東宝シネマで「ペンタゴン・ペーパーズ」を見た。
スピルバーグが監督で、トム・ハンクスとメリル・ストリープが主演という鉄壁の映画。
手堅くまとめられた映画、エンタメ性もありながら、政治性もある。でもちょっと物足りない感じではあった。
最近のニュースでは放送法改悪とか日本の報道の自由度の低下が報じられている。あらゆる手を使ってNYタイムズやポストの報道を止めようとするニクソン政権と安倍政権、とりわけ菅官房長官や今井秘書官の警察や内務官僚を使った報道管制のやり方が重なって見えて、考えさせるものがあった。
ペンタゴン・ペーパーズを第一報した米国唯一の一般全国紙、NYタイムズ。それに遅れを取るまいと、奮闘努力し、政権からの圧力にも屈しずに、第二報で巻き返したワシントン・ポスト。その頃のワシントン・ポストは同族経営の一地方紙だったのが、この報道でトップに躍り出て、その後、ウォーターゲート報道で名を上げたのは、こんな政権からの圧力に抗する姿勢があったからなんですね。
安倍昭恵ペーパー偽造事件を第一報した朝日新聞、誤報なら、致命的になるのに、社命を掛けて報道したようだ。どう考えても、昭恵夫人の名前を消したのは理財局単独とは思えない。誰が指示したのか、安倍本人ではないとしても、役所、警察や御用新聞を使ってイメージ悪化報道をさせたり、文書を偽造する奴は誰か??
政権のお先棒を担ぐYとS新聞にはあまり期待できないが、末端の現場には記者魂もあるだろう。
さて、次のワシントン・ポストになるのはどこか? 日本の新聞、マスメディアにも期待しよう。
でも今や若い人は新聞ではなく、ネットから情報を得ています。
僕もそうですが。 (*^ω^*)ポリポリ
だからこれからは、ネットでの自由度が狭められてくるでしょうね。