1459年9月20日にヴラッド・ツェペシュ公がこの地をルーマニアの首都に定めてから555年。見栄えのする数字で555周年、街のあちこちにこの3桁のトリコロール(赤・黄・青)が飾られ、お祭りムードの一番上の写真は大学広場の交差点。ちょうど週末にあたることもあり、金曜日からの3日間、例年以上に盛大にブカレストの日のお祝い行事が催されました(例年はブカレストの日に近い週末にイベントを開催)。
たぶん一番盛り上がったのは、土曜日に国民の館前で行われたコンサート。入場無料で午後11時開始。近くの統一広場からナイトバス(3桁の数字の前にNがついているもの)が深夜まで走っているので、終電を気にせず出歩くこともできるけれど、習慣的にそんな遅くに外出しないワタクシ、マドモワゼル、明けて日曜日の『ブカレスト市(いち)』に出かけてみました。
旧市街に程近いところにあるチシュミジウ公園、深い緑とボート遊びも出来る湖があり、都心にありながら普段からゆったりとそぞろ歩きをする人たちが大勢います。
『ブカレスト市(いち)』とはいいながら、ルーマニア物産展。各地の代表的なお土産が集められています。どこの地方のもの、とは明言できないけれど、とにかくルーマニアのお土産がいっぱい。
代表的なお土産、手工芸品。手刺繍、手織りなど。
麻縄で編んだお面。魔よけらしいけれど、見てたらひょうきんで可愛い。
ルーマニアのお土産、でも、ブカレストっ子たちも見とれつつも品定め。
こういうふさふさの毛皮帽子が売られているのを見ると、やっぱりこの国の冬は寒いのだ、と。
これも代表的な陶器、ホレズ焼。
木工品。これらはすべて手作業のもの。
マグネットも、風景をかたどったものではなく、ルーマニアの伝統柄をモチーフに。
民族衣装のブラウスとスカート。手刺繍なので一枚200レイ(約6200円)ぐらいから。
リングラ・デ・レム、木のスプーン。これは飾りですが、シンプルなものは実際にも使い勝手がいいです。
いつの間にか私も大好きになった三色、ルーマニアでトリコロールと言えば「赤・黄・青」。ルーマニア国旗に使われている色です。
空き瓶を、乾燥した植物の葉っぱで飾ったもの。これも一つ一つ手作り。
同じ植物の葉っぱで、人形も出来ます。さて、何の植物でしょう?
答えは、トウモロコシ。その実は乾燥させ粉砕し、トウモロコシ粉になります。沸騰したお湯で煮て溶いて、ママリガ(イタリア料理のポレンタ)、ルーマニア料理の付け合せの定番に。
このコーナーで売られているこれらはすべて、植物の種。一番前が代表的なひまわりの種。買うときはしっかり大粒のものを選びましょう、でないと、一生懸命殻を割って食べようとしても中味がちっぽけだと食べた気になりませ~ん。ルーマニア人たちが屋外でひまわりの種を食べるとき、殻をペッペッとそこらじゅうに飛ばして食べているけれど・・・、あまりお行儀が良いようには思えません。あまりにも作法が悪いと、罰金を命じられることも(関連記事は『罰金か、掃除か』こちらから)
ぶらぶら歩いていたら、こんな装束のビラ配りの人たちにも出会いました。これは本格的なパレードの前座、午後からは民族衣装パレードです。
ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑