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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ハスの名所として有名な草津市立水生植物園のビデオライブラリーで、唐招提寺には鑑真が中国から伝えたハスをはじめ、多くの種類のハスがあるとの説明を聞いたことを思い出しました。

 

そこでハスが開花する季節、梅雨の中休みの晴れ間を狙って、世界文化遺産に指定されている唐招提寺へ行ってみることにしました。



 

公開時間より15分早い8時15分に南大門に到着すると、もう女性観光客が一人待っているではありませんか。



 

キッカリ8時30分に入り口が開いたので、大修理が終わったばかりの金堂を拝観し、その左手にあるハス池を目指します。



 

ハス池のハスにはまだ花がついていなかったので、これは本坊のハスですが、黄色い花托とそれを包む花弁が見事です。



 

そのまま奥に進み、通常は公開されていない本坊の中に入ると、鉢植えにされたハスの株がずらりと並んでいました。



 

清少納言は、枕草子の中で「心地よげなるのも 池のハチスの 村雨に逢いたる」と書いていますが、ハスの葉の水滴を1000年前の女性が表現した筆力に驚かされます。



 

ハスの展示がある本坊前の小道を東側に進むと、鑑真像が鎮座する御影堂、その先に鑑真廟があります。



 

素朴な古い門を潜ると、鑑真廟への参道の両側に苔むした庭園が広がります。



 

本坊にあった鮮やかなハスと、渋い緑の苔とのコントラストはどうでしょう。


 

杉の木立とモミジの若葉の下に柔らかく広がる苔の地面、さすがに世界文化遺産に指定された寺院だけのことはあります。



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