野鳥・旅行・観光・テニスなど趣味の写真ブログ
ROSSさんの大阪ハクナマタタ



近所の公園の枯れ木に全身褐色のムクドリ集団が止まっていました。その中にやや小型で白黒模様の1羽が混じっています。・・・左に飛び出した白黒模様の1羽

ムクドリ集団もすぐに一斉に飛び出し、白黒模様の1羽と一緒に近くのナンキンハゼに止まります。

そのあとナンキンハゼのテッペンに移動した白黒模様の1羽は、ムクドリより小型のコムクドリですね。

手元の図鑑(日本の野鳥590・平凡社)の分布地図によれば、コムクドリの繁殖地は日本と樺太南部、千島列島という狭い地域です。

越冬地はフィリピンとボルネオ島北部。従って世界中でコムクドリを観察できるのは上に挙げた地域のみです。

英国の野鳥図鑑(collins bird guide)のムクドリ( Starling )科にはホシムクドリ(common Starling )を含む3種が掲載されています。

そこにはムクドリ(White-cheeked Starling )やコムクドリ(Chestnut-cheeked Starling)はありません。

ちなみに最近都市で生息数が増えているムクドリは、日本と朝鮮半島(留鳥)および中国(北部で繁殖、南部は越冬地)だけに生息。

また米国の図鑑(field guide to the birds of north america)のムクドリ( Starling )科にはホシムクドリ(european starling)だけでした。・・・欧米のバーダーが来日すれば何としても見てみたい野鳥の一つでしょう。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )