この日、東よか干潟に12羽(ヒガサスの掲示版)渡来してきていたオグロシギの飛行を撮影してみました。
多くのシギチドリが集団で飛行する中からオグロシギを見つけるのは大変です。
しかし、止っているオグロシギが少しだけ飛び上がる場面がありました。
オグロシギはオオソリハシシギとよく似ていますが、翼を広げると白い翼帯があり、尾羽根の後ろ半分が黒いので識別できます。
またオグロシギのクチバシは直線的ですが、オオソリハシシギのクチバシは、やや上向きに反っています。
環境省の2019年秋の全国シギチドリ類一斉調査記録によればオグロシギ129、オオソリハシシギ438となっていて、オグロシギが圧倒的に少ないようです。
そのオグロシギが一度に12羽も渡来しているのが全国最大のシギチドリの渡来地「東よか干潟」なのです。
但し、止っているオグロシギを見ることができても、翼の白帯や半分だけ黒い尾羽根を見るのは容易ではありません。
飛び出すまで辛抱強く待ち続ける必要があり、撮影できるかどうかは忍耐力が決め手となります。