ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ブカレストの日、555周年

2014-09-20 | ルーマニア・ブカレストの日常
 
 
1459年9月20日にヴラッド・ツェペシュ公がこの地をルーマニアの首都に定めてから555年。見栄えのする数字で555周年、街のあちこちにこの3桁のトリコロール(赤・黄・青)が飾られ、お祭りムードの一番上の写真は大学広場の交差点。ちょうど週末にあたることもあり、金曜日からの3日間、例年以上に盛大にブカレストの日のお祝い行事が催されました(例年はブカレストの日に近い週末にイベントを開催)。
 


たぶん一番盛り上がったのは、土曜日に国民の館前で行われたコンサート。入場無料で午後11時開始。近くの統一広場からナイトバス(3桁の数字の前にNがついているもの)が深夜まで走っているので、終電を気にせず出歩くこともできるけれど、習慣的にそんな遅くに外出しないワタクシ、マドモワゼル、明けて日曜日の『ブカレスト市(いち)』に出かけてみました。
 


旧市街に程近いところにあるチシュミジウ公園、深い緑とボート遊びも出来る湖があり、都心にありながら普段からゆったりとそぞろ歩きをする人たちが大勢います。
 


『ブカレスト市(いち)』とはいいながら、ルーマニア物産展。各地の代表的なお土産が集められています。どこの地方のもの、とは明言できないけれど、とにかくルーマニアのお土産がいっぱい。



代表的なお土産、手工芸品。手刺繍、手織りなど。


 
麻縄で編んだお面。魔よけらしいけれど、見てたらひょうきんで可愛い。



ルーマニアのお土産、でも、ブカレストっ子たちも見とれつつも品定め。



こういうふさふさの毛皮帽子が売られているのを見ると、やっぱりこの国の冬は寒いのだ、と。



これも代表的な陶器、ホレズ焼。



木工品。これらはすべて手作業のもの。



マグネットも、風景をかたどったものではなく、ルーマニアの伝統柄をモチーフに。



民族衣装のブラウスとスカート。手刺繍なので一枚200レイ(約6200円)ぐらいから。



リングラ・デ・レム、木のスプーン。これは飾りですが、シンプルなものは実際にも使い勝手がいいです。



いつの間にか私も大好きになった三色、ルーマニアでトリコロールと言えば「赤・黄・青」。ルーマニア国旗に使われている色です。



空き瓶を、乾燥した植物の葉っぱで飾ったもの。これも一つ一つ手作り。



同じ植物の葉っぱで、人形も出来ます。さて、何の植物でしょう?



答えは、トウモロコシ。その実は乾燥させ粉砕し、トウモロコシ粉になります。沸騰したお湯で煮て溶いて、ママリガ(イタリア料理のポレンタ)、ルーマニア料理の付け合せの定番に。



このコーナーで売られているこれらはすべて、植物の種。一番前が代表的なひまわりの種。買うときはしっかり大粒のものを選びましょう、でないと、一生懸命殻を割って食べようとしても中味がちっぽけだと食べた気になりませ~ん。ルーマニア人たちが屋外でひまわりの種を食べるとき、殻をペッペッとそこらじゅうに飛ばして食べているけれど・・・、あまりお行儀が良いようには思えません。あまりにも作法が悪いと、罰金を命じられることも(関連記事は『罰金か、掃除か』こちらから)



ぶらぶら歩いていたら、こんな装束のビラ配りの人たちにも出会いました。これは本格的なパレードの前座、午後からは民族衣装パレードです。


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ブカレスト近郊、森のトレイル42キロ

2014-09-20 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
日本では通常、森、イコール山、とイメージ出来るもの。ですが、バルカン半島の付け根に位置するルーマニア南部は広大なワラキア平原、そこに広がる木が生い茂ったところは、森になります。と言うわけで、ブカレストから南へ約30キロ、コマーナ(Comana)の森で行われるトレイルレース42キロに出走。
 


これ、完全に甘く見ていました。山では無いから、ほぼ平地に違いない、周りに木が生い茂っているだけのアップダウンのない土道、と思っていたら、穏やかながらも小刻みな上り下りがありました。森の中のトレイル道をたどり、2周回するコース。 

予想外のアップダウンにこれは大変、と、2周回目はGPSを高度表示に切り替え、数字が増えたり減ったりしていくのをつぶさに観測。標高20~80m辺りをいったりきたり、アップダウンだから登ったり降りたり、と言うべきか。標高100mを超える地点も2度通過。
 


と言うわけで、脚にくるコースでした。森の中は静かで、太陽も遮られ走っていてちょうどいい気温、5キロごとのエイドのほかには、誰にも出会わず。1周目はコースもわからなかったので男子ランナーと一緒におしゃべりしながら走ったけれど、2周目に入る前から単独に。足場の悪いところや登りの部分で歩きを入れながらも、ひとりの世界を堪能。
 


今日は余り頑張らず、山の中のLSDのつもりだったけれど、表彰台の真ん中に上がりました。ラッキーだったかな。


 


良い意味でルーマニアらしいな、と思ったことがひとつ。スタート前のコース説明のとき、フルマラソンの距離に少し足りないことが明かされ、ランナーの一人が「それはダメだ、フルマラソンなんだから、42キロでないと。」と言い出し、すぐさま距離調整が行われたのです。 
 


もともとのコースでスタート直後に湖の周りを1周することになっていたので、これが約1.3キロあることから、ここをさらに2周追加、合計3周することにして、40キロに満たなかったコースの距離を稼ぐことになったのです。参加ランナーもそれに賛同し、人数も多くなかったことから混乱も無く湖の周りを3周回。きちんとフルマラソンの距離(42.195キロ)ではないにしても、走りがいがある距離になりました。
 


コマーナの森は湿地帯もある大きな国立公園、トレイル道は散策するも良し、マウンテンバイクでも走れるし、自然の中に子供たちの遊具も作られ、バーベキューができるコーナーもあります。ここは泉も湧き出ていて、そのまま飲むこともできるのです。



ブカレストからとても近いけれど、意外と知られていないコマーナ、秋が深まる前に訪れてみるのもいいかも。



バス時刻表はこちら。所要約45分、8レイ。 


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