未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

山陰の小京都・津和野を訪ねて 平成27年5月5日(火)

2015-05-09 00:50:35 | 古い町並み

津和野町に入ったところ遠く山裾に見える鯉のぼり

GWの5日、渋滞覚悟で島根県津和野を訪ねることにしました。NETで調べたところ、車での所要時間は、自宅から3時間40分と表示されました。
自宅を出発したのが、午前7時15分、幸い一度も渋滞に遭うこともなく、トイレ休憩を1回挟み、ほぼ予定通りの11時に津和野に到着しました。

津和野は、若いころ、会社の親睦旅行で一度だけ訪ねたことがあり、今回が2度目となります。山陽自動車道笠岡ICから広島自動車道を経由し中国自動車道六日市ICで高速を降り、国道187号線を北上しますが、この道路、信号もほとんどなく交通量も少なくてまさに快適ドライブです。津和野町に入ったころ、山の中腹に一直線に並んで泳ぐかなりの数のこいのぼりを目にしました。そうか今日は子どもの日。時間があれば歩いて行って撮影したいところですが、なかなかそうもいきません。

車は、JR津和野駅に隣接した町営の駐車場に入れました。駅との隣接地に、SL・D51(デゴイチ)が展示してありました。そういえば、津和野は、SLやまぐち号が走る町です。うまく出会えるといいなと思いながら、町並みに向かいました。津和野というとすぐ連想するのが、堀割に泳ぐ鯉です。花菖蒲が咲くころ白い漆喰の塀と鯉は、津和野を代表する景観のひとつですね。

町並みは、2013年8月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。通りを歩くと、享保年間創業の造り酒屋や、江戸時代の趣を残す商家などが点々としてあります。それ以外の建物は、いわゆる町並みを修景している風もなく、新旧混在しているところが他の町並み保存地区とは違って見えました。



建物内部から町並みを見る

造り酒屋やみやげ物店をのぞきながら最初に立ち寄ったのがカトリック教会でした。外観の造りとは対照的に、屋内に畳を敷いてあるところがいかにも日本的で面白いと思いました。教会でよく見かけるステンドグラスも見事でした。1メートルはあろうかと思える、掘割の鯉の大きさに感心しながら、藩校養老館跡、郡庁跡など、歴史ある建物を見物しながら、次に向かったのが、太鼓谷稲成神社です。


教会は畳敷きでした。

パンフレットには、日本五大稲荷のひとつとありました。ある資料には、伏見稲荷(京都)、笠間稲荷(茨城)、竹駒神社(宮城)、祐徳稲荷(佐賀)と並び日本五大稲荷と称される、とありました。何を基準に三大とか五大というかはまったく不明ですが、愛知の豊川稲荷や岡山の最上稲荷が入っていないのが不思議です。

殿町通りからすぐのところに、その数、千本といわれる鳥居のトンネルが続いています。
(つづく)



掘割は津和野の代表する景観です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする