両側にずらりと並ぶ絵馬は壮観です。
H24全国高校女子駅伝・結果の検証、次回は福岡県の筑紫女学園高校を予定していますが、今日は、一休みして、最近のお話です。
1月6日(日)娘が、厄払いで不洗観音に行くので付いて来て欲しい、というので、家族で出かけてきました。山陽自動車道から瀬戸中央自動車道に乗り換え、最初のIC・早島で降りると、そこから約5分。井原から1時間程で着きました。 6日ともなると参拝者も少ないのではと思っていましたが、これが結構な人出でした。私はこちらのお寺は初めてでした。途中、道路の細いところが何か所かありますが、小高い山の中腹に駐車場は、十分確保してありました。(無料駐車場2箇所で300台)
ここで一番感心したのが、境内がとてもきれいに管理されているということです。参拝客の多いお寺というと、どこか埃っぽいイメージがありますが、歩道のほとんどが広くコンクリートや御影石などで整備され、それ以外のところは、主に小石が敷き詰められています。建物の一部には茅葺き屋根のものもあり、なかなかおもむきもありました。
不洗観音寺、正式には、景光山くらしき不洗観音寺(けいこうざん・くらしきあらわずかんのんじ)といいます。ただ、山門前の石柱には、景光山観音寺とのみ記されていました。もともとはこの名前だったのではないでしょうか。約1200年の歴史があるそうで、本尊は「十一面観世音菩薩」、33年に一度ご開帳される秘仏です。
このお寺は、古来より子宝・安産の寺として有名で、不洗の由来は、このお寺で安産を祈願して生まれた赤ちゃんは、三日三晩のあいだ産湯をつかわせなくても、体が血で汚れることも不浄になることもなく、きれいな子に育つと言われ、このことから観音さまは、いつの間にか、「不洗(あらわず)観音」と呼ばれるようになったそうです。
山門を入ると、まず迎えてくれるのが、何とも愛らしい表情をしたわらべ地蔵です。よくここで幼いわが子を並ばせて写真を撮る人も多いそうです。本殿に続く屋根つきの石段の両側には絵馬がびっしり。ちらりと目に入ったのは、「五体満足の元気な赤ちゃんが生まれますように」という言葉です。遠くは関東や九州からも訪れる人があるようです。本殿前でお祈りしたあと、祈祷の受付のある紫雲殿に向かいます。ここも大勢の人でいっぱいでした。さすがに子連れの若いファミリーが目立ちます。娘ひとりが祈祷をしてもらい、家族は表で待っていました。
祈祷を終えて出てきた娘によると、同じ時間に祈祷を受けていた人の中には、同じ井原市や福山市神辺町の方も何人かいたとか。知る人ぞ知る、ですね。紫雲殿横の芝生広場には、参拝記念の撮影用スペースがありますが、三脚も用意されていて、至れり尽くせり。折角なので記念に家族写真を何枚か撮りました。絵馬を書き、おみくじを引きましたが、こちらでは、凶は入っていないそうです。(確かな情報ではありません)ここで思うのが、最上稲荷のおみくじ。確か2年連続で大凶でした。でも特に悪いこともおこりませんでしたが、これも気の持ちようでしょうか。最後に倉敷市の天然記念物になっている樹齢300年といわれる見事な松(影向の松)を見て、不洗観音をあとにしました。今年も平和な一年でありますようにと、ただただ願うばかりです。
とてもきれいな境内です。