最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

ニセコの沼めぐりとシャクナゲ岳

2011年09月04日 14時37分53秒 | 山歩き・散歩・温泉
8月の最後の日曜日はニセコの3つの沼とシャクナゲ岳を訪れた。
ニセコパノラマライン(道道66号)を岩内に向かって進み、レストハウスのある大きな駐車場に
車を停める。道路の向かい側が神仙沼の入り口だ。
駐車場の車の数はそれほど多くはない。

神仙沼(入り口)までは15分ほど。そこから木道が沼まで続き、周回するコースになっている。

神仙沼の木道

神仙沼だけの往復であれば40~50分ほど。
道はよく整備されていて軽装でもまったく問題ない。
ニセコの中でも最も美しいといわれる神仙沼は、その神秘的な趣きから神々や仙人が住むとされ、この名前が付けられた。

 神仙沼

次は長沼へ。神仙沼からは20分ほどで、名前の通りに長い沼が姿を現す。
岸は大きな岩が多い。岩に腰かけてのんびりしている人もいる。
沼の奥にはチセヌプリがどっしりと構えているが、この沼と山の構図は見ていて飽きることがない。

 長沼とチセヌプリ

沼の西側の林の中へ登山道は続いている。
ここからは登山以外の人は訪れることはない。気がつくと静けさに囲まれていた。
登山道が南北に長い長沼の南の淵に達すると、反対側からの長沼が姿を見せる。
南側は水の量が少ない。
ここから40分ほどで「ビーナスの丘」と呼ばれるチセヌプリとシャクナゲ岳との分岐点だ。
分岐点で水を飲んでしばらく休む。西に三つ見える山の一番左がシャクナゲ岳だ。
単独行の男性が急ぎ足で登っていく。もう少し休憩したかったがつられるように歩き出す。

 シャクナゲ岳

右にカーブした道は徐々に高度を上げて白樺山(シャクナゲ沼)との分岐に到達。
見上げる頂上まで後200㍍の標識があるが、この先には急斜面が待ち受けている。
大きな岩の間や岩の上を両手も駆使しながらよじ登っていく。

 頂上までは大きな岩をよじのぼる

途中で何度も休みながらもようやく頂上に達した。
アンヌプリの奥にある羊蹄山はそのほとんどが雲におおわれている。
トンボがたくさん飛んでいた。

 シャクナゲ岳頂上

単独行の男性3人がいた。1人は入れ替わるように下山したが、
残りの2人は「最後はきつかったですね」と汗をぬぐっていた。
女性2人組がやってきた。やはり上半身は汗でびっしょりだ。
山頂部が独特な姿をしている昆布岳を眺めながらのんびりとくつろぐ。
もう少し涼しければいいのだが、それでも高度感ある山頂からの展望は気持ちがよい。

 手前はチセヌプリ

下りもまた両手を駆使しながら白樺山の分岐へ。
シャクナゲ沼へはごろごろした岩の多い道を10分ほど歩く。
誰も人のいない沼の端に立つ。暑さが辛い。残りの水のほとんどを頭からかけた。

 静かなシャクナゲ沼

駐車場に着いたのは午後2時ころで、照りつける陽射しはまだ勢いがあった。


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