雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

語学留学でセブに行く20 週末の散歩1 闇市へ-セブの魚

2019-12-13 13:44:25 | Weblog
写真上の中央にみえるのが、電動ハエよけ機。留学中の日本では工業高校の教師をしているという男性は
「あのプロペラをみて感動しました。さすがアジア。手作りの工作機械の感じがとてもいい」
と絶賛。たしかに日本でも中国でもあまり見たことのない機械だが、発祥はどこなのだろう?
 写真下は公設市場の魚。魚の種類が明らかに違うのもおもしろい。

【週末の散歩】
 学校の敷地以外には歩きやすい道がない、という話を書きました。でもせっかくきたセブ島なので、周囲をみたい。そんな思いにかられて休日に周辺を散歩したときの話です。

 朝7時にホテルを出ました。ちょっと歩くと汗がタラタラと出ます。風は涼しい。
 5分ほど行った大きな交差点の脇に、いかにも土からむくむくと生えてきたかのような露店の市場があります。あまりにも雑然としているので、心構えもなく近づくとスラれるのではとの不安があって、いつもは遠目にみていたのです。

 目立つのが魚屋。小魚から南国独特のカラフルな魚が屋台の台の上に並べられています。市場から道路を挟むと、いつものセブンイレブン。スコールが降るとひどい水たまりができるその道を奥に進むと、町唯一の波止場があります。そのため、新鮮な魚が入手できるのです。

 魚の上では竹とんぼくらいの大きさのプロペラにビニールひもをつけた簡易な電動ハエよけ機がゆるやかに回っていました。それでも足りないのか、白髪を後ろにひっつめがみにし、薄手の布を巻いただけのようなやせたおばあさんが、必死にハタキでハエを追い払い続けていました。

 おばあさんは、同時に私にもうっとおしそうな目線を送りました。写真をお願いできる雰囲気ではありません(後々、おばあさんなしで、写真を撮らせてもらいました。)

 空心菜などの野菜はワラなどで束ねられ、水を張ったバケツに浸かっていました。鮮度保持のためのようです。

 ホテル周辺ではあれほどツアーだの両替だのとうるさく売り込みがあるのに、この市場の人はまったくしません。私がここでは買わない人だと見抜いているのです。観光客はホテル住まいで台所もないので、食材を買うことが少ないのでしょう。それにここは埃っぽく、日陰もほとんどないので衛生面も不安です。

 また、このすぐ先に大きな屋根つきの落ち着いた公設市場があったことから察すると、ここは営業許可のない、闇市だったのかもしれません。
 魚の種類も公設市場の方では、青みがかった鰹のような魚が多かったのですが、露店のほうはセブの地魚と思えるような、黄色みがかった魚のほうが多い。あるいは近海魚と遠海魚の違いかもしれません。見た目からしても価格差も大きそうです。

 ともかく市場に集う人々からさりげなく値踏みされ、観察されていることがわかります。なんとなく治安も悪そうなので、長居をせずに、次に脇道に入ってみました。
 (つづく)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 語学留学でセブに行く19 ... | トップ | 語学留学でセブに行く21 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事