毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

17ページ 6行目 174

2016-07-09 23:50:50 | 本 2

 

昨日の疲れがでたのか、なんなのか、

私にしては珍しく体調不良で、まさかの胃もたれでトマトしかカラダが受けつけず、

眩暈まではいかないけれどふわふわ浮遊感で、

なんというかカラダとココロが合致してない感じ。

すっきりさせる方法、なにかないかと考えた結果、

夜のブック○フまで散歩がてら出かけ、先ほど帰ってきました。

いやぁ、本を2冊買ったら身も心もすっきり(笑)。

 

 

いつものようにこの10日間に読んだ本の17ページの6行目をアタマから書き写し、

あとは紹介にも感想にもならない雑文です。

今回は駆け込みセーフで併読本2冊追加できたけど、

本を手にする時間が少なかった10日間でした。

 

 

 

 

 深い疵/ネレ・ノイハウス 酒寄進一訳

 

 

6行目は文字なしでした。

登場人物がやたら多く、そのドイツ語の名前に四苦八苦、人間関係は複雑で、

中盤あたりまでは大変で何度挫折しそうになったことか。

でもね、これは「投げ出すものか」と危うくなるたび前に戻り読み返すという私としては丁寧な読み方で、

なかなか読み応えのある本でした。

教科書で習い知っているはずの言葉でも、その国に住む人たちの現在まで続く傷や葛藤に触れることってまずない。

選んでいるわけではないのだけれど、このごろ読む外国の小説に「ナチス」とか「ホロコースト」ってよく出てきて、

小説の面白さと、読むことで知ることができる国民感情など勉強になります。

次作を勢いで借りてきたものの、あまりにもこの本に苦労したので、まだ1ページも読んではいません。

返却期日までに間に合うんだろか・・・。

 

 

 

 

 

 世界地図の下書き/朝井リョウ

「給食でニンジン出たら、食べてな」

 

 

久々の朝井さん。なんと書いていいのやら。

 

 

 

 

 

 整形前夜/穂村弘

 私はお化粧をしたことがない。

 

再読の一冊なのですが、書いてある内容より、いかに私が忘れてしまっているか、覚えてないか、

ページを捲るたびに「え、こんなこと書いてあったっけ」が9割を占め、

覚えていたのは(というより、そういえばレベル)1割という事実が衝撃的で、

なんでも読み終えればそれでいいってもんじゃないぞと、

もっと丁寧に(読むべき本は)読まなければいけないなと思ったのでした。

といいつつ、これからも8割がた勢いで読む本ばかりなんだろな。

 

 

 

 

 洋子さんの本棚/小川洋子 平松洋子

   い感情を表現するための、言葉の可能性が示されていると感じます。

 

小川さん平松さんと、私の好きな作家の洋子さん二人がそれぞれの本棚から本を持ち寄り、

本や人生を語り合う対談集なのですが、これなかなかいい本です。

男の人が読むとどう感じるかはわかりませんが、なんだかやけに身近に感じる話が多くて、

本そのものの紹介よりそれに付随する話がとても面白く、どこかでこの本見つけたら買いますね。

巻末附録に「人生問答」があり、

「一夜をともにするとしたら誰がいいですか?」という問いに対し、

小川さんの「チャールズ皇太子です」には吹き出してしまった。

なぜダイアナではなくカミラなのか尋ねてみたいと。

いやぁ、わからないでもないけれど、それってもったいなくない?

たった一晩っきりのチャンスに選ぶ相手か?

人って面白いですねー。平松さんは光源氏を指名。

私なら誰にしよう。リチャード3世? 小川さんとどっこいどっこいか(笑)。

 

 

というわけで、読んでみたい本が山ほど増えてしまった174回目でした。