薄曇りがちでも、時々、強い夏の日差しが差し込む。
九州・西日本で、梅雨明け。観測史上、この地域の6月の梅雨明けは、初めて・・・だとか・・・とニュースは伝えていた。
私は、大体、午後5時から6時半の間くらいに、夕食を済ませることにしている。
本当は、もう少し早くて、午後4時半くらいでもいい思っている。午後4時に夕食が終われば、翌日の午前8時頃朝食を取れば、大体15~16時間の断食時間が可能になるので。
・・・今日も、今日とて・・・17時半に食事を済ませ、暑いので(暑くなくてもだけれど)、コアントローソーダをお供に。オレンジリキュールとレモンと炭酸水で作る柑橘の香りのよいカクテル?擬き。
そして、血糖値の関係なのか・・・食後は、うとうと・・・。
うとうと・・・していたら、午後8時半になって、拙宅のドアチャイムが鳴る。
『ピンポ~~~~ン』
二階から、足に合わないスリッパで、トタトタと音を立てて、玄関へ向かう。
こんな時間に、玄関を開けるのは、毎度のことながら、いろいろと不安も付きまとうのだけれども、前のお宅は、照明がついているし、その両隣も明るいので、玄関を解錠する。
そこには、男性が立っていて、ビニールの買い物袋を差し出す。
『ウーバーイーツです。』
ああ、またか・・・と思う。
前回の誤配達のときとは、違う店舗のようだ。
『ウチは、頼んでませんけど。』
というと、困惑がモロに顔に出る。配達員さんは、スマートフォンを取り出して、マップの画面を私に見せる。
『こちらの住所ですよね?』
画面には、住所の記載があって、明らかに拙宅ではないけれど、地図上では、拙宅になっているという。
所謂、ピンズレ・・・ってヤツですね。
記載された住所は、以前、新築工事のときに、工務店が配っていたご挨拶状に、住所と施工主の名前が書いてあったので、そのまま玄関先の靴箱の上に置いておいたのを思い出し、確認すると、隣の家だった。
『・・・たぶん、隣だと思います。』
(本当なら、こんなことを確認してあげる義理もないのだけれど、配達員さんに、落ち度はないと思ったので)
夜間の誤配達は、迷惑千万だ。
アルコールで、気持ちよくうとうとしていたのに・・・。
たぶん・・・こういう誤配達も続くのだろうから、呼び鈴の上に、
『ウーバーイーツは、注文しておりません。』
と貼り札でもしておこうと思う。