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未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県笠岡市 笠岡ベイファームの菜の花畑を訪ねて 令和2年3月

2020-03-25 23:35:35 | 花の名所
この日の天候は不順でした。朝から曇り空、急に霙が降ったり、強い風が吹いたりと刻々と変化します。今日のお出かけは、無理かなと思っていると、正午過ぎから陽射しが出てきました。
それならば、とお隣の町、笠岡市の笠岡ベイファームの菜の花畑を訪ねることにしました。

1000万本とも3000万本ともいわれる菜の花、見ごろかどうかは確認できていませんでした。広大な干拓地、菜の花畑は、道の駅近くになっても視界に入りません。
菜の花畑は、2か所に別れていました。第二駐車場に近いのが1ha、メインの道の駅前の菜の花畑は5haで、合せて6haです。
岡山県の県北、奈義町の菜の花畑15haが有名ですが、残念ながら私は、まだ訪ねたことはありません。
奈義山に続く、道の両側に広がる段々畑は、風情がありそうです。

その点、笠岡ベイファームの菜の花畑は、干拓地ということもあって、あくまでフラットですが、絨毯のようにびっしり生え揃っていてとても濃密、2か所ともに見ごろを迎えています。
このほど臨時駐車場が舗装整備され、施設もさらに充実、収容能力も一段とアップしました。

平日の午後でしたが、この臨時駐車場(140台)も50%以上の駐車率、新型コロナウイルスの感染拡大もなんのその、これだけ広い空間なら影響はないとの判断でしょうか。



今一つはっきりしない天気でした。


小学生の男の子が散歩させていました。あまりにもかわいいので撮らせてもらいました。犬種を訊くと「極小豆柴」というのだそうです。6か月ぐらいかと思ったら4歳だそうで、これにはびっくり。

菜の花畑の遊歩道をまっすぐ進んだ正面に、高さ1m50cmほどの展望台が設置されています。
来園者は、かならず一度は、上がってみたくなることでしょう。
菜の花畑には、いくつかの鯉のぼりが悠然と泳いでいます。これらは、広く寄付をよびかけて集まったものです。
展望台から見ると、入園者の動きが手に取るようにわかります。恋人どおしのカップル、ファミリー、或いは仲間と、写真を撮り合っています。
そのような光景はカメラマンにとって最高の被写体となりますが、撮影には細心の注意が必要です。



真っすぐ進むと展望台です。


えい!とジャンプする仲良し中学生?。スマフォをセットしての撮影のようですが、果たしてうまく撮れたのでしょうか?


記念に一枚でしょうか。絵になりますね。


一番西側までやってきました。広大な菜の花畑です。


アップで撮ってみました。


菜の花は1列ごとに、早咲き、遅咲きと交互に植えられているようです。


お母さんと菜の花を見る女の子。微笑ましいですね。


道の駅「笠岡ベイファーム」です。

展望台を離れ、この菜の花畑を一周してみることにしました。人工物が視界に入らないところを探して撮影、菜の花畑は、1列ごとに見ごろを迎えたもの、まだつぼみでこれからというものがあり、長く楽しめるよう交互に植えられているようです。
撮影を終えたあと、道の駅で、お土産に特産のイチゴを2パック買って、ベイファームをあとにしました。 

撮影日=令和2(2020)年3月16日
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広島県福山市内海町田島 絶景“やぶ椿と水仙の里”を訪ねて

2020-03-20 20:34:37 | 花の名所
先日、地元新聞に、“やぶ椿と水仙の里”のスイセンが見ごろとの、記事が掲載されていました。海を見下ろす斜面に、一斉に開花するスイセン。これは被写体になりそうと、出かけてみることにしました。
途中、噂に聞く、グリーンラインの展望台、中川美術館、それから久しぶりに、あぶとの観音様も訪ねることにしました。

ナビをわかりやすい中川美術館にセットすると、鞆町経由での案内が出ました。しかし残念、鞆からの急な山道は、以前の大雨の影響でしょうか、通行止めになっていました。
やむを得ず、鞆町の悪名高い町並みの中の細い道路を通行するはめになってしまいました。
その大変さを知り、ほとんど通ったことがなかったので、とても緊張しました。
早く、山側のトンネルの完成が待たれます。


グリーンライン 後山公園展望台


やっとグリーラインに乗り、目的の後山公園展望台に向かう途中、何箇所か見晴らしのよいところがあり、度々停まって撮影しました。
中川美術館は定休日のようでしたが、公園には、保育園の園児や何組かのファミリーの姿がありました。
若い桜の木が何本も植栽されていて、これから楽しみなスポットになりそうです。
ただ、イノシシが至るところの地面を掘り返して悲惨な状態になっていたのが残念です。



グリーンライン上の整備された展望スペース


鞆の浦 正面が仙酔島 残念ながら常夜灯は見えない


内海大橋が見える


後山公園展望台 360度のパノラマビュー


穏やかな瀬戸内海 霞んでいて残念


東屋で休憩もできる

阿伏兎観音

あぶとの観音様も数十年ぶりでした。拝観料は100円でした。崖の頂上に建つ朱色の観音堂は、国の重要文化財に指定されています。
臨済宗妙心寺派の寺院で、正式には磐台寺といい、阿伏兎岬にあるので阿伏兎観音と呼ばれています。安産や子宝の観音様として知られています。
回廊は自由に歩くことはできますが、欄干が低く、おまけに外側に傾斜しているのでどうしてもおよび腰になってしまいます。



急な岸壁の上に建つ阿伏兎観音


観音堂は国の重要文化財 毛利輝元が建立


固そうな岩盤の上に建っている


美しい朱色の回廊


欄干は低いし、外側に傾いているので歩くにも注意が必要


下を覗くと足がすくむ


奉納された「おっぱい絵馬」


美しい社殿

やぶ椿と水仙の里

次に向かったのが、本日最後の目的地、「やぶ椿と水仙の里」です。
内海大橋を通り、田島に入ると、要所、要所に案内の看板が出ていますが進むにしたがってだんだんと不安になってきました。細い道、案内板が見えなくなると、この道で合っているのだろうかと心配すること、度々です。

何とか無事に到着。海岸辺りのなだらかな山裾に広がるスイセンの里です。資料によりますと、この地には、昔から樹齢300年のやぶ椿と約10万本のスイセンが自生していたそうです。
新聞で紹介されていたのは、もうずいぶん前、見ごろはどうかと心配していましたが、一見すると、概ね終わっているように見えました。黄色の花を付けた大きな木があり、たまたまそこにいた女性の入園者に、「この花はなんでしたか?」と話しかけると「ミモザです」と教えてくれました。「スイセン、もう終わっていますね?」というと、「向こうの斜面の木陰にはまだまだ咲いていますよ!」とのこと。
そちらには、何本かの河津桜のピンクの花が満開で、黄色や白のスイセンとの対比がとても美しく感じられました。



エントランス


ミモザが満開


ヤギも飼われていてさながら小さな動物園


野鳥がいました。スズメかと思いましたがどこか違う、ホオジロでしょうか?


こちらは、人懐こいジョウビタキ

園内には、なぜかヤギも数匹飼育されていて、のどかな景色が広がっています。河津桜には、メジロが蜜を求めて次々とやってきます。
先客がいたので、近くでの撮影は遠慮しましたが、桜とメジロの撮影は初めての経験で、得をした気分になりました。
帰りに、入園口で、地元産品を売る女性の方に話を聞きました。気のなっていたのはやぶ椿のことでした。「やぶ椿はどこにありますか」「あちらに」と指さされた方向に目をやると太い幹のやぶ椿が1本ありました。



スイセンと河津桜と海


スイセンは5種類 永く鑑賞できるように早咲きと遅咲きの品種が植えられています


美しい河津桜


桜とメジロ


桜とメジロ


もう一枚


もう一枚

手前には、枯れた幹がありました。台風や天候不順により枯れてしまったとのことです。
スイセンは早咲き遅咲きと考えて植えられているようです。
印象的だったのは、やはり河津桜で、もっともっと本数を増やし、“河津桜と水仙の里”にしてはどうでしょう。
そして、この田島とお隣の横島は、グーグルなど上から見ると、二匹の魚がキスをしているように見えることで知られています。
これらをヒントに“恋人の聖地”にしてはどうでしょう。
と思ったら、すでに地域活性化事業として、婚活事業がなされているとのこと。



内海大橋

帰りの道で、反対側に行ったどうかと尋ねると、かなり細い山道が続くので、来られた道を帰ってください、とのことでした。
初めての田島、次回は横島も訪ねてみたいと思いながら、帰途につきました。

訪問日=令和2(2020)年3月2日
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矢掛・観照寺 梅はもうほとんど終わっていました! 令和2年3月1日

2020-03-08 09:28:04 | 花の名所
岡山県の小さな梅の名所、矢掛の観照寺を訪ねました。このところ、せっかくの週末なのに、ずっと天気が悪く、なかなか出かけることができませんでした。
今年は、暖冬で梅の開花も随分早いと聞いていたので、もう終わっているだろう?と思いつつ、遅咲きの梅が待っていてくれるのではと、かすかな期待もありました。

新型コロナウイルスの感染拡大で、出かけるのは少しはばかれましたが、有名な観光地ではなく、平日なので人出は少ないだろうという安易な考えでした。
お寺に近づくにつれて、道路わきの梅まつりのピンクの幟が案内してくれ、道に迷うことはありません。

10日以上前に、記念物、樹齢200年以上といわれる臥龍梅(がりゅうばい)が見ごろ、との記事が地元新聞に掲載されていました。こちらでは、一番開花が早い品種です。
しかし、私が一番期待していたのは、駐車場側から通用口を入ったところにある、淡いピンクの枝垂れです。境内に植えられている約60本の内でも比較的開花が遅い品種です。



駐車場から近い通用口、境内の中に紅梅が見え隠れしています。


閑静な境内の様子


別角度から


淡いピンクの枝垂れ


もう一枚


後ろに引いて撮影してみました。


もう少しアップで


メジロがやってきました。


古木の枝垂れです。


白梅の古木です。


古木から出た新しい枝は満開


白梅と灯籠


境内のお隣の畑に咲く紅白梅


エヒメアヤメが境内のあちこちに咲いていました。県の絶滅危惧種です。

しかし、期待していたこの枝垂れももう終わりかけていました。これには少々がっかりしました。
何とか、残っている梅の枝をクローズアップして撮影しました。
境内の梅をひと通り撮影したあと、通用口を出たところにある黄色の花を付けた‘サンシュユ’を撮影していると、一人の女性から「あの梅の木にたくさん、鳥が来ていますよ!」とそっと教えていただきました。

そちらを見ると、高齢のカメラ愛好家グループ4.5人が、盛んに撮影をしていました。なんと、若い満開の白梅にメジロが次々とやってくるではありませんか。
それも随分近づいてもお構いなし、まったく警戒することなく、せっせと蜜を吸っています。私も2m付近まで接近し、撮影することができました。撮れるだけ撮って、あとで整理しようと100枚ぐらいは撮ったでしょうか。これがデジカメの有難いところですね。



境内の外にサンシュユが黄色い花を付けていました。


サンシュユと紅梅のコラボです。


境内の外に若い白梅が満開の花を付けています。


メジロが次々にやってきます。


とにかくじっとしていません。


仕草がなんともかわいいですね。


ピントを合わせるのも一苦労です。


100枚は撮りました。

メジロは、とにかくじっとせず、枝から枝へと動き回るのでピントを合わせるのも大変です。
でも、アップで見るメジロの、何と愛らしいことでしょう。
先客のグループは、「(いくら撮っても)切りがない」と帰っていきました。

ぽつりぽつりと新しい拝観者がやってきますが、雰囲気だけなら中旬ぐらいまで楽しめしめそうです。

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井原市高屋町 高山寺のツワブキ 令和元年(2019)11月5日

2019-11-18 08:11:19 | 花の名所
もうそろそろツワブキが咲いているはず、と高屋町の高山寺(こうざんじ)を訪ねました。
高山寺は真言宗大覚寺派の別格本山で、僧行基により天平3年(731)年に開基したと伝えられています。寺宝として国の重要文化財に指定されている不動明王坐像、地蔵菩薩立像が安置されています。
境内の本堂裏にある、モッコクは井原市の天然記念物に指定されています。

駐車場には、一台の車もなく、人の姿も目に入りません。とても静かで逆に戸惑うほどです。
仁王門を潜ると、本堂に向かってまっすぐ石畳が敷かれ、その両側には、石の地蔵菩薩が並んでいますが、上には屋根があり、いかに大切にされているかがわかります。

一番感じるのは、境内全体がとてもきれいに管理されていることです。
本堂の右手から奥に進むと、正面にドーンと巨樹モッコクがそびえています。推定樹齢は350年。夏には一斉に小さな可憐な花を咲かせ、あたり一面に甘い香りが漂います。
その蜜を求めて、無数の蜂が飛び交うのです。

うってかわってこの季節、ほんとうに静かですが、意外に知られていないのが、モッコクの幹の下周辺に咲くツワブキです。黄色い花が見事に一斉に花開き、背後にある土塀との取り合わせが何ともいえないのです。
この季節、近くに行かれたら是非、その見事さをご自分の目でお確かめください。



仁王門 梵鐘は室町末期の作で岡山県指定重要文化財


境内はきれい過ぎるほど管理されています。両側に地蔵菩薩が並んでいます。


青空が広がりとても気持ちのよい一日でした。


本堂


右の路地を進むと


大きなモッコクの木があります。


土塀ととてもよく合います。


まさに満開でした。


さらにアップです。


幹の下周辺は一面ツワブキに覆われています。


帰りに駐車場入り口付近で見た石像。

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日本最大級 世羅高原農場のダリア園を訪ねて(広島県世羅郡世羅町)

2019-10-08 23:38:51 | 花の名所
2019年9月30日、被写体を求めて、世羅町の世羅高原農場を訪ねました。こちらのダリア園を訪ねるのは3回目です。春のチューリップや夏のひまわりを含めると、毎年1.2回は訪ねていると思います。
ずっと前のことで、たった一度だけですが、渡りをするチョウ、アサギマダラに出会ったことがありました。再び出会えるのではという期待もありました。
農園には起伏があり、それが実に趣があるのと、高原の空は特に美しく、こちらで被写体に困ることはありません。



水中花 水面をいくつもの花が埋めていました。






サルビアの鮮烈なブルー




見渡す限りのダリアには圧倒されます。



こちらのダリア園、パンフレットによりますと、550品種、7,500株で西日本最大級とありました。
そこで、日本の代表的なダリア園を調べてみました。


日本のダリア園
秋田県 秋田国際ダリア園 700品種 7,000株
秋田県 湯沢市燦ランド世界ダリア園 400品種 株数不明
山形県 やまがた川西ダリア園 650品種 株数不明
福島県 湯遊ランドはなわダリア園 300品種 5,000株
東京都 町田ダリア園 500品種 4,000株
埼玉県 両神山麓花の郷 300品種 5,000株
三重県 なばなの里 202品種 13,000株
広島県 世羅高原農場 550品種 7,500株
兵庫県 黒川ダリア園 430品種 1,200株
福岡県 八女市星の花公園 400品種 株数不明

以上のデータにより
品種の多いのが、
1位 秋田国際ダリア園、
2位 やまがた川西ダリア園 
3位 世羅高原農場

株数(不明除く)の多いのが
1位 なばなの里 
2位 世羅高原農場
3位 秋田国際ダリア園

ということで、世羅高原農場は、日本最大級と謳ってもまったく問題ないと思われます。



コスモスも咲いていました。










一番美しいと思ったダリアです。






とても暑い一日でした。




小輪タイプもあります。




いろんな形がありますね。


情熱的な赤です。


高原の空は美しい。






アキアカネが停まっていました。


風車付きの展望台です。


ブルーのサルビアの中に、ほんの一部ですが、白色を見つけました。

ダリアについて

ダリアはメキシコ産の非耐寒性球根で、初夏から秋の花壇で活躍する存在感抜群の花です。日本には、オランダから江戸時代の終わりに渡来し、美しい花姿から「天竺牡丹」と呼ばれました。
球根だけではなく種から育てられるタイプや、草丈2mにも達する高性種も登場し、ダリアの属品種数は3万を超えるまでに。花色は「青色以外はなんでもある」と言われるほどです。
花のサイズも、花径3~10cmの小輪から、20cm以上の大輪もあります。また咲き方もいろいろで、10数種以上に分類されます。(Pacoma 河村ゆかり氏)


ガーデンマムについて

1900年のパリ万博で、日本の菊が紹介されて、ヨーロッパでは、菊の大ブームが起こりました。その後、ヨーロッパで品種改良された鉢花がガーデンマムです。アフロヘア―のような丸いシルエットで、いくつもの花がついて大きな丸型になっています。(パンフより)


上から見るとパッチワークのようです。


近くから見るとこんな感じです。


びっしりと花弁をつけています。
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