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鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

映画:劇場版モノノ怪 唐傘

2024-08-03 20:01:13 | 演劇・映画

暑い・・・。

車の車外温度計は、41度・・・そりゃ、標準公式?の百葉箱の温度よりは、路上の駐車場の温度は、高いとは思うのだけれども・・・。

室温も、体温を超える暑さ・・・36度を躊躇なく超えているあたり・・・。

 

暑い日は、映画館に限るかも・・・???という訳で、公開2週目になって、上映回数も激減してきた『劇場版モノノ怪 唐傘』を鑑賞。

・・・上映回数と上映時間の関係なのか・・・小さな映写室は、ほぼ満席。

連番での座席が取れない・・・唯一、最前列のみ、空席がある・・・状態で、映画館の最前列初めての鑑賞となった。

この映画・・・色彩美がすごくて、幾何学模様がいっぱいなので、近い位置からスクリーンを見ていると酔いそうになってしまう・・・。

もっと後部座席で見たかったなと思う。

演劇ならば、最前列最高!最前列万歳!最前列を予約できた自分の強運に感謝!なのだけれど・・・映画館では、ちょっと事情が違った。

字幕でなくてよかった(スクリーンが近すぎて、端から端迄、たぶん、全部読めない)。

スクリーンから少しでも遠ざかるために、座席のヘッドレストから更に頭を下にして、寝る?ような姿勢でみていたので、上映時間90分は、助かった。あれ以上、不自然な姿でみていたら、腰痛悪化は間違いない・・・。

それでも・・・。

和のテイスト、千代紙、浮世絵、西洋絵画・・・そして一番の特徴であるあの色彩美を見るだけでも、価値のある画像だと思う。

易経・八卦をベースに、退魔の剣、サイケデリックな薬売りと大奥に潜む『モノノ怪』。

密度の高い作品となった。

 

 


映画:フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン

2024-07-23 20:02:50 | 演劇・映画

・・・ただ・・・ひたすら・・・ 暑い・・・。

最高気温37度。

 

早朝から、映画『Fly me to the moon』を鑑賞。

1960年代。

米ソ冷戦時代。

月面着陸アポロ計画の裏で、失敗の保険のために、米国政府とNASAに雇われた女詐欺師・ケリー。

リアルとフェイクの同時進行。

嘘で固めたケリーと実直な元空軍パイロットでNASAのロケット発射責任者のコールは、対立しながらも惹かれあう。

全世界が注目した月面着陸は、果たして、真実か嘘か・・・。

半世紀を経て、月面着陸は、ネバダ州の砂漠で撮影された・・・との噂も絶えず、そして本邦でも、JAXAの宇宙遊泳は、ワイヤーを使って地上で撮影されたフェイクである・・・と検証された動画もネット上にはある。

月面着陸は、アメリカの威信をかけたプロジェクトであったけれど、半世紀も前の出来事が、フェイクだったとしても、パロディにしかならない。

たぶん、誰も、責任を取らないし、今更、真実なんてどうだっていい。

この映画は、コメディで、パロディで・・・そして、ちょっと危険かも。

真相は、いまだ、闇の中。

 

1960年代も終わりに近い半世紀前。

東西冷戦、ベトナム戦争・・・世界の覇権をかけて、米ソの対立が続く。

そして、アメリカが最も強かった時代でもあり、国民は、豊かさの中にいて、あの時代を知る人は、懐かしさを思い出す。

あのファッション、車、時計、ケロッグコーンフレーク。細身でないアメリカ美人。

 

1960年代。時代の転換期。

あれから半世紀。

これから世界は、どこへ向かうのだろう???

 

 


映画:KINGDAM 大将軍の帰還

2024-07-16 21:02:30 | 演劇・映画

雨降ったり止んだり。梅雨らしいと言えば梅雨らしい。

気温25度前後。湿度はあるけれど、30度を超えなければ、それほどの不快さはない・・・。

 

昨日(15日)。

ランチを挟んで、引き続き『KINGDAM 大将軍の帰還』鑑賞。

物語序盤の最終章(らしい)。

前回、前々回、前々前回と3作品に、最初と最後だけ、出演して、『ンフフ・・・。』と笑って、大矛ブン回して、美味しいところを、全部、持って行った王騎将軍の物語の最終章?ってことで、次回の新章というか、続編はあるのかないのか・・・。

王騎役の大沢たかおの独り舞台。

王騎あっての映画・KINGDAMだった。

 

映画とは、全然、関係ないけれども、KINGDAMの映画化が始まった頃、母はまだ生きていたんだな・・・と思ったりで。

原作のまだほんの序盤らしいけれど、中華統一迄、あとどれくらいなんだろうか?

その間に母は、亡くなってしまった。

第一作目は、桜の咲く頃で、花見のあと、映画をみて、帰宅したのは夜になっていて、母は、玄関の電気をつけておいてくれた。

今は、灯りをつけてくれるひとがいないので、夜間は、暗い家なのだけれど、家の前に、街灯があるので、玄関は明るい・・・。

2019年が第一作で、5年も前になるのか・・・と改めて思って、主人公のひとりであろう『童 信』は、『童』から、すっかり青年になって、『李信』になるのが次の章なんだろうか?

この数年、辛いことばかりで、いまだに、心休まることもない(ような気がする)。

まったく劇評になっておらず、個人の心情を吐露するだけになってしまった(すみませんです)。

 


映画:密輸1970

2024-07-15 21:06:51 | 演劇・映画

終日、雨降ったり、止んだり。

急に本降りになったりで・・・。

それでも、気温30度に届かず、朝方は、20度くらいまで下がるので、気分的には楽かも・・・?

 

早朝の映画。

映画『密輸1970』を鑑賞。

私は、時代劇の韓国ドラマが好きなのだけれど、現代劇というのは、食指がそそらず、今まで、見たことがなかった。

現代劇というよりは、もう50年前の韓国の密輸の物語なのだけれど、平凡な海女さん達が、密輸に巻き込まれ、密輸王VS地元のチンピラVS税関の4つ巴対決。

最後に笑うのは誰か・・・???

時代感(1970年)って、そういえば、こんな感じだったのかも・・・?

・・・それにつけても・・・これは、ある意味、コメディ?なのだろうか・・・???

どこの国でも同じなのか・・・国家が腐っていると人格迄腐るのか・・・???

登場人物が、みんなムナクソで、真っ当に生きていても、踏みつけられるだけである。

本邦も、普通に真面目に働いても、なんのかんの・・・と税金で、60%も搾取される国家に成り下がった。

もう働いたら負けである。

真っ当・・・という意味が通じなくなったのは、本邦もかの隣国も同じだな・・・と思うけれども、人格だけは、真っ当でありたい・・・などと、考えたりしながら見ていた。

 


映画:潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断

2024-07-13 21:08:36 | 演劇・映画

曇りがちで、蒸し暑さ戻る。

早朝から、足利市へ。

 

映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』を鑑賞。

県内で上映している映画館が、足利市しかない・・・ってコトで、車で約1時間30分のドライヴ。

県内でも、夏場の気温が高い地域で、やはり居住地・雷都よりも、少し暑い気がする。

 

潜水艦モノにハズれなし・・・というけれども、この作品は、一般的には機密とされる潜水艦の装備とか、ミッションとか・・・そういうお話ではなく、第二次世界大戦中のイタリア海軍が(少しあとに、中立国から連合軍へ宗旨替えをした)ベルギー軍の補給部隊遭難を救助する物語。

狭い潜水艦内に、難破したベルギー部隊を救助し、連合軍のイギリス海軍の爆撃にさらされても、潜航もかなわず、一時休戦を申し入れる決断をするサルヴァトーレ艦長。

潜水艦乗りの誇りにかけて。

導入部は、暗い。

画面も暗いが、陰気な感じで、魚雷を打ち込んだり、ソナー戦を繰り広げる・・・というストーリーではなかったのだった。

実のところ・・・ドイツ軍のUボート相手に・・・を期待していたのだけれど、最初から、満身創痍で、余命も長くなさそうな???(モルヒネで痛みを抑えている?)艦長と、敗戦に向かうイタリア海軍で、少し気が滅入ってしまったのは否めないのだし、イタリア映画独特の色気のある女優が絡むのもちょっと潜水艦モノのカテゴリーから外れているのかなぁ・・・とか(潜水艦モノに、色っぽい女性は不要だし、潜水艦クルーは、その性質上、女性には向かないと言われているし)。

終局に向かって、救助したベルギー補給部隊の隊員の裏切りに対しての寛容さ、自分自身の命の限界を見据えての処遇など、前半とは違う雰囲気になってきた。

食料も尽き始めた潜水艦のキッチンで、ベルギー人の好物のポテトフライを揚げて、全員で分け合うシーンは、イタリア映画ならでは・・・という気もする。

市内の映画館で、上映がない・・・というのは、興行的に伸びないという判断かもしれない。

そういう映画が最近多い。

特に、ヨーロッパ映画は、上映が少ないのは、残念な限り。

 

 


映画:ハロルドフライのまさかの旅立ち

2024-07-11 21:02:28 | 演劇・映画

猛暑、ひとやすみ・・・か?

それでも、湿度が高くて蒸し暑い。

 

先週土曜日の映画3本立て?最後の作品。

『ハロルドフライまさかの旅立ち』

過去に助けてもらった同僚が末期ガンで、ホスピスに入院したとの手紙を受取り、返信の手紙を投函に出たハロルド・フライ。

しかし、何故か、手紙を出すことを躊躇われ、800Km離れたホスピス迄、歩いて行こうと決心する。

歩きながら祈りを続け、イギリスの美しい自然の中で、様々な人たちとの出会いを描く。

過去のつらい出来事、妻との不和・・・来し方行く末。

老年のハロルドは、ボロボロになりながら、足を痛めながら、彼と途中から彼に従う巡礼の旅。

巡礼の集団とも別れて、ホスピスにたどり着く。

 

800Kmというと東京-広島くらいの距離になるようだ。

1日30Km歩くとして、1か月で行けるのかな・・・。

ハロルドは、ほとんど着の身着のまままで、出かけたようで、携帯電話すら家に置いて出ている。

 

巡礼は、Pilgrim

神に逢えるかもしれない徒歩の旅。

 

 


映画:ルックバック

2024-07-08 21:45:57 | 演劇・映画

猛暑日続く・・・。

隣家新築工事は、日曜日は休みだけれど、月曜日は、午前6時半頃から、材料の搬入が始まる。

音を立てないわけにもいかないようだし、車両の乗り入れで、ドアの開閉音なども・・・。

工事の人たちが、来る前の午前5時頃、二階ベランダテラス、テラスの屋根にキジバト。

ぱたぱた、ペタペタと歩き、物干しざおで遊んでいるようで、コレも結構、うるさい。

一昨日(6日)は、午前中とランチを挟んで、午後から、映画。

1日で、3本の映画三昧?

 

2本目は、『ルックバック』。

漫画家を目指す小学生のエピソードから、プロになって連載を持つ少女達の物語。

昭和チックな画風で、今時・・・こういう絵って、流行らないのでは???と思うけれど、映画館は、観客が多かった。

画風は、昭和でも、異世界?パラレルワールド?と内容は、令和そのもの・・・なのか?

途中から(引きこもりの京本の部屋の扉を境に、過去、現在、未来と、本線から逸れる世界に移行してしまうので)意味がよく分からず。

異世界ネタでは、時空のおっさんやら、未来人の予言やら、分岐点の選択、異次元ワープ?とか・・・とにかく、現代人は、『今』から逃れたい人が多いんだろうな。

過去のある地点に戻って、やり直しをしたい・・・それは、過去に後悔があるからなんだろう。

でも、結局、どのルート?を選んでも、たぶん・・・行き着く先は同じなのではないか・・・そんな気がする。

私は、過去に戻って、やり直せるといわれても、戻りたくない。

 

主人公(であろう)藤本は、たぶん・・・どんなことがあっても、漫画を描き続けていくんだろうな・・・。

 

 


四十一回目の月命日/映画:九十歳。何がめでたい

2024-07-07 21:02:12 | 演劇・映画

猛暑爆裂中の七夕。

こんなに暑くないでしょう普通は・・・。

ということで、午前8時には既に、室温31度。

 

7日の日曜日の早朝・・・月は違えど、母は逝った。

来週か再来週のくもりか小雨の日に、墓参しようと思う。

そして、朝方、ベランダの物干しざおに、キジ鳩が一羽。

日曜日の朝は、鳩が来る・・・???

 

熱帯夜だったせいなのか、それとも関係ないのか・・・早朝、右?(左かも)脚が攣る。

コレが、コムラガエリ・・・というやつかな。

大量?の寝汗で、ミネラル流出か、水分不足なのか・・・痛みが治まるのを待って、階下のキッチンで、マグネシウムとほう砂を溶かした水を補給。

*ほう砂は、注意書に、飲食不可とありますので、自己責任で、使っています。

 

昨日(6日)。

早朝から、隣市シネマ・コンプレックスにて、『九十歳。何がめでたい』を鑑賞。

今年、百一歳になる作家・佐藤愛子の自伝?エッセイを映画化。

母が、愛読していた作家のひとり。

母の遺品を整理したときに、佐藤愛子の著作があった。

殆ど、網羅していたのではないか・・・。

文学的な『血脈』、『女優万里子』、『晩鐘』。

『私と娘の時間』など、ユーモアたっぷりの娘さんとの軽妙な日々のエッセイ、そして断筆宣言後に上梓した本作品の原作『九十歳。なにがめでたい』。

この本は、母も読んでいた。

母は、佐藤愛子より、10歳前後年齢が下だった。

100歳を超えている女性有名人は、三笠宮百合子妃くらいしか思い浮かばないけれど・・・。

 

戦争、二度の離婚、配偶者の麻薬中毒の借金返済・・・昭和という(ある意味、過酷な)時代を生きた・・・という意味では、同士だったに違いない。

佐藤愛子の著作が出るたびに、私の母は、

『自分よりも老齢なのに、こうして執筆できるのは凄い。私も頑張ろう!』と勇気をもらっていたのかもしれない。

現在と違って、昭和という時代は、女は家に居て、親の言いなりで、親がつれてきた配偶者と結婚して・・・それが一番の幸福・・・という昭和的(あるいは、前時代的)な常識に縛られていたから、離婚して、文筆業で、身を立てていくには、離婚上等、借金上等・・・くらいの境遇がないと、難しかったのかもしれない。

 

普通に?幸せに暮らしている女性は、たぶん、小説なんか書かないだろうな・・・と昭和の頃は、思っていた。

森茉莉、宮尾登美子・・・古いところでは、林芙美子・・・そしてこの佐藤愛子。

中学生頃のだったと思うけれど、夏休み中に、TBSで放送されていた昼の帯ドラ(昼メロの走り?かな)で、佐藤愛子の半生をドラマ化した『愛子』というドラマが放映されていて、見るともなく、見ていたのだけれど、ドラマの内容より、五輪真弓の歌う『愛子』という曲が好きだった。

 

佐藤愛子を演じた草笛光子も、年齢に負けていない驚異の女優である。

私の母とほぼ同じ年齢だけれど、セリフを覚え、演技をする・・・そして、何より・・・和服をあれだけ、格調高く着こなせるのは、やはり驚異そのものだ・・・。

七十歳だか、八十歳の頃だったか・・・母は、草笛光子の舞台を観劇に行ってひとこと。

『同じ年齢なのに、ラインダンスで、足がちゃんと上がっていた。とても真似できない。』

 

年齢を重ねても、ちっとも見苦しくならないばあさんには、ひたすら憧れる。

それなのに、今日も私は腰が痛い・・・佐藤愛子や草笛光子の年齢のひとの子供くらいの年なのに・・・。

 


映画:明日を綴る写真館

2024-07-05 21:50:08 | 演劇・映画

連日の猛暑日出現。

午前7時で室温31度。

もう既に真夏・・・。

 

ほぼ1か月前に見た映画。

パソコン不具合で、新品購入後の設定もやる気が起きず、iphoneからの更新も面倒だったので、放置してしまった。

6月11日。市内のシネマ・コンプレックスで『明日を綴る写真館』を鑑賞。

天才的な若きプロカメラマンの本当に撮りたい写真は何だったのか・・・?

 

昔のフィルム写真は、撮影から一枚の写真にするまでの工程が極めて長かった。

デジタル化になる前は、カメラにフィルムを充填して、撮影後、写真屋さん(あるいはカメラ店)に、現像して、1週間だか、10日だか・・・それくらいの日数が掛かって、やっと写真の出来栄えがわかる・・・フィルム代、現像代・・・そして時間がかかるから、旅行、慶弔、卒業・・・といった節目くらいにしか、一般人は、写真撮影をしなかった。

今は・・・ありとあらゆる瞬間に画像を手にできる。

携帯端末に付属されたカメラ機能の技術向上で、一瞬の撮影が、数秒で、世界に拡がる・・・そんな世の中になった。

フィルム写真の進化系にポラロイドのインスタントカメラというのもあって、撮影後、数分で、撮影した写真を見ることができる・・・そんなカメラもあったけれど。

 

・・・まあ、そんなこんなで。

それでも、プロとアマの間には、深くて?暗い河がある???

デジタルの特性を熟知して、対象物が良くも悪くも変化するというのは、写真の面白いところなのかもね・・・。

自分が撮りたい写真を、既に、撮っていた写真館の店主に出会い、探し求めていた道と過去の傷を癒すという物語が映画の中で展開する。

 

映画とは、関係ないけれども、1960年代から70年代にかけてのベトナム戦争中に、日本人写真家の沢田教一の撮影した『安全への逃避』。

この一枚で、世界は、戦争の残酷さを知った。

・・・いまでは、フェイク動画や画像が、真実を写す写真として、臆面もなく出回るさまをみると、本当、真実、事実・・・一体何が・・・本物・・・なのか・・・本当のことなんて、ないんじゃないか・・・とさえ思えてくる。

その一枚・・・あなたは、何を伝えたいのですか・・・???

雑多に撮影したその画像達が、ひそかにささやいているような気がするのは、無駄に写された被写体や画像になった亡霊たちの声なき声なのかも・・・とか、思ってしまったりで・・・???

 

(そして・・・メモ用に撮影しておくのが、存外、役に立っている・・・なんて使い方をしている。書くよりも正確で、ミスがない。写真というよりメモ帳化)

 


映画:三日月とネコ

2024-06-29 21:30:03 | 演劇・映画

曇りがちながらも蒸し暑い真夏日。

 

ちょうど、1か月前だけれど、5月末日に鑑賞した映画。

熊本地震がきっかけで、同居することになった3人と一匹。

40代の書店店員の灯、精神科医の鹿乃子、アパレルショップの店員の仁、そして鹿乃子の飼い猫の三日月。

家族でも恋人でもなく・・・三人で暮らす居心地の良い日々。

普通とは違う同居生活を描いた不思議なストーリー。

 

居心地の良さって、なかなか難しい。

『普通』も、なかなか難しい。

そしてそれらを持続するのは、もっともっと難しい。

 

寄せては返す穏やかな海の波のような生活にも、変化が起こる。

それは、新たな出会いだったり、旧知のひととの別れだったり、天災だったり、人災だったり。

不変でいることは、たぶん、一番不自然なコト。

 

すべては、変わる。変化する。

 

それでも・・・過去に縛られて、私は、過去に戻りたかったりする。

母の居たあの頃、あの家へ・・・。

 

そんなことを考えながら、見ていた映画・・・。