たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

日本海の北海道④ 最北端の街へ・もう一つの岬、ノシャップ岬と最北の終着駅・稚内駅

2015-11-09 09:31:38 | 国内旅行


稚内公園の山を下って、もう一つ夕日の岬「ノシャップ岬」に着きました。
「夕日の岬」として知られています。





爺のついた時間は日没には、まだ時間がかなり残っている時刻でした。
灯台の脇からこれまで見たことがないような大きなカモメの一群が、飛び交っています。





海は一層、高波になっています。公園から見えた利尻連絡船が、
波間に見え隠れして進んでいきます。
ガイドさんまたつぶやく「この波では、観光の皆さん参っているだろうな」



日本最北端の駅にバスで到着しました。
駅の窓口で「最北端の駅到達」の記念証明と入場券を買いました。
道の駅「わっかない」も併設されていました。
鉄道の駅と道路の駅の同居・共存ですね。









隣りにある新鮮市場には「北の漁場」で水揚げされた、
カニ、タコ、サケ、礼文島の名産の礼文昆布などが並んでいました。







北海道遺産に登録されている「稚内港北防波堤ドーム」
波よけのために作られた高さ13.6メートル、総延長427メートルの大型防波堤で、
太い円柱と波の姿を思わせる曲線の連続する半アーチドームでで圧倒的な存在感で迫る。



かつて樺太(サハリン)へと渡る人のために、
稚内北埠頭が航路の発着場として使われていたとき、
道路や鉄道へ波がかかるのを防ぐ目的で建設された防波堤。



当時はドームの脇まで線路が伸びていて、
ドームの縁がホームになっていたとガイドさんの説明です。
昭和6年から11年にかけ建設された防波堤です。老朽化が著しかったため、
昭和53年から3年間、全面的に改修工事が行われ、景観がよみがったものです。

ドームの写真はフォトチャンネルにもアップしてあります。



市内へ戻りホテルに着くと西の空が赤く染まっていました。
ノシャップ岬で見たかった夕景です。



ロビーにはストーブが赤く燃えさかっていました。



夕食が終わるころには、ホテルの外は海鳴りを伴って烈風が音とを立てています。
海鳴りの音は一晩中やむことはありませんでした。
明日は小樽まで走ります。<この項続く>