2日目の天気予報は雨、されど、前日の信州の地方天気予報は3時以降でないと雨になりそうもない。なんとか権兵衛峠に行けるか?
日本海側に川が流れる塩尻を通過して、分水嶺の善知鳥峠を越せば太平洋側に川が流れる伊那谷だ。
国道と中央道の間の県道で、伊那に向かう。
権兵衛峠に向け西進すると、途中のJAに人だかりが。
何々、キノコ汁の配無料配布。速攻で並んだら、我々の後ろ10人で配布終了。ラッキー!体が暖まるね。
で、林道の入り口にはこの看板が。これをどう読解するか?車は通れない。それは分かる。
でもこの一週間大量の雨は降っていないし、「おそれ」だから、自転車はOKでしょう。
とは言うものの、8.7km、1000m近く登ってから引き返すのは、、、、、
林道に入ると、いい雰囲気の広場、誰もいないが。
順調に登っていきます。
紅葉の切れ間からは、南アルプスの山波が、あれは甲斐駒ヶ岳の三角錐。
で、着きました、林道の閉鎖ゲート。しかし関東の林道と異なり、道にはあまり車の走った跡がない。
しばらく走ると、沢から流れ出た土砂で、道路が一面覆われていて、直している気配もない。
全く車やバイクの通った跡のない、紅葉で覆われたバージンロードを気持ちよく登っていく。
でも、所々は堆積物が多すぎて、降りて押した方が良い場所も。
ヒーコラ言って標高差1000mを登れば、そこには、はるか向こうの南アルプス、眼下に広がる伊那谷、そして、われわれの足下を通る権兵衛トンネルへのアクセス路。
あれ、なにか藪を揺らすガサガサ音が、ひょっとしてクマ?熊?
足下を覗けは、そこには、お猿さん、良かった良かった。
紅葉真っ盛り、
良い雰囲気だぜ。中央アルプスの稜線の向こうに、南アルプス。
権兵衛峠に到着後、日差しが戻ってきて、紅葉が輝き始めた南アルプスを眺めながら、ご褒美の昼食、そしてダベリング。
ふと振り返って、木曽側を眺めると黒雲が迫ってきている。慌てて下山を始めたら、ポツポツと降ってきた。
写真を撮る間もなく、権兵衛トンネル出口まで、急降下。
ようこそ木曽へ、の看板を過ぎ、
松本平の水源を横目に、奈良井宿を目指す。
デザートに奈良井宿で締めるつもりが、雨が本格的になってきたので、御幣餅は諦めて、帰途についた。
骨折以来、もう閉鎖林道は怖くて登れなかったが、ラルゴさんの同行を得て、秋の信州を楽しめた2日間だった。
詳細の地図と写真はこちらから
熊の恐怖をさておけばもう一度行きたいですね。
当時はもっと良い道だたんでしょうね。
又、色んな計画を立てますので、一緒に出かけましょう。