早朝、近所の公園に行ってみると猛禽類のチョウゲンボウがいて、その足元に白い羽をむしられた獲物が横たわっていました。
120mくらい先の干潟なのでよく判りませんが、羽の色から想像すると、この公園に多数飛来してきているキアシシギではないでしょうか。
キアシシギは、南の越冬地からシベリアなどの繁殖地に渡る途中に飛来する旅鳥で、大阪府レッドリスト2014年の準絶滅危惧に指定されている野鳥です。
チョウゲンボウが獲物の肉を引きちぎって食べていました。
先日のNHK放送では、環境省の絶滅危惧ⅠB類に指定されているライチョウの天敵がこのチョウゲンボウと紹介されていましたが、ライチョウの減少は生息環境を大規模に破壊した人間活動が原因でしょう。
ところで、この公園にいる羽の白い野鳥にはキアシシギの他にアオアシシギがいますが、これはチョウゲンボウにはちょっと大きすぎるかも知れません。(上がアオアシ、下がキアシシギ)
また小さな野鳥としてシロチドリもいますが、これでは小さすぎるでしょう。チョウゲンボウの狩りの対象としては、やはりキアシシギが最も可能性が高いようです。
食事を終え、満腹したチョウゲンボウは、干潟からゆっくりと飛び立ちました。
チョウゲンボウの飛行を撮影しようと追いかけましたが、そのスピードにカメラのオートフォーカスが追随できませんでした。