たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

湯煙りの露天に吹く雪風

2006-01-05 21:05:25 | 国内旅行


たにしさんも温泉に入らないかと、岩手・遠野に棲んでいる水辺の大先輩・河童のみみさんが写真を送ってきた。今年は特に雪が多く「湯治仲間」が少なくて寂しいと言っている。

越冬中の湧水田も温かいけど、露天もいいな。
でも、たにしは行けないんだ。

何故か、ここで突然に遠野の民話「たにしの出世」の末尾の一節を思い出す。
 こうして、ちいさなたにしから出世したおむこさんは、たにしの長者とよばれて、やさしいおよめさんと一緒に、末ながく栄えましたと、さ。


露天風呂 河童のサラに 湯のしずく
たにしがあぶ句を噴いた