きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

岸辺のアルバム

2022-10-27 | つぶやき
以前から見たいと思っていたら
ちょうど専門チャンネルで放送される
ことになって、毎週録画しながら見て
途中から本も再読(愛読書)したりした

でも病気が発覚し入院してしまったので
後半の数話は見れず、だけど録画はして
あったので、もう少し元気になったら
楽しもうと思っていた

だけど今日の午前中、座椅子に座りながら
休みつつだけど、最終回まで見られた
ちょっと自分で驚く、だって帰ってきた
当初は、座椅子にも長く座ってられず
ドラマを見るなんて、とっても無理で

たった2日で、ずいぶん体力も回復する
んだな~と思った、少しづつ動くから?

※かわりに午後からグッと具合悪くなり
倦怠感というか貧血?というか
食事出来そうもないから、牛乳のんで
なんとか薬を飲み込んだ



とはいえ、毎日抗がん剤は身体を傷め
つけてきます、でもあらゆる副作用や
アレルギー症状には、薬という対処療法
しかなく、それも完全に効くわけじゃ
ないから、結局がまんするしかない

今は、足をひきづってしか歩けないし
毎食後、何種類も薬を飲んでいますが
とくに鎮痛剤がきれると、あちこちが
痛くなってきます、この鎮痛剤は入院
当初から、点滴や錠剤で使いっぱなし
ダイジョブかいな?って思うけど
あたしには他に選択肢などない

抗がん剤を打った当初は
薬のアレルギー症状(全身の湿疹など)
吐き気、手足のしびれ、全身の具合悪さ
食欲不振、倦怠感、筋肉や関節の痛み
頭痛、呼吸困難などでしたが
(あたしの場合)

今はもっと身体の内部、白血球、赤血球
血小板、肝機能などに影響が出てきてる
ので、免疫が落ち危ないから病院以外は
とうぶん外出しないつもりです、どうせ
ヨタフラしちゃって歩けないしね
今日なんか、かなりダルイです

もちろん脱毛もはじまっています

覚悟はしていましたが、想像以上に
キツイものです、経験した人間にしか
分からないでしょう

そんなしんどくエグイ毎日です
闘病は、当たり前だけど甘いもん
じゃないです、これも当たり前だけど
今のあたしは、ひとを安心させたり
元気づけたりするような状況ではないし
そんなことする気もありません

まだ1回目で、しかも2週間しかたって
ないのにコレなんだから、こらから先
あたしはどうなっちゃうんだろう?
って思うけど、あたしが勝つか
癌が勝つかの勝負だから仕方がない

そりゃ無理もしますよ
無理しなきゃ1歩も前に進めないし
立ってもいられないんですから

それを止めろと言われてもね
心配してくださっているのは
よく分かっているのですが
今のあたしには辛い励ましです

弱音を吐いたとしても
気なんか1ミリも緩められない
緩めるのは、諦めて死ぬときだけ

ま~そういう状況なんで
日々のあたしの様子は、見ないふりを
していただけると、とても有難いです


ドラマのラストは、家も流され職も失い
家族関係もバラバラになったお父さんが
きれいさっぱり無くなった、一から
やり直す、まだ何かやれる気がすると
言っていた、設定ではたしか四十代のはず

まだまだ若いよ~と、突っ込んでしまった

当たり前にあった暮らしが、ある日突然
本当に突然、濁流にグシャっと潰され
バラバラに壊れながら遠くへ流されていく

なんにもなくなる、もう2度と元には
もどらない、唖然と立ち尽くすだけ

それでも生きていかなきゃなんない
人生って、しんどいな


コメント (2)
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