いつも野鳥撮影している場所(マイフィールド・略してMF)の水路に突然シギが飛んできたので急いでフレームに入れ連写。
シャッターを押していた時にはトウネンかと思っていたのですが、写っていたのはハマシギ(全長21cm)でした。
トウネンの翼帯とハマシギの翼帯はよく似ていますが、クチバシの形状で識別できます。
図鑑(日本の野鳥590・平凡社)によれば<ハマシギ旅鳥または冬鳥として全国に渡来。干潟、河口、砂丘、埋め立て地、水田などに生息>
MFにも例年10月下旬から11月上旬にかけて数十羽の群れが渡来し、通過してゆきます。
MFへの他のシギチドリの渡来は8月上旬から10月上旬が多いので、ハマシギは最も遅く渡来するシギですね。
MFにハマシギより早く渡来するシギ達は東南アジアやオーストラリアまで渡るものが多いのですが、上記図鑑によればハマシギの越冬地の南限は中国南部とか。
そこで中国の野鳥図鑑(john mackinnon guide to the birds of china)を見るとハマシギの越冬地は日本本州以南、韓国南部、台湾、中国南部、バングラディッシュとあります。
ハマシギは寒さに強いシギなのでしょう。