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未熟なカメラマン さてものひとりごと

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令和元年(2019)5月6日(月)雨の倉敷美観地区 愛らしいコブハクチョウの親子

2019-05-12 23:14:23 | 古い町並み
ゴールデンウイークの最終日は、倉敷美観地区で開催される春のイベント「ハートランド倉敷」の最終日でもありました。後半の休みをこの日しか取れなかったので、最後のチャンスと、
14:00から倉敷物語館前で開催される「くらしき藤娘撮影会」、
15:30からの川舟流し「瀬戸の花嫁」と
16:30からの川舟流し「くらしき藤娘」を楽しみにしていました。
特に「くらしき藤娘」は藤娘3人登場とのことで特に興味がありました。
午後から雨の予報でしたが、出かけることにしました。
多少の雨なら、傘をさしてでも、行われるだろうとたかをくくっていたのです。

車は、ちょっと離れてはいますが、倉敷中央病院の駐車場に入れました。午後2時からの撮影会に何とか間に合いそうと倉敷物語館に急ぎましたが、このころから無情にも雨がぽつぽつと降り始めました。
おまけに到着したころには、雷がゴロゴロと鳴り、風も吹き始めたではありませんか。まるで突然の夕立にでも遭ったようでした。倉敷物語館の建物の隅で雨宿りしましたが、小ぶりになっても撮影会は、開催される様子はありません。



大原美術館前の通り


カフェ・エルグレコ ツタの若葉が雨に濡れて美しい


雨の倉敷川 枝垂れ柳の若葉が美しい


柳のアップ


カエデの若葉が美しい


倉敷珈琲館のレトロな広告塔

それではと、倉敷珈琲店で、おいしいコーヒーをいただきながら、15:30からの「瀬戸の花嫁」までしばし待ってみることにしました。
それでも雨は、少しも止む気配はありませんでした。
15:30ごろになって、やっと雨は止みましたが、川舟流しの開催される様子はありません。残念、中止か、と泣く泣くあきらめて帰ることにしました。

最後にと、倉敷川周辺の枝垂れ柳を撮影しているとき、コブハクチョウの親子を見つけました。
何と、背中に雛を背負っているではありませんか。
近くの人の話によると、雛は昨日生まれたそうです。一羽だけのようでしたが、周囲で「かわいい!」と歓声が上がります。ちょこんと母鳥の背中に乗っている姿を撮影することができて、少し救われたような気がしました。


母鳥の背中に乗ったひな 生後このような姿を見せるのはせいぜい一週間とか




母の愛にしっかり包まれています


雨の美観地区


雨上がりの倉敷川(15:30頃)


本町通り 私の大好きな景観です


吉井旅館は、素敵な和の佇まい


この辺りまでくると人通りはぐっと少なくなります


倉敷中央病院まで帰ってきました

帰宅し改めてハートランド倉敷のイベントスケジュールを見ると、最後に「イベント内容、時間等は予告なく変更する場合があります」との一文があり、とても残念に思いました。私と同じような思いをした人はたくさんいたはず。放送設備を利用するなどもう少していねいなお知らせ方法はなかったものかと思ったのです。
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2019(平成31)年 第13回 山陽道宿場町やかげの流しびな行列 3月24日(日)

2019-03-27 23:41:39 | 古い町並み
今年も被写体を求めて、矢掛町の流しびな行列を見に行ってきました。車は町並みの一番東にある観光駐車場に停めようと思いましたが、何と満車。仕方なく臨時駐車場の看板の案内にしたがって車を進め、とある公共施設に何とか停めることができました。

行列スタートの10時半には少し時間があり、久しぶりに周辺を散策することにしました。なまこ壁の路地を入ると、裏手に美しい白壁の土塀が続く一角がありました。そしてさらに細い路地もありました。
町並みを散策していると、以前と変わったな、と気付くことがあります。古い町屋をうまく利用した新しいお店が増えているような気がするのです。このあたりは、倉敷の本町通りあたりと似ていると思いました。



旧脇本陣裏のしっくいの土塀


なまこ壁と焼き板塀の細い路地


旧矢掛脇本陣高草家


通りを急ぐ人たち


テントが並ぶ出店会場 コンサートも行われていました。

やかげ郷土美術館周辺を散策し、矢掛本陣の通り(旧山陽道)に出てきました。うれしいことにちょうど行列がこちらに向かって進んでいるところでした。

すぐさま配役をチェックします。女びな役は新しい人でした。あとは昨年と変わらないようです。
行列の後は踊りが披露されます。場所は、本陣、脇本陣前など4箇所。それにしてもカメラマンの何と多いことでしょう。
多くが、望遠レンズを装着した立派なカメラを首からぶら下げています。うっかり被写体の後ろなどにいて、撮影の邪魔をしようなら、ベテランカメラマンから怒号が飛びます。こんなに緊張した撮影現場はなかなかお目にかかれません。

それに比べ、踊りはとても優雅です。行列の主体は、高校生や中学生です。それなりの上背が揃っているので、選抜されたのかもしれません。以前は高齢の方の参加もあったようですが、今ではほとんど目にすることはありません。もっとも深い編み笠を被っているので、正面から顔を拝むことはできませんが、手や指先を見るとわかります。
休憩中に、あどけない笑顔を見せる踊り子たち。その若さが、この催しを牽引しているのだと思います。後輩達にうまく引き継がれるといいですね。

ここでいったん、通りを離れ、テントが並ぶ出店会場に足を運びました。こちらは、先ほどと変わって、のんびり穏やかなムード。直産物、お土産、軽食などが軒を連ねています。カメラを持った人はほとんどいません。家族のお土産に、山菜おこわと、よもぎ餅を買って会場をあとにしました。


流しびな行列


整然と並んで静かに歩く姿が何とも美しい



中宮の君 坪井花美さんの華麗な舞


花を持つ美しい手


カメラマンの熱気がすごい


輪おどり


踊り周辺は大混雑です


休憩時間、級友が応援に来ていました。「よかったよ!」と声が聞こえてきそうです。


家族のねぎらいに笑顔がはじけます。


やかっぴ~も大活躍。女びなとの2ショット


後ろからみるとこんな感じです。

帰りに、国の重要文化財に指定されている旧矢掛脇本陣高草家を初めて訪ねました。まさに広いお屋敷でした。酒蔵で財を成した本陣・石井家とは対照的に金融業で財を成したそうです。土蔵が立ち並ぶ敷地の一番奥に、樹齢300年ともいわれる巨大なエノキがありました。係りの人の話によると、あの木が雷からこの家を守ってくれたそうです。ここに住人はいなくて、家主は東京から月に何度か帰って来られるようです。
これだけ広い家を維持管理するのも大変でしょうが、何としても後世に残してもらいたいと思いました。
行事は、午後からも流しびな行事が場所を小田川河原に移して行われますが、予定があったので今回はパスしました。今年のやかげ流しびな、お天気に恵まれて何よりでした。


高草家


天井に見えるのは防火用の砂籠です。


立派な梁です。


なまこ壁と蔵の戸。植木もきれいに剪定されています。


主屋を見通す


行列周辺以外はこのように静かで落ち着いています。


マンホールはやっこ

流しびな行列 過去のブログ記事
2011
2014
2015
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倉敷美観地区・本町あたりの魅力を探る 2019年2月12日

2019-02-19 21:57:24 | 古い町並み
カメラの被写体を求めて、またまた倉敷・美観地区(岡山県倉敷市)を訪ねました。1年で一番寒い季節でもあり、この日が平日だったこともあって、観光客は少ないだろう、と思っていましたが、やはり岡山県一の人気観光スポット、若者や外国人を中心に想像以上の人の姿がありました。

車は、アイビースクエアの駐車場に停めました。少々割高ですが、立地がよいので仕方ありません。駐車場から向かうと、レンガ仕様の西洋式アーチが迎えてくれます。
旧倉敷紡績の工場を改装してホテルに仕様変更、建物の表面を覆うアイビーとともに独特の雰囲気があり、往時の繁栄を伺い知ることができます。



アイビースクエアの特徴あるアーチ型の門


テラスを望む


美観地区倉敷川畔にやってきました。

アイビースクエアを抜けて、最初に向かったのが、倉敷川沿いの美観地区です。
枝垂れ柳は、まだ若葉をつけていないので、この季節の美観地区は、少し殺風景な感じがします。川舟も運行していないようでした。
中橋のたもとにある、レトロな建物(倉敷館)もまだ改修中です。
被写体は限られますが、あくまで倉敷川の川面はおだやか、反射し見事に町並みを映し出しています。



奥に坪庭がありました。これだけでも落ち着きますね。


頂いた抹茶にお団子


川面に町並みが映り込んでいます。


廣榮堂はきびだんごの老舗


川畔の町並みに、おいしそうなお団子屋さんがあり、少し休憩することにしました。間口は狭く奥に広い、いわゆる“うなぎの寝床”のような間取りでしたが、一番奥に美しい坪庭がありました。抹茶をいただきながら、味わうお団子もなかなかのものでした。
店を出て、一番南側、高砂橋近くの、“きびだんご”の老舗、廣榮堂の店頭では、若い係りの女性が大きくきれいな声で、「いかがですか!」と繰り返し声をかけていたのが印象的でした。
このあと、高砂橋を通って対岸に渡り、日本郷土玩具館で、なつかしいおもちゃなどを見て童心にかえりました。



日本郷土玩具館の裏庭に建つ白壁の蔵


つり雛


あたたかみのあるひな人形



中橋付近の町並み


中橋








有隣荘は大原家の別邸

大原美術館前の今橋を渡り、旅館鶴形横の路地を進むと本町通りに出ます。重要文化財の井上家住宅の修復工事は、まだ行われていましたが、一部が姿を見せていました。工事完了が待たれます。本町には、多くの町屋が並び、現在では、その多くがカフェやレストラン、ショップなどに姿を変えてはいるものの、空き家がない、という点が素晴らしいところだと思います。
人気のお店、三宅商店でランチにカレーと思いましたが、店内にも待っている客の姿があり残念ながら、あきらめることにしました。
このあと、本町の古い町並みを散策します。吉井旅館の店構え、高田屋の古い看板あたりから、まっすぐ通りを眺めると、少しカーブしているあたりに、とても情緒が感じられます。



吉井旅館から見る本町通り


高田屋付近から見る町並み


カーブした町並みに趣きがある


この通りにも趣きがある


アイビースクエアまで帰ってきました。


阿智神社の急な石段を登り振りかえると、眼下に倉敷の日本瓦を持つ町並みが広がっています。まさに“甍の波”ですね。全国の古い町並みの中でも、その規模、レベルとも群を抜いているに違いありません。いつもでもこの景観を維持してもらいたいと思います。

帰りに、いつもの手焼せんべいのお店、杏(あんず)で、自分用に買って帰るのが、常となっています。この固いせんべいがクセになりそうです。そういえば、お昼をまだ食べていませんでした。真備町か矢掛町あたりで、おいしいうどんを食べて帰るつもりです。


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城崎温泉と伊根の舟屋を訪ねて 平成30年10月27日~28日

2018-11-13 20:47:40 | 古い町並み
(一日目)
町内の親睦旅行で、久しぶりに城崎温泉に行って来ました。コースですが、初日は、但馬の小京都・出石を訪ね、名物の出石皿そばをいただいたあと、天然記念物玄武洞に立ち寄り、城崎温泉で一泊、二日目は、舟屋で知られる伊根を訪ねたあと、日本三景・天の橋立で昼食、観光といった定番中の定番コースです。
当初、週末は天気が荒れるとの予報でしたが、あにはからんや両日とも見事な天気で、とても幸運でした。
地元観光会社のマイクロバスをチャーターしていざ出発。まず訪ねたのが出石です。
観光駐車場の目の前が、団体客相手の食事場所でしたが、予定の時間より30分早く到着し、時間調整のため町並みを少し散策することにしました。
出石城から時計台に向かって歩くと、町並みには出石そばの専門店やみやげ物店が立ち並んでいます。小高い催し物会場ではなにやら、美人コンテストが開催されるようで、それに関係があるのかどうかわかりませんが、当日は着物姿の女性が多く目立ちました。


出石城跡 現在は本丸などの石組みが残るのみ


今も時を刻む町のシンボル 辰鼓楼(しんころう)


重要伝統的建造物群保存地区に指定されている町並み 


出石酒造の酒蔵 築250年は風格があります


中易酒店のレトロな外観


予定の時間になったので食事場所に戻ることにしました。私たちのテーブルにはすでに準備が整っているようでした。以前、出石を訪ねたときは専門店で蕎麦を食べました。今回は団体客相手の食事処ということで、味はそれほど期待していませんでしたが、とてもおいしいのでびっくりしました。参加者の多くが、皿1~2枚を追加注文していました。
そして食事後、まっさきに向かったのが、例のコンテスト会場です。


大変おいしかった出石皿そば 通常は5皿一組

「出石藩きものクイーンコンテスト」というタイトルで、8名の美女がエントリーしているようです。名前を呼ばれると、併設された舞台に進み、笑顔を見せて一回転して戻ります。結局、審査員特別賞が2名、準クイーンが2名、クイーンが1名で5名の皆さんが受賞されました。惜しくも選ばれなかった3名が、とても気の毒に思えました。


案内のポスターです


全員が勢揃い


出石藩きものクイーンコンテスト クイーンが決まりました。

出石のあと、向かったのが本日のもうひとつの訪問地、玄武洞です。こちらは初めてでした。
山の中腹に想像以上の巨大な岩場があり、柱状節理の岩が崩れて洞窟ができています。自然の強大な力を感じました。岩場の上のツタが赤く紅葉し、とても美しく印象的でした。
このあと、本日の宿泊先、城崎温泉に向かいました、所要時間は30分ほどです。そして午後3時半ごろ旅館に到着しました。


玄武洞 迫力の自然造形物に圧倒されます


紅葉したツタがとても印象的でした


一息入れた後、早速外湯めぐりに出かけました。旅館でもらったバーコード入りのレシートを首に掛けて、それぞれの外湯の受付でスキャンします。土曜日ということもあって外湯は大混雑していました。一の湯、地蔵湯、柳湯と入りましたが、着替えもそこそこに、外に出ると、冷たい風の何と気持ちのよいこと。


川に柳は旅情を誘う


外湯 一の湯 洞窟風呂があります

ここで強い雨足に襲われてしまいました。
急いで宿に戻りますが、こういうとき下駄は歩きにくいですね。
楽しい夕食のあと、雨も止んでいるようなので、お土産を買いに温泉街に再び繰り出しました。


射的で順番を待つ若者たち


遅くまで賑わう温泉街

懐かしいスマートボール、射的、手打ちのパチンコに興じる若者たち。ファミリーよりも若い女性の姿が多く目立ちました。そして若い西洋人と思われる外国人もしっかり浴衣で歩いていました。
これも城崎ならではと思うのですが、何が彼らを惹き付けるのでしょうか。
宿に戻ると、バタンキュー、旅の疲れでしょうか、アルコールも入っていることもあって、あっという間に睡魔に襲われてしまいました。とにかく楽しい一日でした。
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くらしき藤娘 第38回ハートランド倉敷・川舟流し 平成30年5月1日

2018-05-06 20:35:01 | 古い町並み
朝一番に岡山県和気町の藤公園を訪ねたあと、倉敷で開催されているハートランド倉敷の川舟流しを見るため、倉敷に向かいました。
倉敷市内に到着すると、このところよく利用する「木々珈琲舎」でランチをおいしくいただいたあと、会場の美観地区に向かいました。
美観地区周辺は、どこも駐車場が一杯だと思い、少し遠いと思いながら倉敷中央病院の駐車場に車を停めることにしました。
病院西側の通りをまっすぐ南下し歩くこと10分、本町通りの一番東側から古い町並みに入ります。少しカーブしたこの辺り、わずかながら民家もあって個人的には一番好きな景観です。
連休の中日、しかも天気の良いこともあって、通りは大勢の観光客で賑わっていました。特に若い人たちの姿が目につきます。
藤娘の川舟流しは、16時半からだったので、約1時間待たなくてはなりませんでした。
特に行く当てもないので、倉敷川の川畔に腰を掛け、観光客が乗る川舟流しをぼんやりと眺め時間を過ごしました。

16時半ちょうどに藤娘の川舟流しが始まりました。情報によりますと、この時間の藤娘は、高梁市出身で京都女子大学4回生の大塚里咲さん、21歳です。人力車に乗ってさっそうと発着場に到着です。
すぐに舟に乗り込み、美観地区内の倉敷川を往復します。しの笛の音色が響き渡る中、ゆっくり進むとムードは最高潮。基本的に藤娘は同じ側を向いたままなので、正面から撮影しようと思うと、チャンスは上りか下りの一度しかないことになります。舟が走り出すと、観光客は一斉に河畔に集まって来ます。特に橋の上は、混雑します。
常に、笑顔を絶やさない藤娘、大変な役ですが、いい記念になったことでしょう。
このあと、撮影会も行われたようでしたが、今回はしっかり撮影できたので、そのまま自宅に向かいました。



本町の古い町並み カーブした通りは趣きがあります


阿智神社の石段 カエデの若葉に癒されます


私の好きな通りです


若い観光客が多いですね


舟の帰りを待つ


ちょうど舟が帰ってきました


川舟が景色に似合います のどかな景色ですね


人力車が藤娘を迎えに行きます その昔にタイムスリップしたみたいです


それにしても美しい景観です








藤娘の横顔 


行きは向こう側を向いています 決して振り返ることはありません 美しい藤色の着物ですね


大勢の人の視線を集めています


やっと帰ってきました 笑顔が素敵ですね


美しい笑顔です


橋付近は特に観光客が多いようです


帰りに見つけたぼうや かわいいですね。
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