未熟なカメラマン さてものひとりごと

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高校女子駅伝 感動をありがとう! 大阪薫英女学院高校(大阪)の巻

2013-01-22 23:35:34 | 駅伝

大阪薫英女学院高校 双子のタスキリレー 姉から妹へ

第24回高校女子駅伝競走大会の結果を分析しています。本日、取り上げるのは、大会第5位となった大阪薫英女学院高校(大阪)です。

まず、大阪薫英女学院高校の概要をおさらいしてみましょう。
大阪薫英女学院高校は、大阪府にある私立の女子高校です。
所在地は、大阪府摂津市正雀1-4-1
創立は、昭和6年で、大阪人間科学大学、大学院、大阪薫英女子短期大学、附属かおり幼稚園を擁する総合学園として着実に歩み、平成9年には大阪薫英女学院中学校を創立し中高一貫校となりました。
私ごとながら、その昔、社宅のある大阪市東淀川区井高野に住んでいたころ、摂津市千里丘の姉の家によく歩いて遊びに行っていました。その道筋にあったのが、この大阪薫英女学院高校でした。今となってはとてもなつかしい思い出です。
正月明けに、その姉と話をした際、今話題の高松望ムセンビ(薫英女学院中学)が親子で練習しているのを、よく見かけるという話をききました。都道府県対抗女子駅伝に備えてのものだったと思いますが、中高一貫校なので来年の高校女子駅伝での活躍が大いに期待されます。

今大会の目標は、上位入賞です。昨年の大会では、同タイムながら惜しくも9位で入賞をのがした経緯があります。リベンジということで、まずは入賞を最低限でも達成したいということでしょう。全国大会は、7年連続7回目の出場です。

全国大会での過去の成績は、以下のとおりです。
平成23年  9位 1: 9:12
平成22年 13位 1:10:46     
平成21年 22位 1:12:25      
平成20年 38位 1:12:03 
平成19年 23位 1:11:33     
平成18年 16位 1:10:20
平成23年から、いい選手に恵まれたのでしょうか。急に力をつけてきました。

それでは、もう一度、今年(以下H24に読み替えてください)の記録を振り返ってみましょう。
今年の大阪府大会の記録は、1時間10分6秒でした。
当日は、晴れでしたが風が強くて気温も高く、決して好条件ではなかったようです。
第1区 松田 瑞季(2)19:41
第2区 黒田 みな(3)13:53
第3区 加賀山恵奈(1)10:02
第4区 加賀山実里(1) 9:52
第5区 松本 彩花(2)16:38
大会には53校以上が参加しました。2位の大阪桐蔭高校には5分以上の差をつけて圧勝しました。くしくもこのタイムは、全国の各都道府県の記録で9番目でした。大森菜月は、右足の故障で出場しませんでした。

さらに、地区大会の記録は、1時間8分54秒で3位でした。
第1区 松田 瑞季(2)19:17
第2区 大森 菜月(3)13:34
第3区 加賀山実里(1) 9:24
第4区 黒田 みな(3) 9:42
第5区 松本 彩花(2)16:57
全員が区間3位以内の成績で、戦力は非常に安定しています、特に1区の松田瑞季の走りは見事でした。ちなみに1位は立命館宇治高校、2位は須磨学園高校でした。

最後に全国大会の結果です。記録は1時間8分15秒で念願の入賞5位でした。
第1区 大森 菜月(3)19:43
第2区 松田 瑞希(2)13:00
第3区 加賀山実里(1) 9:49
第4区 加賀山恵奈(1) 9:24
第5区 松本 彩花(2)16:19

それでは、大会の経過をみていきましょう。
1区は、けん制しあう中でのスローペースでした、そんな中、筑紫女学園高校の由水沙季のスパートに4秒差でついていったのが区間2位となった、3年生・大森菜月でした。昨年の大会も、同じ大森菜月でしたが、そのときは19:58で区間15位の成績でしたから、大阪薫英女学院高校としては、願ってもない展開です。大森菜月はその後の都道府県対抗女子駅伝でも大阪代表として5区を走り、堂々たる区間1位で、大健闘しています。いずれにしても最後の全国大会、いい思い出になったことでしょう。

2区は、同校のエース、松田瑞季。昨年も2区を走りましたが、その時のタイムは、13:21で区間10位の成績でした。タスキを受け取ると腕を横に振るとても力強いフォームで、前を行く筑紫女学園高校の山下未来をあっという間に抜き去ります。2位の興譲館高校に11秒の差をつけて堂々の区間1位の記録でした。昨年は2区終了時点で11位でしたから、今大会の1区・2区は素晴らしい流れとなりました。昨年9位のチームが、今年度1位、例年にない展開に、最終的のどのような結果になるか、予想もつかない状況になってきました。

3区は、双子姉妹の姉・加賀山実里、区間9位の記録で、後半順位を2つ下げましたが、折り返し地点をトップで通過。大健闘をみせます。中継所でトップとの差は、わずか3秒でした。この時点でトップは豊川高校、2位が立命館宇治高校となりました。

4区は、双子姉妹の妹・加賀山恵奈、区間4位のタイムでしたが順位をひとつ落とし第4位で5区の松本彩花にタスキを繋ぎます。トップとの差は、それでも10秒でした。

5区の松本彩花も、3キロ付近で興譲館の足立知世に抜かれて順位をひとつ落としましたが、最後の意地を見せ、須磨学園に遅れることなく、そのままゴールインしました。大阪代表が、兵庫代表に勝ったのは実に22年ぶりのことだそうです。

薫英女学院高校としても初の入賞、そして堂々たる5位。過去、大阪成蹊女子高校、大塚高校と歩んだ大阪府の女子高校駅伝。まさにここにきて開花した感じです。
特に3年生の大森菜月が抜けたあと、そのまま4名が残り、加えて高松望ムセンビが新1年生で加われば優勝という2文字も見えてきます。来年の都大路がますますおもしろくなってきました。

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尾道の町をぶらり

2013-01-22 21:57:23 | 観光名所

尾道の町にネコはよく似合う

 1月12日の土曜日、当日はよい天気でした。ふと、しまなみ海道(島は限定せず)に行っておいしいミカンでも買って来ようと思い、家を出ました。尾道大橋近くになって、今日なら千光寺からいい写真が撮れるかも、と思いつき、急遽、寄り道をしていくことにしました。
 いつもの港近くの市営の駐車場に車を入れ、商店街方面に歩いて行くと、まだ11時頃だというのに、尾道ラーメンの名店にはすでに行列ができていました。時間があれば、千光寺公園の駐車場に車を入れて一帯をゆっくり散策するのですが、今日のように短時間でちょっとだけ、というときにはいつもこのルートを歩きます。
商店街に入り、天寧寺の三重塔が見える筋を、北にあがります。国道を横切り、急な石段を上がると天寧寺山門が迎えてくれます。境内に入り裏側にまわってカーブした急な坂道をのぼると、三重塔の前に出ます。

 ここで息を切らしながら、新聞紙に包んだ花をかかえて坂道を登るお年寄りに会いました。「こんにちは。この坂はちょっときついですね」というと「年寄りには堪えます」との返事。おそららく三重塔横にある墓地にお参りに行かれるのでしょう。このあたり、千光寺につづく斜面には住宅もあるわけですが、観光客には情緒のある坂道でも、住人が生活するにはとても不便なところです。車の乗り入れもほとんど難しく、廃屋になった住居をところどころで目にします。

三重塔前を横切り、千光寺道に突き当たる付近には、ネコがあちこちにいます。公園のベンチには、観光客に体を撫でてもらってうっとりしているネコがいますし、屋根の上で日向ぼっこをしているネコもいます。これらもいい被写体になります。そしていよいよ最初の撮影ポイントです。天寧寺の三重塔と尾道市街、尾道水道と尾道大橋、運がよければロープウエーも同時におさめることができます。
さらに急な石段を登ると、千光寺に到着です。ここでは、本堂前の欄干を無理やり入れて尾道水道、尾道大橋を撮ります。すこし霞んでいますがまさに絶景。参拝のあと、すぐに引き返し、坂道を商店街まで下っていきましたが、急いだのでひざがガクガクします。お目当ての商店街のコーヒーショップでピザとレモンティーでお腹を満たし、いよいよ、しまなみ海道へ出発です。

どこにしようかと迷いましたが、結局、瀬戸田(生口島)にしました。平山郁夫美術館前の観光駐車場に車を入れ、試食がウリの生産直売のみかんのお店へ。柑橘類、これだけ種類があるのかと驚くほどです。いつものことながら店主の「ちょっと食べてみてい!」(広島弁=ちょっと食べてみてちょうだい)のことばに誘われて試食をしてみることに。取りあえず一番甘かった品種を少しだけ買ったあと、しおまち商店街を歩いてみることにしました。美術館ができたころには、大いに賑わった、であろう商店街も、この日、ほとんど人通りはなくひっそりとしています。小さな自転車に乗った小学校低学年の子どもが、店先で作業をしている自転車屋の主人に「おっちゃん!」と声を掛け親しげに話をしている光景に、どこか昭和の懐かしい匂いを感じました。このあと島を車で一周して帰ることにしました。周遊道路を走っていると、ポツンと一軒だけあるミカンの生産直売の店がありました。こちらでもいろいろ試食させてもらいましたが、結局、一番甘かった「大津4号」という品種のミカンを買い島をあとにしました。

帰りにふたたび尾道に寄りました。以前、テレビで放映されていた「てっぱん」で有名になった尾道風お好み焼きを買って帰ろうと思ったからです。ブームの頃に一度だけ行った「村上」というお店。年老いた義理の姉妹がやっている店です。前回来た時は、大変賑わっていましたが、この日はそうでもない様子。あのころは、行列ができるほどお客さんが来たそうで、休む暇もなかったそうです。あのブームはなんだったんだろうと、当時のエピソードを聞きながらゆっくり焼きあがるのを待って、尾道をあとにしました。



絵になる景色 千光寺から尾道水道を望む
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