マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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下平田の行事

2012年01月21日 08時52分21秒 | 明日香村へ
下平田の総代の話によれば数々の講もあるという。

60日おきに集まっている庚申講。

本来は朝まで起きているのだが昨今はそういうわけにはいかなくて夜の集まりになっているという。

他に行者講、大師講もあり2カ月に一度の集まりだ。

その他にはこんぴら講もある。

秋祭りには氏神さん(上平田に鎮座する八坂神社)の秋祭りで大宮講と呼ばれる「座」がある。

10月8日に営まれているそうだ。

その氏神さんからオヒカリをもらって火を点けるとんどがある。

ハウスで栽培されているイチゴ農家の男性は「どんど」と称していた。

かつては2か所で行われていたとんど。

初集会の日を過ぎたころに子供らがシバを集めて櫓を組んでいたが、今は大人がしている。

明日香ではそこらじゅうにあるとんどはだいたい辻でされていた。

火を燃やすだけに現在は場所を確保するのが難しい。

下平田は集会所ができる前はその傍らの田んぼだった。

それも難しくなって檜隈を上流とする川の土手辺りとなった。

さてとんどの火といえば亥の子の行事で活躍した子供たちが火打ち石で火を起こされたオヒカリを松明に移してとんど場に持ってくるようだ。

また、この日の夜に会所に集まってきた水利組合の男性の話では欽明天皇陵辺りで「サンノンサン」があるという。

それは「さんのうさん」であるかもしれない。

陵付近といえば猿石がある。

その地であるのか詳しく聞くには時間がなかった。

(H23.12.15 EOS40D撮影)


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