秋のレースの手始めは、トレイルラン42.2キロ、標高差2350m。ひと夏レースを回避し、脚作りのトレーニングをしてきて、どちらかといえば夏の練習の仕上げ的、どれくらい脚ができたかな。コースプロフィールは、最高標高1954m、最低標高907m(スタート地点)、平均標高1284m、最大斜度登り38.1%、最大斜度下り40.4%、平均斜度登り11.1%、平均斜度下り9.6%。
平均斜度でわかるように、けっして急なコースではありません。「走れる」部分の多い、初心者向きのコース。25キロを過ぎて岩場をよじ登るようなピークハントがあるけれど、長くは続きません。つまり、力があればほぼ全コースを走れるトレイル。
「走れる」トレイル、と聞いていたので、トレイルシューズでも軽いめのもので出走、これは大正解でした。「走れる」トレイルは、すなわち「走らなければならない」トレイルでもあるのです。とはいえ初参加のコースなので、最初は様子見で軽い目にスタート。何度かルーマニアのトレイルレースを走ってきて、周りのランナーに顔見知りもいます。
途中、5キロほど往復して折り返す部分があり、順位を確認するとどうやら3~5位あたりで女子が続いています、私はその2番手。この部分、平らではないけれどかなり走れる部分。ここでひとつ順位を上げ、3位でのぼりに差し掛かりました。
下りはからっきしダメな私ですが、登りで前のランナーに追いつくことが多いです。細かなのぼりをじっくり登っていると、ピークハントの手前で女子2位のランナーに追いつきました。ここは大きなエイドもあり、少し栄養補給して、いざ、最大の登りへ。
それまでのコースが易しかっただけに、このピークハントにはちょっと参ったけれど、ルーマニアの大自然を感じされる雄大なハント。にょきっと出っ張った岩山が数たくさん。これをぬうようにして登山道があります。
ピークハントの手前に大きなエイドがあるだけに、そこまで車で上がってくることもできるので、家族連れでも登ることのできるチュカシュ峰。登山を楽しむファミリーが何家族もいたりして、ランナーが通るたびに道をあけてくれます。
「ドミショアラ、頑張って!」~このように声をかけられると、元気百倍。ドミショアラはルーマニア語でマドモワゼル(mademoiselle)、またはミス(miss)、若い女の人に分類されるとこのように声をかけてもらえます。「おばちゃん、頑張って=」と言われるより「お姉ちゃん、頑張って==」といわれると嬉しくなるのは、おばちゃんの証拠。
ピークハントの途中で、前の女子ランナーを抜き、岩場登りは単独女子2位で通過。と思ったのもつかの間、下りに差し掛かると、じきにまた抜き返され、私が転んでしまったこともあり、その女子ランナーは見えなくなってしまいました。
が、ピークハントを終え2度目の立ち寄りとなる大きなエイドで彼女に合流、少しゆっくり目にエイドに滞在していたようで、後から来た私が追いついたのです。ここからは下り基調のはず、案の定エイドを出ればすぐにくだりの車道が続いていて、ここは予想以上の急斜面、ブレーキをかけながら走るも、ここでついに彼女を振り切ったようです。
そこからのオフロードのくだりも何とか転ばずに走り切り、女子総合2位でフィニッシュ。ルーマニアのトレイル大会での最高位です♪優勝は昨年10月から負け無しのディアナ。ルーマニア・トレイル女子の双璧ジャニーナが産休中(6月に男児ビクターを出産、すでにトレーニング再開)ということもあり、最近のレースはディアナの独壇場。そこへ15分遅れで続いたのは、ワタクシ、マドモワゼル!!
いやあ、走り切りました。夏場にゆっくり山を登ったり下ったり、歩き走りの練習をしてきたので、オフロードの山のコースに慣れた、とも言えます。くだりをかなり飛ばしたのに、筋肉痛もありません。確かに全身はぐったり疲れているけれど、山のレースを充分に楽しみました。
明けて翌日、陸上世界選手権(in Daegu、韓国)で、日本男子チームがマラソンで銀メダル。偶然チャンネルを合わせたユーロスポーツの番組で表彰式の映像が流れてきて、日の丸が上がっているその様子、自分のトレイル初の銀メダルとあいまって、二重に嬉しかったです~。おめでとう、日本男子チーム!!(同じ銀メダルでも、値打ちはぜんぜん違うけどね==)
おことわり:
チュカシュの写真はおってアップいたします、また来てね!
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六甲山での練習が少しは役に立ったかな?
赤穂トライアスロンは年代別3位でした。
今日から4日間中国です。
大会ではないよ(笑)
中国は、お仲間と出会うたびだったのでしょうか?それとお願いがあります、私も気をつけてみているのですが、HKマラソン、エントリーが始まったらぜひお知らせ下さい。乗り遅れないようにしなくては==。(来年の開催日は、2月の第1日曜、と情報を得ています)