毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

やってみるととても難しかった

2016-07-17 23:33:33 | パワーアップしたい日々 2016

 

交通量の多い大きな通りの交差点で信号待ちをしていると、

向かい側の歩道に、白い杖をついた男性が建物の壁に沿ってなにか探しているような様子。

慎重に杖で確認しながら数歩進み、引き返す、また壁沿いに進み引き返す。何度か繰り返している。

どうしたのだろうか。点字ブロックをさがしているか、それともなにか困ったことが起きているのか。

 

信号が青になり、歩行者は周りにいっぱいいるのだけれど、誰も声をかけずに通り過ぎてゆく。

う~ん、どうすればいいんだ。

声をかけるべきなのか、声をかけて嫌がられたりしないだろうか、

何か困ったことが起きているようにみえるのは私の思い過ごしなのかもしれないし。

失礼にあたったら、声をかけることで不快な思いをさせてしまったら余計なお世話になってしまう。

 

で、私も通り過ぎたんです、横をね。

でもやっぱり気になり足を止め振り返って見てみると、やはり同じことを繰り返している。

戻りました、私。

戻ってその男性のそばに行き、声をかけてみたんです。

「あの、何かお手伝いできることありますか?」こんな感じだったと思います。

触れずに声をかけるということだけは覚えていたのでまずは声で意思表示。

 

で、その男性ですが、私の声かけに安堵したのがすぐに伝わってきて、

某店(ファーストフードショップ)に行きたいのだけれど入り口が見つからなくて探していたとのこと。

たしかに男性が行ったり来たりしていた建物の壁は某店(ファーストフードショップ)の壁で、

入り口は微妙な位置の階段の先の自動ドア、見えているとなんともない構造だけど、

目が不自由な人にはちょっとトリックっぽい構造になっているかもしれない。

 

声をかける意思表示をする意思の疎通をとる、そこまではいい感じで出来たのですが。

介助というか誘導というか、これ、やってみると難しいものですねー。

さきほども書いたトリックのようなカーブを描いた段差と階段、これが難しい難しい。

段差があるのを伝えるにも、その先段差がありますと言っても全然具体的な説明になってないし、

50センチ先に階段と言っても伝わるのか、こういうときは数歩先にというべきなのか、

なんて迷っているうちにもう階段、

言葉が追いつかない間に合わない。

階段も私は見えているから上がる階段とわかるけど、

目の不自由なその男性には階段といわれただけでは上なのか下なのかわからなかったはず。

反省しきり。

関して、いろんなことを考えてしまいました。