虎ノ門ヒルズ:地上52階、地下5階、高さ247メートル
都内では東京ミッドタウンに次ぐ2番目の高層ビル。
東京・新橋、虎ノ門、神谷町、六本木地区は「森ビル」地帯です。
この地区に通っていた現役時代の楽しみはランチとマーキングでした。
新しく高層ビルが完成すると小用をかねてwashroom(要はトイレです)を観察します。
大建築物の見かけによらず狭間っ苦しかったり、たどり着くまでが迷路だったり、
最近はフリースペース、エントランスにはなく、ガードマンが見張って居たり、
ICカードが無いと入れなかったり、社用の無いものお断りという次第もあったりします。
そんなときは「なんだい! けち」などとつぶやいたりします。
小用足しにも差別化(小用?雇用格差)が進んでいるようです。
さすが全てが洋式のウォシュレットになっていて、
今でも一部に残る「駅便」のような和式は見かけませんでした。
雰囲気のよい作りになっていると、気持ちよく用が足せてきれいに使いたくなります。
清掃のおばさんが居たりすると「ありがとう」の礼もいいたくなります。
15年あまり通った、新橋、神谷町、虎ノ門は再開発の時代でした。
このほど、6月11日に「虎ノ門ヒルズ」が開業しました。
この超高層複合ビルの完成を見ないで完全引退してから2年、
虎ノ門3丁目地帯の古いビルの解体作業から、
基礎工事、鉄骨組み上げ途中まで、写真にも記録してあります。
よく通ったランチ屋も、愛宕山神社参道前の蕎麦屋さんも、この工事で消えました。
ヒルズ完成オープンのニュースはテレビや新聞で観ていましたが、
現場に行って、この目でみて見てこようと思っていましたが、
乃木坂の国立新美術館の展覧会に行ったので、帰路に立ち寄りました。
メトロ虎ノ門駅2番出口を上がると、見慣れていた光景が一変していました。
外堀通りの特許庁前から虎ノ門病院わきに、巨大道路が貫通しトンネルに通じています。
ヒルズ直下に行くと高すぎてカメラの仰角に収まりません。
エスカレーターで上がるとヒルズの公式キャラ“トラのもん”が出迎えてくれます。
1~4階までは、オープンカフェやレストランが並ぶ街路のようです。
若い娘たちがお茶しています。
現役をリタイアしてから、こういう席に入り込むのは、どうも気後れして入れない。
目的の小用を足してビルを後にしました。
新橋までの道筋、以前は目立たなかった古い事務所や店が、
ストリートに面するようになって「へーっ」こうなったの、なんて感心しながら歩くと、
正面には汐留シオサイトのタワービルが城壁のように林立して迫ります。
新橋烏森口に出て帰路に着きました。
いささか疲れました。たどたどしくてスイマセンでした。
機会を見てもう一度、同伴者を見つけて行ってみたいと思っています。
好奇心はアンチエイジングのサプリメント。