MFで細い枝を渡りながら枝先の小さな木の実を採餌するカワラヒワ(全長14cm)です
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手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の分布図を見ると本州、台湾を除く中国、朝鮮半島で留鳥、北海道、樺太、千島列島、カムチャッカ半島で夏鳥(繁殖)とあります
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また別の図鑑「山渓ハンディ図鑑7 新版日本の野鳥」の分布図にも台湾は含まれていませんでした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/f1/1a751a297b1917e67c764aa9727f52f7.jpg)
しかし、北海道根室市に1月に出かけた際、このカワラヒワの群れをよく見かけましたので、冬季の北海道には分布しているよう(夏鳥ではなく留鳥か)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/77/01fc20643465393f89e9dd181bf39525.jpg)
そこで台湾にも分布していないかどうか図鑑「台湾の野鳥300図鑑」でカワラヒワを探すと、ちゃんと記載がありました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/69/6fd6b6e03546e7c03cf34ca55dd5119f.jpg)
<カワラヒワは漢字で金翅雀、中高海抜の針葉樹林から平地の農耕地、田圃、海岸地帯の樹林で見ることができる>
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<習性は活発で、群れで田畑で採食する活動様式はスズメに似ている>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/83/b503d66e52a7700fa9f525fdf1416ccf.jpg)
<冬鳥として渡来し観察時期は10月から翌年4月まで。また春と秋には旅鳥としても渡来し、渡りの季節は海岸地帯の樹林で見ることができる>
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/eb/093794667374de24d8580746a611d88d.jpg)
ということで、日本の野鳥図鑑の分布図に誤りがあるという話でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c2/88095a552a12db708a30748a498b433e.jpg)