築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

春の味覚!!(笑)

2015-10-19 09:15:15 | Weblog
サンマは相変わらず細く、脂ものっておりませんが
季節はすっかり秋、本番!
今年はサンマはすっかり不調のようですが、イワシが当たり年のようですね(^^)
脂がのってておいしいです!

って・・・(^^;;)
そろそろマグロのお話を。。
秋本番!秋といえばアメリカボストン・カナダ産の大西洋天然本マグロ!!
今日の25本近く出ておりましたよ~
とにかく人気があります。大西洋は(^^;;)

出始めの夏場の大西洋とくらべ、秋も深まり魚も良くなってきました!!
ただそのぶん値段(相場)も上がってしまいましたが・・・
今現在、近海物が津軽海峡中心ですが脂があればヤケ!ヤケてないのは脂無し!!
といった感じでちょっと難しくなってますからね~
しかも値も高い・・・セリ残っていても浜値が高い。。。

だったら確実な大西洋ということなんでしょうね。大西洋が人気なのは(汗)
脂ものり方も近海物とはまるで違いますし、
「脂至上主義」
の今の時代では現在の近海物は名前、ブランドにすがるしか勝ち目はないと思います。
いろいろな情報によって一般の方々に刷り込まれたイメージというものはものすごいですからね!


その「イメージ」でかなりかわいそうな認識をされているのがキハダマグロ!!



キハダというと冷凍のツナ缶の原料になるようなイメージ、
マグロ類の中でもっとも『下』に思われている感じですが、本物のキハダを知っている方には
たまらない、本マグロ以上の『極上マグロ』なのではないか?と思います(^^)
キハダって、「物凄く美味しいキハダ」と「そうでないキハダ」の味の差が極端なんですよね~
で、ほとんどの方の認識が後者のキハダ!
しかもテレビなどで「本マグロ以上の極上キハダ~」なんて紹介されることもほぼ無いですし、
実際、どこかで口にされていても使っているお店側が「キハダ」のイメージを嫌って
「マグロ」としか表示していない場合なんかもあると思います。

そんな脂ののった九州宮崎の『上キハダ』
ここのところぼちぼちでているんですよね。
ご存知の方はご存知だとおもいますが、そう!「宮崎のキハダ」といえば
春のマグロ!春の風物詩!!
その春の味覚がこの時期に??ですが、まぁ美味しキハダがあってくれることは・・(笑)

もうぼちぼちマカジキも見ようかと思っておりますが、その前に
「マカジキの後??」のキハダがきちゃいました~

でも・・・おいしい♪


大間の大西洋も仕入れておりますが今日はキハダの勝ちですかね~(^^)
でもボストンもおいしそうですよ~