未熟なカメラマン さてものひとりごと

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備北丘陵公園・さとやま屋敷のかしわ餅は最高!

2012-10-11 21:14:01 | 公園

コスモス「イエローガーデン」は清楚で華やか

10月8日の祝日、コスモスを見に広島県庄原市の備北丘陵公園を訪ねました。中国地方では唯一の国営公園です。新聞で「150万本のコスモスが見ごろ」と紹介されたためでしょうか、時刻は11時頃でしたが、すでに第1駐車場は満車でした。しかたなく第2駐車場に停めましたが、花の丘まで歩くには、随分距離がありました。
とにかく目立つのが、愛犬を連れたファミリー、小さな小型犬から大型犬まで、それも数匹連れた人も目立ちました。まるで品評会のようです。どの犬もきれいに手入れされ、いかに大事にされているかがわかります。ドッグランでもあれば、犬も喜ぶと思いますが、これだけ多いと収拾が付かないでしょうか。

花の丘のコスモスは満開でした。ただ、品種的に背丈の低いものが大勢を占め、しかも少しまばらな感じがして残念なところもありました。
しかし、種類は豊富です。私の一番のお気に入りは、「イエローガーデン」という品種で、世界で初めての黄色いコスモスだそうです。ボリュームもあり黄色一色のコスモス畑はどこか品の良い優雅さが感じられます。このコスモス、昭和62年に玉川大学農学部で品種改良されたものです。もともとは、昭和32年に突然変異により花弁の先が黄色くなったコスモスの1株が発見され、実に20年以上に渡り交配を続けた結果、造り出されたものだそうです。気の遠くなるような話ですね。

さて、この日は絶好のお天気日和となりました。青い空の秋の雲とコスモスのコントラストはなんとも言えず素晴らしいものでした。逆光にならないようにカメラを構え、ピントをどこに合わせるかが腕の見せ所です。望遠レンズとマクロレンズを使い分けながら、めずらしく三脚を使って本気モードで撮影をしました。



比婆さとやま屋敷のかしわ餅は最高

コスモスを堪能したあと、休憩しようと「ひばの里」に向かいました。私はこの田舎の風景が大好きです。田んぼがあり、イネが刈り取られてハゼが作られていました。初めて来たとき、公園の中にこのようなスペースがあることに驚いたものです。最初に向かうのが比婆さとやま屋敷です。こちらでは懐かしい旧家が再現されており、1階と2階の和室は広々としてとても落ち着きます。玄関を入ると、うす暗い土間となっており、奥のかまどで火が焚かれています。離れでは茶席が設けられ、抹茶と御菓子付で300円と書いてありましたが、もちろんここでのお目当ては、できたてのかしわ餅です。セルフ―サービスになっているので、かしわ餅に、用意されているお茶と漬物をセットし、空いている場所に移動します。

こちらのかしわ餅は、甘さを抑えたこし餡でなんともいえない味わいです。ただ、できたてのためか、かしわの葉に餅が引っ付いて剥がすのに苦労しました。
食べたあとは膝を崩し、庭先に隣接した山裾を眺めていると、すでに紅葉が始まっていて気分も癒される感じです。まるで懐かしい昔の我が家にいる気分です。
かしわ餅ですが、その歴史を調べてみると、江戸時代に関東地方にあったものが、徳川9代将軍家重~10代将軍の家治の頃、参勤交代で全国に行き渡ったとされています。平たく丸めた上新粉の餅を二つに折り、間に餡を挟んでかしわなどの葉で包む和菓子。餡の種類は、つぶあん、こしあん、みそあんなどがありますが、どれも食べてみたいですね。

ひばの里で、休憩をとったあと、再び花の丘を経由して駐車場に戻りました。丘陵公園から帰る途中、オープンガーデンをしているお宅を目にしました。寄りませんでしたが、帰ってパンフレットを見ると、「庄原さとやまオープンガーデン」とあり20戸のお宅が紹介されていました。次回は是非、見学してみようと思いました。

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