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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



昨日の記事に続いてダイサギの飛行写真と一緒に皮膚の「ウロコ」が変化したものという鳥の羽毛について最近読んだ本から紹介しましょう・・・<・・・>が本の引用部

<鳥の羽毛の中で最大の風切羽や尾羽は正羽と呼ばれる>

<正羽の中心軸(羽軸)からは左右に平行に伸びる羽枝があり、そこから細かな小羽枝が規則正しくつながって一枚構造の羽毛をつくっている>

<小羽枝の先端部分にはフック状の鉤があり、近くの小羽枝に引っかかる形でつながり、全体としては一枚の羽毛になる>

<乱れた羽毛は、この鉤が外れた状態で、鳥はそれが気になってクチバシを使って(羽毛をきれいに直す)羽繕いをする>

<体の表面を覆う体羽が皮膚から生えているのに対し、正羽の風切り羽は強い力に耐えられるよう翼の骨から直に生えている>

<鳥の風切羽や尾羽には「ねじれ」があり、羽弁の左右の長さと形が異なるなど非対称になっている(始祖鳥の風切羽も非対称構造だったので飛翔力があると考えられている>

<羽毛の総数は、少ないセキセイインコで2~3千枚、スズメやブンチョウで2~4千枚、多いのはハクチョウで2万5千枚もある>

<飛翔時の推進力となる初列風切は多くの鳥で10枚、しかし9枚や11枚以上ある種類もいる。また左右対称となっている尾羽は4~10対(合計では8~20枚)ある>

参考文献「鳥を知識る」細川博昭著



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