いつも地下鉄難波駅で下りて御堂筋を本町まで徒歩通勤していますが、たまには戎橋をスタート地点として心斎橋筋を散歩してみることもあります。
道頓堀を戎橋の上から見ると天神祭が近いせいか、両岸に提灯がずらりと飾られていました。
また天神祭に備えるためか、宗右衛門の入り口にある看板の蛍光灯の交換をしている人もいます。
さて、心斎橋筋を一気に進んで長堀通り交差点まで来ると、明治42年に完成した心斎橋の欄干を見ることができます。
欄干の柱材には、「明治42年10月架 志んさひばし」と彫ってあるのは、101年前に小西荘次郎が破産するほど精魂込めた石材でしょうか。
心斎橋の北側からも交差点の写真を撮っておきましたが、この交差点で信号待ちする人がいないのは珍しい光景でしょう。
明治末期の心斎橋筋北詰は、アーケードに心斎橋筋と掲示された看板のある交差点までだったようです。
そこから左に曲がると、遊郭のあった新町に向かうルートとなり、今もこの道路は西に向かってまっすぐ伸びています。
さて、御堂筋に出て、本町通との交差点の手前まで来ると、高層階にセントレジスホテルが入る本町ガーデンシティビルのバリケードが撤去され、歩道が広々としています。
どうやらビルの1階から地下鉄に連絡するエスカレーターが開通しているようで、近所のサラリーマンがもう利用していました。
本町駅周辺には、地下鉄改札口から地上に出るエスカレーターは今まで殆んど無かったので、足の弱い人には朗報です。