鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

生活必需品・櫛

2014-10-13 22:58:54 | Weblog

台風接近。雨降ったり止んだり。


人間・・・その気になれば、或る程度、『モノ』を所有しなくても生きて行けそうである。
これまで、使わないのに(或いは、使えもしない)、いろいろな『モノ』を買った。
買わなければよかった・・・と後悔した『モノ』の方が、多かったかもしれない。
逆に、どうしても、『コレ』でなければ・・・というものもある。

フェリシモ・・・という摩訶不思議な通販会社がある。
ここの通販は、服飾を中心に、下着、雑貨、食品、本、CD、靴・・・さまざまなアイテムが売られている。
摩訶不思議・・・というのは、『○○の会』といって、例えば、同じような形のシャツならば、色、形を微妙に変えて、毎月1枚づつ・・・コレクション形式という販売方法を採用していることで、カタログをみて、コレ欲しい・・・と思っても、カタログ掲載の品と同じ型・色のものが来るとは限らないのだ。
・・・1枚でいいのに・・・。
この色のこの形の服が欲しかったのに・・・と思うことも多い。

下着や靴下、ハンカチなど何枚あってもよいものは、毎月微妙に色や形が違ってくるから、こういうものはよいかもしれない。中には、1回限定というものもあり、比較的高価なコートだとかは、一回ポッキリ。

無駄なものを、つい買ってしまうのだけれど、この通販会社の侮れないところは、意外な優れモノを発見できる・・・ということだろうか。

現在、私の必需品となっているものは、アジアン・コスメというカテゴリーで、1回限定販売の『櫛』である。固いうえに太い髪質なので、フツーのプラスチックのヤワな櫛では、歯が折れてしまう。
櫛の歯が折れるのは、縁起がよくなさそうで、イヤだ。

普通のブラシも、抜け毛を取り除くのに、時間が掛るが、今、使っている『櫛』は、櫛の歯が、ステンレスで、歯の根元が、回転・上下するので、絡まらないから痛くない。
マレーシア製だったか、中国製だったか・・・もう10年以上使っている。
価格は、4000円くらいだったから、櫛としては、高価であるが、この櫛なくては、私は、生活できない・・・?。この櫛が、毀れたら、どうしようか・・・と思う毎日であった。
それ程、この櫛は、私にとっては必需品だ。もう販売していないようなので、コレ一本きりである。

『モノ』にも寿命があるから、この櫛が使えなくなったら、困るなぁ・・・代替品でよいものはあるだろうか・・・と、探してみた処・・・世の中、或るところには、ちゃんと存在していた。
フェリシモからは、撤退したけれど、アジアン・コスメのプロジューサーが、立ち上げたショップに、同じような効能を謳う『櫛』があった。

価格も同じくらいだから、1本買っておこうと思う。

ハサミ、爪切、クシ・・・これらがないと、生活に支障をきたす。

『モノ』の有難味を充分味わえる生活必需品である。