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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



いつも野鳥撮影しているMFに渡来してきたオオルリ(全長16cm)の飛行写真です。この機会に世界のオオルリ(英名flycatcher)の仲間となる青い鳥を探してみました。

まずヨーロッパの野鳥図鑑にあるflycatcherの仲間は、オジロビタキのような上面が灰褐色か、濃い灰色の鳥ばかり。

ヨーロッパの野鳥図鑑で青い色の野鳥はカワセミくらいですが、カワセミは腹部の赤褐色が目立つので青い鳥とは言いにくい。

幸福の青い鳥を探しに行くというメーテルリンクの童話は、「青い鳥」がヨーロッパに存在しないから成り立つのでしょう

一方日本の野鳥図鑑にはオオルリ、コルリ、ルリビタキと青い鳥が3種記載され、日本に青い鳥は実在します

ちなみに東南アジアの野鳥図鑑で青い鳥と呼べるflycatcherは20種以上、熱帯、亜熱帯地域ではごく普通の野鳥です

北アメリカの野鳥図鑑で青い鳥と呼べるflycatcherの仲間を探してみましたが記載はありませんでした

しかしホオジロやツグミの仲間に体色が青い鳥が数種類いるので(青い鳥は存在しないという)メーテルリンクの童話は北米では成立しないかも

オーストラリアの野鳥図鑑ではムシクイの仲間とされる青い鳥が記載されていましたので、やはりメーテルリンクの童話は成立しないようです



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