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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画:ラーメン赤猫

2024-06-27 21:06:20 | 演劇・映画

昨日、一昨日より、幾分、気温低下。

いくらか涼しい・・・。

 

先々週半ばから、始まった隣家新築工事。

今のところ、基礎打ちのようで、振動、音・・・そして拙宅玄関前(一応近隣数件の共有私道なんですけどねぇ・・・)に、車両駐車されるんで、できれば、午前中から外出して、映画でもみるか・・・ってコトで、先週末(6月22日)、鑑賞に行ったのが、ラーメン赤猫。

7月からのテレビアニメ化前の限定2週間上映。

 

猫の経営するラーメン屋さんに就職した人間の珠子。

そこには、名前の通りの赤猫の店長(猫)、接客・レジ・経理担当の佐々木さん(灰色の猫)、サイドメニュ-調理、ラーメン盛り付け担当のサブ(黒猫)、接客担当のハナ(白猫)、そして麵打・製麺担当のクリシュナ(虎)という布陣。

 

てっきり、接客だとばかり思って面接に行った珠子だったが、ラーメン屋の裏方担当として、働くことになったのだった・・・。

 

私的には、ヒットの映画だった。

 

人間は、忙しいときに、猫の手も借りたい・・・というけれど、猫の方が、人間の手を借りたい・・・らしい。

私は、勤め人をしていた頃、仕事中によく妄想していたコトがあって・・・

『ああ、みーちゃん(猫)が、お米研いで、炊飯器のスイッチ入れてといてくれたらなぁ・・・。』

会社が5時過ぎに終わって、食材を購入して、自宅に戻ると、6時過ぎになってしまう。

せめて・・・ご飯が炊きあがっていればなぁ・・・。

夏場などは、朝、お米を研いで、炊飯タイマーで夕方炊きあがるようにして出かけるのは、食中毒などが心配だし、保温したご飯は、おいしくないので、やはり炊き立てが食べたいし。

因みに、母は、お米くらいは、研げるだろうけれど、どのスイッチを押すのかが、わからないので、ノ-タッチだった。

私が不在のときに、エアコンなどを止めたいときは、リモコンのボタンに印をつけてソコを押しても、止まらぬときは、コンセントを抜くように伝えてあって、炊飯器も、コンセントを抜いていた(認知症ではなかったけれど、どうも機械類が怖いらしかった)。

そんなことを思い出しながら、猫のラーメン屋さんのお話を楽しんだ。

 

 


映画:ウマ娘プリティーダービー BEGINNG OF A NEW ERA 新時代の風

2024-05-27 22:23:52 | 演劇・映画

湿度のある風の吹く週明け・月曜日。

午前中、映画『ウマ娘プリティーダービー BEGINNG OF A NEW ERA 新時代の風』を鑑賞。

オンライン・ゲーム『ウマ娘』から派生した映画。

競走馬を若い女性で擬人化。

 

そのひたむきさで、頭角を現し始めたポッケことジャングルポケットを主軸に、彼女を凌ぐライバル・アグネスタキオンに翻弄される。

『あしたのジョー』を踏襲???したような老トレーナーの元、ダービーを制覇するが・・・。

 

競馬は・・・。

どんなに騎手が優秀でも、駄馬では問題にもならない。

つまりは、血統。

・・・そういう概念は、この映画では見られない。騎手そのものがいない。

ただ・・・走るために生まれてきたウマ娘たち。

そしてその走りは、彼女達の血の中に生まれながらにあるもの・・・。

 

ひたすらデータの中に存在意義を見出そうとするアグネスタキオンのマッドサイエンスぶりが、マニアックすぎて恐怖でもある。

対極の主人公・ポッケは、理屈抜きで、ただ只管、走り抜ける。

 

私は、こういうストーリーが、基本的に好きなので、続編が是非見てみたい。

 

 

 

 

 


スクリーン版:ミュージカル『刀剣乱舞』乱舞野外祭

2024-05-25 21:51:06 | 演劇・映画

昨日の暑さは一服。

乾いた初夏の風渡る極上な五月の土曜日。

 

(昨日24日)

午前中、映画『碁盤切り』鑑賞のあと、近くのお蕎麦屋さん(・・・といってもファミレス風な?各席のタブレットで注文するシステム)で、お蕎麦ランチのあと、本日の第二弾・スクリーン版:ミュージカル『刀剣乱舞』乱舞野外祭を鑑賞。

この刀剣乱舞には、ストレートプレイの舞台版、アニメ版などもあって、今回は、富士急ハイランドの野外ステージで、日本刀を人間の姿に具現化した綺麗な俳優さん達が、歌い、舞い踊る・・・という趣向(そりゃ、ミュージカルだしな)。

私は、ストレートプレイしか見たことがないので、あのコスチュームでないと区別がつかない。

紙の上のイラストのお兄さん達を、生身の人間が具現化するという・・・2.5次元という新たなカテゴリーで、どれだけ架空の世界の人物に、人間が近づけるか・・・という・・・演劇でいうなら、自分で役作りをする・・・という本来の演劇手法の対極で、役は既に、出来ている!どこまで、ソレに近づけるか・・・の世界のなかで、観客が、ほぼ同じシンボライズされた姿を共有するという・・・たぶん・・・コレ迄になかった世界なのだと思う。

それは、よくわからないけれど、漫画文化の爛熟の果て・・・の結果だと考えている。

コレまでは、アニメーションでさえ・・・漫画原作・原画とイメージが違う!ってコトで、納得できない読者の欲求の果てに完成した世界観なんだろう。

あの未完?の大作・演劇漫画『ガラスの仮面』の千の仮面を持つ天才『北島マヤ』が・・・或いは、『姫川亜弓』が、絶対に認めていけない、否定しなければいけない世界でもある。

それを、オン・ラインゲームの世界から、演劇の世界へ、『日本刀』という九十九神のヴィジュアルとして出現させた点において、顕現させた点においては、かつて誰も思いつかなかった新ジャンルだ。

そして、ストレートプレイから、ミュージカルに発展させて、更に、富士の裾野の野外ステージへと進化を遂げた。

夕方から始まり、茜に染まる富士山のシルエット、上り行く月を、富士の裾野の広大な風景をドローン撮影の映像を取り込みながら、歌って踊っての刀剣祭り。

おもに脇差の役である少年系、打刀は美青年系と中性系、鎗・長刀は長身の男性(漢・オトコ)系・・・と刀の形状、性質によって、様々な美しさを表現する2.5次元の俳優達。

・・・そして(正確ではないが)、観客の9割以上は、女性(のようだ)。

訪れた映画館の上映スクリーンでも、男性は、相方を除いては、ひとりだけ?しか確認できなかった・・・。

おまけ???・・・ではないけれど、伊達政宗役で、岡幸二郎が主演していて、やはりミュージカルの到達点は、『帝劇』なんだろうなぁ・・・と。

そして、その帝劇も、今年で、現在の日比谷にある帝劇は幕を閉じる。その後のリニューアルの再開はあるのかないのか・・・???

 

いづれにせよ・・・まだまだ続く・・・刀剣乱舞。

彼らの到達点は、どこなんだろう?

 

 


映画:碁盤切り

2024-05-24 23:58:52 | 演劇・映画

真夏日の五月の金曜日。

 

早朝から高速インター至近のシネマ・コンプレックスで、映画『碁盤切り』を鑑賞。

モト・ジャニーズのタレント・草彅剛主演の時代劇。

ふと、同じ事務所で、同じグループメンバーだった木村拓哉の『武士の一分』を思い出したりして?

どちらも『武士』の在り方を問う作品で、武家に生まれることの宿命(武士だけではないけれど、あの時代より、幾分、自由・・・本当の自由とは程遠いような気もするけれど・・・になった現在の庶民にも、宿命的なことはあるにはあるけれど)を、全うするには、あまりにも人間は不自由過ぎるかも・・・???といつもと同じように、訳わからん感想。

清廉潔白が武士のポリシーでもあろうし、その清廉潔白さのみに生きようとすると、他の人間の自由意志を損なうことにもなりで・・・水清ければ魚棲まずのたとえもあるように、やはり清濁飲み込んでの人間なのでもあろうか・・・と。

落ちぶれたかつての武士である柳田格之進は、濡れ衣を着せられ、喰いつめ浪人に身を落とす。娘・お絹とともに、貧しくも清く正しい長屋暮らしをしていた。

そんな江戸市井で、大店の店主・萬屋源兵衛と賭け碁の勝負をすることになり、その品格のある囲碁にほれ込む源兵衛。

格之進と源兵衛は信頼関係を築きながら、平穏な日々を過ごしていたが、ある些細な事件から、格之進の過去の冤罪事件の真相を知り、仇敵・柴田兵庫に復讐を誓う。

 

静かな時代劇で、実直な主人公をそのまま表現しているような作品でもあった。

萬屋兵衛役の國村隼が、味を出していた。

敵役の斎藤工は、相変らずの『シン・ウルトラマン』で、こちらもナカナカ・・・ひとつのスタイルになったのかな???とか。

 

観客の年齢層は、やはり(かなり)高い。

そういう映画なのね・・・。

 

 


映画:ブルックリンでオペラを

2024-05-13 20:35:06 | 演劇・映画

深夜から降り出した雨は、1日中降り続く・・・。

本降りの雨の週明け・月曜日

 

午後から映画『ブルックリンでオペラを』を鑑賞。

 

5年間スランプで曲の書けない作曲家とその妻で潔癖症の精神科医を軸に、妻の連れ子、そのガールフレンドの家族。

そして恋愛依存症の女性船長・・・登場人物が、それぞれ我が道を押し通しながら、誰も不幸にならないハッピーエンド・コメディ。

みんな自分勝手なのに、なんだか丸く収まってしまう・・・不思議な展開。

人間社会で生きるには、みんな我慢を強制されているけれど、本当の気持ちに気付いていなかったりで、何が自分にとって一番幸せで、そうなるためには・・・?

周囲の和を何より大切にする日本人には、少しハードルが高いかな・・・?とか思いながら。

別に、ど~でもいい物語なのだけれど、映画自体が、ギスギスしていなくて、なんとなく緩やかで、余裕のある・・・そんな映画。

そう・・・。だからどうなの?!っていう映画なのかもしれないけれど。

 

女優らしい女優・・・といえば、真っ先に思い出すのが、潔癖な精神科医の妻を演じるアン・ハサウェイ。

360度女優。『プラダを着た悪魔』での印象が強かったけれど、ほんとに、『女優』を具現化したような女優さんで。

顔のパーツ・・・特に、目と口が大きくて・・・マーゴ・ヘミングウェイに似てるかも・・・。

 


映画:クラメルカガリ/クラユカバ

2024-05-04 21:55:18 | 演劇・映画

晴天の夏日続く・・・。

 

昨日(3日)。

私鉄前の映画館へ、映画『クラメルカガリ/クラユカバ』を鑑賞。

明治か大正か・・・或いは昭和初期?と思われる街の中心の中に囲まれた炭鉱を舞台に、暗闇の中で展開される不思議な世界。

少し紗が買ったようなレトロ感溢れる映像。

ノスタルジックな映像と音楽。

或る年代には、その映像と音楽だけでも堪能できるし、メカニックデザインを楽しむのも一興。

ストーリーは、難解かも?

令和時代の若い層には、新鮮に映るか・・・???

 

60分の短編2本同時上映。

 

 


映画:陰陽師0

2024-04-28 21:28:58 | 演劇・映画

真夏日?

 

先週は、法務局、税務署などへの御遣いの仕事?で、なんだか疲れた。

その合間に映画などみて・・・。

 

先週土曜日(4月20日)。

フランス映画『パリ・ブレスト』を午前中にみて、夕方から、『陰陽師0』を鑑賞。

主演の山﨑賢人は、『キングダム』、『ゴールデンカムイ』と出ずっぱりで。

『陰陽師0』では、安倍晴明役。

陰陽師は、何度か映像・舞台化していて、野村萬斎、七代目市川染五郎(現松本幸四郎)だとか、狂言、歌舞伎、舞台系の役者は、やはりはまり役だろうし、劇団新感線では、中村倫也が、演じていた。

最近の呪術ブームで、『呪術廻戦』とか、異次元?的な世界観を展開しているけれど(領域展開?)、まあその走りが、夢枕獏の『陰陽師』かなぁ?

幻想世界(或いは、意識下、無意識下)のを表現するのに、CGは相性抜群・・・かと思っていたのだけれど、なんだか作り物過ぎて、ちょっと・・・???な・・・的。

どちらか・・・と言えば、論理的な晴明に対し、音楽を武器?にする源博雅の存在は、自己肯定感が低くて、楽曲の中でしか、自己肯定できない・・・あたり、博雅の方が、無意識下に近しい存在か・・・現実に翻弄されながら、現実とは一番遠い世界に到達しているあたり???が。染谷将太は、なんとなくそんな感じ。

最近、天皇役で、ひっぱりダコなのが、板垣李光人。某国営放送でも・・・同じような役?だったかも・・・。

昔は、片岡孝夫とか橋爪淳とか・・・あんなのが帝顔だと思っていたけれど・・・時代も変われば、貴族の顔を変わるのか・・・とか。

そして、主演の陰陽師役・山﨑賢人・・・あまりにも・・・なで肩過ぎる・・・ちょっと悲しくなって来た・・・。

 

 


映画:ゴジラ×コング 新たなる帝国

2024-04-27 22:55:55 | 演劇・映画

曇りがちでも、夏日の大型連休初日。

 

昨日。

『ハリウッド版ゴジラの公開初日なので見に行きましょう。』

というお誘いで、映画『GOODZILLA × KONG』を鑑賞。

特撮好きの相方は、ゴジラも大好き。

日米の怪獣?の競演??

ポスターは、VSシリーズではなく、二人(というか2匹?というか2体というか?)が、同じ方向を向いて、走っているので・・・たぶんコレ迄のハリウッド版ゴジラとは、違うのかも・・・と相方。

ハリウッド版ゴジラって、日本のゴジラとは、違う生き物?ヴィジュアルなんだよね・・・怪獣というより、恐竜とか両生類っぽいっていうか。

・・・ああ、コレって、本家本元の日本版ゴジラのパロディなのか・・・と観ていた思ったりして。

そして、ゴジラが主役であってはいけない・・・というか。やはりアメリカ人は、キングコングなんだろうな。

日本版ゴジラで、怪獣女王と言われている『モスラ』も参戦・・・モスラも・・・蛾というよりは、カマキリかも・・・。

モスラを呼ぶ小美人は、ハイティーンの起用が多かったけれど、今回は、少女・・・しかも単体。

モスラは双子・・・というセオリーは無視か・・・。

 

いいんですよ。(たぶん)パロディなんだから・・・。

 

 


映画:あまろっく

2024-04-25 22:03:40 | 演劇・映画

晴天の夏日。

初夏の訪れ。

 

午前中、映画『あまろっく』を鑑賞。

 

能天気な父65歳の再婚の相手は20歳。39歳独身の娘との奇妙な同居生活の果てに・・・?

ハートフル・ホームコメディ。

 

努力家で真面目な独身娘・優子は、その頑張屋故に、周囲から疎まれる存在となり、学校や会社で、居場所がなく、周囲から浮いていた。

そしてその努力家の性格が災いし、リストラされ、尼崎の実家に戻って来るも、7年間のニート生活を余儀なくされるも、近所の小学生に算数を教えたりして、それなりに平穏に暮らしていた。

そして父親のいきなりの再婚宣言。

父の再婚相手は、自分の娘くらいの年齢の20歳。

能天気だか優しい父と新しい母との同居生活が始まるが・・・。

 

何処で見つけて来たのか・・・主人公・優子(江口のりこ)の子供時代を彷彿とさせる子役の登場。

父親・竜太郎役(笑福亭鶴瓶)の若かりし頃を演じる松尾諭もそっくり。

親子の過去の姿に、現在の面影が宿る・・・全く別人なのに・・・。

父親の再婚相手・早希を演じる中条あやみが、二十歳という年齢には見えなかったのが残念か  ・・・。

 

父・竜太郎の『人生に起こることは何でも楽しまな!』の言葉の裏には、悲しみが一杯。

 

タイトルになっている尼崎閘門(通称・尼ロック)が、人々の生活を水害から守るように、竜太郎は、家族を守ってきた。いつも笑顔で。

そんな思いを受け継ぐ優子と早希。

 

見ていると元気がでるような・・・温かい作品。

 

 


映画:パリブレスト~夢をかなえたスイーツ

2024-04-24 21:23:33 | 演劇・映画

朝から雨。

気温上がらず、寒い一日。

 

先週土曜日(20日)。

私鉄駅前の映画館で相方と『パリ・ブレスト~夢をかなえたスイーツ』を鑑賞。

午前中の上映だったので、市役所の駐車場に車をパーク。

あと30分遅かったらたぶん満車だろうなぁ・・・。

映画館迄、ゆるゆる徒歩15分。

既に、世の中からほとんど消滅したと思われる昭和レトロな映画館。

2月には、フランス映画『ポトフ』の上映があった。

 

『食』に関するフランス映画は、興味深い。

前出の『ポトフ』、『ウィ!シェフ』など、まず素材の映像が美しいし、お菓子ともなれば、更にその美しさが際立つ。

撹拌するクリーム、流れるようなチョコレート、ミルククラウン、クランチアーモンド、宝石のようなラズベリー・・・。

その画像だけ見ていても楽しい・・・。

育児放棄された移民の少年の夢・・・それは、世界一のパティシエになること・・・。

過酷な環境、差別の中で、その才能の花が開きかけるも、もう一歩のところで、阻まれる。

失意の中には、更なるチャンスが隠れていた。

 

こういうフランス映画って、好みなのだけれど、シネマ・コンプレックスでの上映がない。

小さな古いレトロ映画館で、ひっそり?見るのがいいのかも。

因みに、観客は、相方と私をふくめ、単身でのお客さんが他に2名・・・の計4人。

この映画館・・・ずっと存続してくれるのを祈るばかり・・・。