3年前に中古品で購入した藤原産業のミニコンプレッサーSR-045。
ホームセンターでよく販売されている数馬力、C国製の2万円程度のコンプレッサーを買う代わりに、0.4馬力と超小型ではあるものの、専業メーカーの台湾製に惹かれて、正価の数分の一で新古品を購入したのであった。
この3年間、スイッチを入れっぱなしにして0.6MPaで充填開始、0.8MPaでコンプレッサー停止とし、エアーダスターや車の空気入れとして運用してきたが、この所充填に時間が掛る⇒ついに0.2MPaしか圧が立たなくなってしまった。
スイッチ入れっぱなしが悪かったのかなぁ? コンプレッサーで一番逝かれ易いピストンやシリンダーが齧っていたら嫌だなぁと思いつつ、シリンダーヘッド、シリンダー、ピストンを分解する。
幸いダメージは無さそうだが、ピストンリング部にグリースとオイルを掛けてしばらく放置、再組立てしたら、0.3MPaまで圧は上がるが、それ以上は上がらない。
再分解して、錆びているシリンダーヘッドの吐出弁を磨いたり、フレアー配管を増し締めしたりして再試験。
数分運転してもやはり圧が上がらない。シリンダー部分は熱々なので、モーターやコンプレッサー本体はきちんと動いているように思われる。
日が暮れて、時間切れ、、、、夜寝る前にフォールトツリーを色々と考える。
翌日、モーターを手で回してみると、圧縮をして空気を押し出す手ごたえあり。所が、最後の段階で圧力スイッチ周りで排気する音が聞こえる。どこだ?どこだ?
32番アンローダー、この辺りから怪しい空気漏れの音がする。
コンプレッサーが0.8MPaになると、圧力スイッチがモーター電源を切り、さらにコンプレッサーと空気タンクの間の圧力を抜く、32番アンローダーバルブ。分解して空気を吹くと漏れてるじゃん!
部品交換かな?とも思いつつ、一縷の望みでパーツクリーナーで綺麗に洗い、数度アンローダー弁を動かして、空気を吹いてみる。
あつ! 漏れ空気が止まった!。
最初は若干動作が不安定だったが、もう一回掃除して組み立てたら、0.8MPa復活!
直りましたね! この所の埃だらけで汚れていた本体、タンクを綺麗に磨いてと、
まだ、当分は動いて欲しい、我家のミニコンプレッサー。