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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



家内の実家は、ホテルからタクシーでちょっと走った場所にあり、昔はかなり賑やかであったというが、今では全戸数が40戸の過疎の集落となっている。



産業としてはイカ漁を中心とした漁業くらいしか無いが、乱獲が続いて水揚げは減り、さらに燃料の高騰でどこも経営は苦しいようである。

廃止された郵便局



港には、巨大な集魚灯をいくつもつけたイカ釣り船が数隻係留されていたが、これからも頑張って貰いたいものである。



さて、ホテルで宿泊した翌日、菱浦港のショップで調達したヒオウギガイ、サザエ、ニイナを実家に持ち帰り、早速調理してみた。

まず色とりどりのヒオウギガイは、殻から身を外し、刺身と春雨を入れたニンニク炒めとしてみた。



ヒオウギガイの刺身は、ちょっと塩味が強いが、生きた貝独特の強烈な磯の味がして、先祖から受け継いだ古代からの味覚が呼び戻されて実に美味い。

春雨を入れたニンニク炒めは、以前中国広州に駐在していたとき、春雨とホタテのニンニク炒めが美味かったので、真似をしてみたのであるが、広州の味と同様に貝の旨味が春雨に染み込みこれも美味い。



次にサザエであるが、金槌で固い殻を叩き割って中身を取り出し、半分を刺身とし、残りをサザエの炊き込みご飯としてみた。



生きたサザエの刺身は、コリコリとして美味いが、ご飯の中のサザエが柔らかく炊けて、これがまた絶品であった。

市販のサザエご飯は、具のサザエが硬くて美味しくないが、これは新鮮な生きたサザエを使っていないからであろう。



ニイナは、塩茹でにしてから殻から身を外し、お米と一緒に炊いてニイナご飯としてみたら、サザエと違った貝の旨味が何ともいえない。



ニイナの残りは、焼きそばの中に入れる具にして食べたが、これも美味い料理であった。



サザエやニイナには脂肪分が無いので、菱浦で調達した黒毛和牛の霜降り肉も焼いて、貝料理と一緒に食べてみたら、柔らかくて和牛独特の脂の甘みが美味い。



海士町で生産される黒毛和牛の肉質は、東京市場でも最上級に評価されているという。


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