの美味しいこと。


お腹も一杯、足の冷たいのも忘れ、景色を十分堪能して、さあ、下りましょう。
登る時は押すのに必死で気が付かなかったが、少し下った所にも絶景点あり。


松本市から見える、常念の左肩の上の槍と違って、この方向から眺めた槍ヶ岳は裾まで広がって、本当に槍の穂先と言う感じ。


雪中行進、落石の多い乾いた所ではライドを慎重に繰り返し、標高差600mも降りてきた。峠の名前となった保福寺にて、アルプスを眺める。


白い峰々を目指して、気持ちの良いダウンヒル。


もと来た刈谷原トンネルを抜けて、国道19号に出る。逆風の中、前を行くダブルバッグ、寝袋、リック姿の若者2人。そうだ、もう春休み、若いって良いねサイクリング旅行かぁ。でも前を行く若者、20km/h巡行を維持するのに、苦労している。電池の残りも半分以上あるので、ここは一声かけて、20km/hで引くことを宣言。たった距離10km位の間だけれど、風よけになって前を引かせてもらう。
松本の新橋で別れた後は松本城へ。関東では桜の便りらしいが、松本はようやく梅が満開になった所だ。


今日はふと思いついて、保福寺峠へむかったが、数年前の訪問時、全く見えなかった槍穂高をみることができ、リベンジを果せた一日だった。
走行距離80km 獲得標高1100m 残電池レベル2/6、残電圧35.2V。
走ったのはこんなコース。




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