逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



2日目の天気予報は雨、されど、前日の信州の地方天気予報は3時以降でないと雨になりそうもない。なんとか権兵衛峠に行けるか?

日本海側に川が流れる塩尻を通過して、分水嶺の善知鳥峠を越せば太平洋側に川が流れる伊那谷だ。

 

国道と中央道の間の県道で、伊那に向かう。

 

権兵衛峠に向け西進すると、途中のJAに人だかりが。

 

何々、キノコ汁の配無料配布。速攻で並んだら、我々の後ろ10人で配布終了。ラッキー!体が暖まるね。

 

で、林道の入り口にはこの看板が。これをどう読解するか?車は通れない。それは分かる。

でもこの一週間大量の雨は降っていないし、「おそれ」だから、自転車はOKでしょう。

とは言うものの、8.7km、1000m近く登ってから引き返すのは、、、、、

 

林道に入ると、いい雰囲気の広場、誰もいないが。

 

順調に登っていきます。

 

紅葉の切れ間からは、南アルプスの山波が、あれは甲斐駒ヶ岳の三角錐。

 

で、着きました、林道の閉鎖ゲート。しかし関東の林道と異なり、道にはあまり車の走った跡がない。

 

しばらく走ると、沢から流れ出た土砂で、道路が一面覆われていて、直している気配もない。

 

全く車やバイクの通った跡のない、紅葉で覆われたバージンロードを気持ちよく登っていく。

 

でも、所々は堆積物が多すぎて、降りて押した方が良い場所も。

 

ヒーコラ言って標高差1000mを登れば、そこには、はるか向こうの南アルプス、眼下に広がる伊那谷、そして、われわれの足下を通る権兵衛トンネルへのアクセス路。

 

あれ、なにか藪を揺らすガサガサ音が、ひょっとしてクマ?熊?

足下を覗けは、そこには、お猿さん、良かった良かった。

 

紅葉真っ盛り、

良い雰囲気だぜ。中央アルプスの稜線の向こうに、南アルプス。

 

権兵衛峠に到着後、日差しが戻ってきて、紅葉が輝き始めた南アルプスを眺めながら、ご褒美の昼食、そしてダベリング。

 

ふと振り返って、木曽側を眺めると黒雲が迫ってきている。慌てて下山を始めたら、ポツポツと降ってきた。

写真を撮る間もなく、権兵衛トンネル出口まで、急降下。

 

 

ようこそ木曽へ、の看板を過ぎ、

 

松本平の水源を横目に、奈良井宿を目指す。

 

デザートに奈良井宿で締めるつもりが、雨が本格的になってきたので、御幣餅は諦めて、帰途についた。

骨折以来、もう閉鎖林道は怖くて登れなかったが、ラルゴさんの同行を得て、秋の信州を楽しめた2日間だった。


詳細の地図と写真はこちらから



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