午前9時を過ぎると、裏の雑木林から、蝉の鳴き声がする。
10月も中旬だというのに、蝉である。つくつくぼうしだ。
朝晩、めっきり冷え込んできたので、さて、夏の薄物は、仕舞い、すこし厚手の衣類などを出さなくては・・・と、所謂、衣替え・・・の季節でもあるのだろう。
・・・それでも、昼間は、まだ蝉のお出ましだから、季節は、行ったり来たり、進んだり、後戻りしたりして、これから冬に向かっていくのだろう。
衣・・・と言えば、夏は、どうせ、汗ですぐ汚れしまうし、汗をかいたら、即座に洗濯できるものがいい。
洗濯して、繊維に水を通せば、衣類は、即、傷むから、高価なものより、安価で、清潔に着られるものがいい・・・ということに限定される・・・私の場合は・・・なんてことは、以前のブログにも何度となく書いた・・・と思う。
マンネリ極まれり・・・だ。
活動をしていないというのは、こうこうことなのだろうなと改めて思ったりする。
それにつけても、やはり、お洒落を楽しむのは、秋、冬なのだろうと思う。
私は、暑いのも寒いのも、嫌いだし、出不精で、出来ることなら、自宅から外へは、出たくない。
出たくないけれど、行きたいところはあるにはあるし(主に、劇場とか)、お勤めをしていた時分には、毎日、会社へ行っていた。
その頃よく思ったのだけれど、気候が一定していれば・・・例えば、東南アジアのように、一年中、半袖で過ごせる地域ならば、コートなどいらないし、生地も薄手のもので済むから、洗濯も楽だし、衣替えなんて、面倒なことは、しなくてもいいから、衣類にかかる費用も少なくていいよな・・・。
犬や猫や鳥などは、衣類は要らない。自前だし、温度と日照時間によって、身体が勝手に、毛皮や羽毛を増減してくれるから、コレも楽でいいよなぁ・・・。
↑このあたりのことも、この時期になると、毎年思うことで、ブログでも重複していると思う。
毎年、毎年、思うあたり、コレっぽっちも進歩していないのであるなぁ。
温帯、寒帯に住んでいるだけで、衣料費がかかるってのは、納得できない。
しかも・・・冬は、マイナス7℃くらいまで、情け容赦なく気温が下がるのだから、結構、いや、相当寒い。
都内では、いくら寒いって言ったって、せいぜい氷点下1度か2度どまりだろうし。
そんなことを考える夏と秋とのあいだに、少しだけ冬の訪れを感じさせる夕暮れ。
衣替えっていっても、何だか、今更、着る気にもなれず、箪笥の肥やしとなっている衣類ばっかりだと思う。
こんなに(クズばかり)あるのに、今、着たい服もないし、ましてや着ていくところも・・・ない。