今日も暑い一日でした。
暑いとはかどる仕事、それは水仕事。
こんな暑い日だけは、お茶碗洗うのも気持ちいい。お風呂の掃除だってジャバジャバ爽快。
ただ、同じ水仕事でも、今日のやつはちょっと違うやっかいなやつでした。
あれは2日前トイレに入ったとき。
なんだかいつもと違ってどこからか水滴がぽちっぽちっとたれる音がしている。
ぽちょん… … … ぴちょん… … …
そう激しく続けざまに音がしているわけではなく、空白が数秒、滴がぽちょの繰り返し。
外部に水が漏れているのではなく、タンクの中で水が完全に止まりきっていないみたい。
でね、気になるけど何がどうなって水が止まりきらずに音がしているのかまったくわからない。
「たまたまかしら?たまたま今日は止まりきってないだけよね」と都合よくたまたま教信者となり、
その日はとりあえずそのままに。
でも気になるじゃない、多く見積もってもあのぽちょんの水滴だったら一日でバケツ1杯にも満たなそうだけど、
塵も積もれば山となる、滴もたれれば海となる。
マンションだしね、たまたま信仰だけで済まされるものでもないし。
ネットで検索すると、いろいろ詳しく載っているのには喜んだけど、
ほら、ずぶの素人でしょ、水洗トイレのロータンク内の構造なんて見たってわからない。
わからないなりにいくつものサイトを読んでいくうちと、なんとなく仕組みがわかってきて、
どうやらフロート弁のゴム玉が古くなっているので交換する、まずはそこからやってみようかと。
それでダメなら業者さんに来てもらうしかないかなと。
気になれば気になるもので、昨日は使用後は止水栓で断水に。
今日は家事を一通り終えた後、意を決しトイレに移動。
ロータンク(トイレのタンクはロータンクと呼ぶのだそう)の蓋を外そうとしたら、なんとこれが外れない。
わが家のトイレは手を洗えるタイプのやつで、タンク内で蓋と接続している接続管のクリップが
どう頑張っても外れなくてね、外れない、外れない、外れない。
無理に引き抜くのも問題なので、仕方ないので、タンクと蓋の間に手ごろな高さの箱2つを挟み、
接続管で繋がったままなんとか両腕を入れれる隙間を確保。ここまでですでに涙もんよね。
レバーにつながっているチェーンを外し、黒いゴム玉に触った途端、手が真っ黒。
ゴムが劣化しているらしく、叫びたくなるくらい真っ黒で汚い。
でも、ここで怯んでは私の負けだ、闘いはこれからよと自己叱咤。
真っ黒なゴム玉をつかみ、ストッパーから抜こうとしたら、さらに強敵の節水ドラムとやらが行く手を阻む。
何度真っ黒な手を洗い、パソコンのもとに走り調べたことか。
でもやればできるもんですね。
節水ドラムを外し汚いゴム玉(フロート弁)も外し、一応念のためにそれを袋にいれ、ホームセンターへ。
とったどー。きったないでしょ、何度洗っても黒いのが出てきます。
でもこれが日々トイレの水を出したり止めたりしてくれていたのかと思うと、深々と感謝。
ホームセンターで同じサイズのフロート弁を買い、帰宅後今度は逆の手順で取り付け開始。
本体写し忘れました。
タンクの蓋がはずれなかったので、僅か10cmほどの隙間から腕をつっこんでの作業。
今日はいったいどれだけの時間トイレにこもっていたことでしょか。
で、きちんと水は止まったかというと、止まっていると思います。
用もないのに何度もトイレに行っては耳を澄まし音を聞き、トイレの蓋(タンクの蓋じゃなくてね)を開けては、
水が流れてきていないかチェック。
いやぁ、業者さんに頼まなくてもなんとか修理できたかも。
「かも」がつくのは、まだなんとなく不安でたまたま漏れてないだけではないのかという、
新たなたまたまの教えが浮かんでしまったから。
わが家はこういうことは全部私がやっています。力仕事も修理も配線も買い出しも。
夫は出来ないというよりそれ以前の問題。
なんだか今日はまた一歩強く逞しい主婦になれたような気がしています(笑)。