訪問日:2024(R6)8月19日(月)
地元・山陽新聞に、ヒイゴ池湿地のサギソウが見ごろとの記事が掲載されていました。岡山県でサギソウというと、新見市哲西町の西の尾瀬と言われる鯉が窪湿原しかイメージが湧きませんでしたが、その鯉が窪湿原でも、サギソウはミニ湿地にほんのわずかしか自生していません。
絶滅危惧種でもあるそのサギソウが、何と1万株とは、ほんとかな?というのが素直な感想でした。場所は総社市、目的地までには45分ほどしかかかりません。山野草に興味のある私は、午前中に観察を終えようと早い時間に自宅を出発しました。
ナビの設定には苦労しました。それでも近くに着いたら案内表示があるはずと目的地付近までやってきてうろうろ、高速道路・岡山道が目印で何とか目的地に到着しました。
平日ともあって、駐車場には2台の車のみ。目の前には高速道と小山に囲まれた草原・湿地が広がっていました。
木道も整備されており、歩くのにまったく問題はありません。すぐにサギソウを見つけました。アップで撮影したあと、周辺を改めてみると、一面に白い点々とありそれらがすべてサギソウだということがわかりました。
あちこちに、小学生の作成でしょうか「取るな!」と書かれた看板が目立ちます。世界最小と言われるハッチョウトンボを撮りたかったのですが、残念ながら見つけることはできませんでした。こうしてぐるりと周遊し、じっくり観察したのち、ヒイゴ池湿地をあとにしました。
ヒイゴ池湿地案内図
木道の傍らに咲いていたサギソウ
白い点々はすべてサギソウでした
子どもたち制作の看板 あちこちにありました
サギの編隊飛行?
目につく山野草はほとんどサギソウ
サワギキョウ キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。美しい山野草ですが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物としても知られています
まさにサギ 岡山県自然保護条例の指定植物でその採集は禁止されています
ここは、ヒイゴ谷と呼ばれる
ヒイゴ池湿地は、日当りの良いやせた山間の湿原で、この自然環境を好む、モウセンゴケ、トキソウ、サギソウ、スイランなどの貴重な植物と世界一小さいハッチョウトンボ、サラサヤンマ、少なくなってきたハラビロトンボなどを観察できます。
トンボ池にかかる木道 ハッチョウトンボを探しましたが見つかりませんでした
オモダカ
ヌマトラノオ サクラソウ科オカトラノオ属の多年草
サワヒヨドリ 湿原の周辺や山間の湿田周辺、やや湿った草原などに生息する。朝夕肌寒くなる10月ごろまで見頃が続く。
湿地部分には木道が整備されています
キキョウ
微妙な加減で水が流れています
ノアザミ
シオカラトンボ?
前から
何という花でしょう?
持ち込んではいけない植物(一例)
見渡す限りサギソウ
マムシ注意の看板がありました
十分堪能しました
高速道路(岡山道)を走るトラック 音も聞こえてきます
ヒイゴ池を麓にするヒイゴ谷は、高速道路建設にともなって、消滅する計画でした。1993年に「高梁川流域の水と緑をまもる会」が中心になって調査した結果、ヒイゴ谷に湿原があり、絶滅に瀕している貴重な湿原植物・昆虫が数多く存在していることが分かりました。
「まもる会」の熱心な働きかけが地元自治体、道路公団を動かし、1994年に高速道路の工事変更、盛り土される部分の湿原植物の移植、遊歩道を備えた恒久的保存湿原としての整備工事が行われました。また、2001年に高速道路を2車線から4車線に拡幅工事がおこなわれた時も、日照の確保など種々の工夫がおこなわれました。(総社市HPより)
タカサゴユリ
タイワンクズ
高速道路に沿った遊歩道
サラサヤンマ 小さな黄色い斑紋が特徴的な日本特産種のヤンマ。ヤンマ科としては小型。和名のサラサとは更紗文様に由来しています。
ハンノキ
中国自然歩道案内図 ヒイゴ池湿地を訪ねるみち
地元・山陽新聞に、ヒイゴ池湿地のサギソウが見ごろとの記事が掲載されていました。岡山県でサギソウというと、新見市哲西町の西の尾瀬と言われる鯉が窪湿原しかイメージが湧きませんでしたが、その鯉が窪湿原でも、サギソウはミニ湿地にほんのわずかしか自生していません。
絶滅危惧種でもあるそのサギソウが、何と1万株とは、ほんとかな?というのが素直な感想でした。場所は総社市、目的地までには45分ほどしかかかりません。山野草に興味のある私は、午前中に観察を終えようと早い時間に自宅を出発しました。
ナビの設定には苦労しました。それでも近くに着いたら案内表示があるはずと目的地付近までやってきてうろうろ、高速道路・岡山道が目印で何とか目的地に到着しました。
平日ともあって、駐車場には2台の車のみ。目の前には高速道と小山に囲まれた草原・湿地が広がっていました。
木道も整備されており、歩くのにまったく問題はありません。すぐにサギソウを見つけました。アップで撮影したあと、周辺を改めてみると、一面に白い点々とありそれらがすべてサギソウだということがわかりました。
あちこちに、小学生の作成でしょうか「取るな!」と書かれた看板が目立ちます。世界最小と言われるハッチョウトンボを撮りたかったのですが、残念ながら見つけることはできませんでした。こうしてぐるりと周遊し、じっくり観察したのち、ヒイゴ池湿地をあとにしました。
ヒイゴ池湿地案内図
木道の傍らに咲いていたサギソウ
白い点々はすべてサギソウでした
子どもたち制作の看板 あちこちにありました
サギの編隊飛行?
目につく山野草はほとんどサギソウ
サワギキョウ キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。美しい山野草ですが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物としても知られています
まさにサギ 岡山県自然保護条例の指定植物でその採集は禁止されています
ここは、ヒイゴ谷と呼ばれる
ヒイゴ池湿地は、日当りの良いやせた山間の湿原で、この自然環境を好む、モウセンゴケ、トキソウ、サギソウ、スイランなどの貴重な植物と世界一小さいハッチョウトンボ、サラサヤンマ、少なくなってきたハラビロトンボなどを観察できます。
トンボ池にかかる木道 ハッチョウトンボを探しましたが見つかりませんでした
オモダカ
ヌマトラノオ サクラソウ科オカトラノオ属の多年草
サワヒヨドリ 湿原の周辺や山間の湿田周辺、やや湿った草原などに生息する。朝夕肌寒くなる10月ごろまで見頃が続く。
湿地部分には木道が整備されています
キキョウ
微妙な加減で水が流れています
ノアザミ
シオカラトンボ?
前から
何という花でしょう?
持ち込んではいけない植物(一例)
見渡す限りサギソウ
マムシ注意の看板がありました
十分堪能しました
高速道路(岡山道)を走るトラック 音も聞こえてきます
ヒイゴ池を麓にするヒイゴ谷は、高速道路建設にともなって、消滅する計画でした。1993年に「高梁川流域の水と緑をまもる会」が中心になって調査した結果、ヒイゴ谷に湿原があり、絶滅に瀕している貴重な湿原植物・昆虫が数多く存在していることが分かりました。
「まもる会」の熱心な働きかけが地元自治体、道路公団を動かし、1994年に高速道路の工事変更、盛り土される部分の湿原植物の移植、遊歩道を備えた恒久的保存湿原としての整備工事が行われました。また、2001年に高速道路を2車線から4車線に拡幅工事がおこなわれた時も、日照の確保など種々の工夫がおこなわれました。(総社市HPより)
タカサゴユリ
タイワンクズ
高速道路に沿った遊歩道
サラサヤンマ 小さな黄色い斑紋が特徴的な日本特産種のヤンマ。ヤンマ科としては小型。和名のサラサとは更紗文様に由来しています。
ハンノキ
中国自然歩道案内図 ヒイゴ池湿地を訪ねるみち