サントリーの「日本の鳥百科」というサイトを見ると、アマサギは「水田、沼地、草原などで餌を探し、干潟など海岸へは出ません」とあります。
ところが先日、大阪市内の干潟にアマサギが渡来してきていました。周囲にいるのは代表的な干潟の野鳥ハマシギです。
恐らく越冬地から繁殖のために日本に渡来したばかりなのでしょう。・・・足下には絶滅危惧Ⅱ類指定のアカアシシギも
この公園の干潟にいつもいるアオサギの後ろに移動するアマサギ。アマサギの足指は長いですね。
アオサギとアマサギ。アマサギの後方から風が吹いて薄茶色の冠羽がめくれ、その下に白い羽毛が。
アマサギの右下にアカアシシギが写っていますが、干潟に来ることが少ないアマサギと干潟の絶滅危惧種アカアシシギのツーショトは珍しいかも。
環境省鳥類標識調査のHPには<夏鳥のアマサギは日本で繁殖し、多くは冬に南へ移動しますが、中でもフィリピンが重要な越冬地または中継地であることがわかりました>この個体もフィリピンからかも・・・翼と尾羽根が純白であることがよく判ります。
また<さらに留鳥といわれているコサギも国内で越冬する個体ばかりではなく、フィリピンなどの遠方に移動して越冬する個体もいることがわかりました>・・・アマサギが翼を広げて飛行すると、背中の薄茶色の羽毛が無ければ、コサギとそっくりですね。
アマサギは程なく干潟から飛び去ってしまいました。・・・他のサギの仲間と同様、首を折り曲げて飛んで行きました。